2015/10/27

1139【横浜名ばかりマンション傾き事件】真犯人は設計も監理も施工もグルでやった三井住友建設とようやくわかったぞ

1136【横浜名ばかりマンション傾き事件】の続き
http://datey.blogspot.jp/2015/10/1136_22.html

●横浜傾きマンション設計監理者は三井住友建設だった
熊五郎:ご隠居、分りましたよッ、ほれ、これこれ、。
ご隠居:おや熊さん、騒々しいねえ、なにごとだよ。
:ほれ、例の傾いたマンションのことで、、、
:あ、またその話かい、わたしゃもう飽きたよ。
:まあ、そう言わないで聞いてくださいよ。この前に話した時、設計者が分らないと言ってたでしょ。それがネット探ししてたら、わかったんですよ。
:おやそうかい、だれだった?
:ほれ、ここに設計施工三井住友建設って書いてあるでしょ。これは事業主の三井不動産の発表資料ですから確かでしょうよ、10年も前だから、始まる時なんでしょうね。
:そうか、やっぱり、設計は三井住友建設だったのか。で、工事監理者は誰だい?
:そりゃ書いていないですね。いないのかなあ。
:法律で決まってるから、いないことはないだろう。一般には設計者と監理者は同じにするから、それも三井住友建設だな。
:ということは、三井不動産は、設計も監理も工事も全部まとめて三井住友建設と契約したんですね。設計監理料をケチって工事費に一切を含めたのかな。



●もしかして設計ミスを握りつぶしたのかも
:あ、そうだ、もしかしたら、問題の基礎杭も設計ミスで短くて、支持地盤に届かないものだったのかもしれないね。
:ということは、杭工事をした孫請けの旭化成建材は、設計通りに仕事をしたってことになりますね。ちっとも悪くない。
:そうとも言えないがね、現場で杭が支持地盤に達しているかいないか確かめないままに、ボンクラ工事したんだろうな、それはそれで違反行為なんっだよ。設計通りにするとおかしい、と気が付いたら報告する義務があるね、そして指示を受ける。
:誰に報告するんです?
:日立ナントカってところにね、そこから元請けの三井住友建設に報告し、そこから設計監理者に報告して設計変更の指示を受けるんだな。指示はその逆ルートで伝わる。ここでは旭、日立、三井という3段階だな。
:じゃあ、三井住友建設は設計監理も工事も一緒だから、工事現場監督が設計監理もやってたんでしょうね。
:そうだろうね、ところが工事現場監督に報告された基礎杭データを見ても、設計ミスだってことに気が付かなかったんだろうな。
:もしかしたら、気が付いたけど自分ところのミスだから、握りつぶしてデータの偽装をさせたのかもしれませんね。
:おお、その可能性が大きいね。設計監理者と施工者がグルになってりゃ、設計ミスが分らないか、分っても無視って不正が起きるかもなあ。
:そうか、設計監理と工事と別々にやるなんて、めんどうなことと思ってましたけど、実はそうやって、立場の違うものがチェックしてミスや不正を防ぐようにするシステムなんですね。それが同じ会社の者じゃあ、甘くなるのは当然ですね。
:だから、設計監理者と施工者とを分けて、厳しいチェックの目を入れる必要があるよ。

●設計施工グル方式新国立競技場も傾くか
:あれ、ここにデザイン監修IMNNPACT DESIGN INC.って書いてありますよ。ここが設計じゃないんですか。
:そこは、たぶん、三井住友建設の下請けで、外観とか玄関ホールの内装デザインとかをしたんだろうな。
:それって、三井じゃデザインが下手なんで、見た目の格好をつける役目ですかね。
:まあ、そうなのかもなあ、超高額商品だから見た目の良さが大切なんだな。
:ところが実は見た目はよくてもすぐ壊れる商品、マンションてのも誇大広告用語だし、建て直しはほとんど無理だし、文字通り「名ばかりマンション」ですねえ。
:世間は末端業者の杭工事屋ばかりおっかけて、大元の設計監理施工した三井住友建設の責任を追及しない何故かねえ、ここが設計施工した名ばかりマンション全国調査をしろって、なぜ言わないのかねえ。
:それに設計監理者と施工者が同じでよいのか悪いのかって、その基本的な問題も誰も言いませんね。
:そういや、あのやり直しになった新国立競技場コンペも、設計者と施行者が一応は別だけど、最初から談合してグルになって応募せよって新条件だよ。大丈夫かね、傾くんじゃないかねえ。
:競技トラックが坂道になったりしてね。そうしたらご隠居は、また張り切ってイチャモン書んでしょ。
:うん、ありがたいことだよ、世の中いろいろ揉めてくれるから、年取ってもボケてるヒマがないね。

(追記20151112)今朝に新聞に、三井住友建設が初めて謝罪したとの記事が出ている、いまごのになってかよ~。


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