2016/01/04

1161【横浜ご近所探検】2016年横浜港の喧騒なる年越し風景と大通公園で孤独野宿男の年越し風景

 久しぶりに、大みそかの真夜中に、息子と二人で外出した。生れが生れなので(生家は神社)、初詣の趣味は全くない。ちょっと港あたりの年越し風景見物である。
 いつも年越しの港の汽笛をうちで聞くだけなのを、今年は港で聞いてみるかと思ったのだ。


2016年1月1日午前0時0分の遠花火
 横浜港の象の鼻から赤レンガ倉庫あたりをぶらぶら、大勢の人たちがやってきている。年越しのカウントダウン花火をチラと見て、なりひびく汽笛を聴く。
 もう帰ろうと馬車道を歩けば、なんといろいろな店が開店しているのに驚く。居酒屋、コンビニ、ファストフード、カラオケ、なんだか安っぽい店ばかり、こうやって年越しで働く人たちが大勢いるんだ。

 ちょっと一杯やっていくかと、沖縄居酒屋に入った。わたしたちのほかには誰も客がいない。朝の5時までやるそうだ。
 古酒とソーミンチャンプルーで温まって店を出ると、もう1月1日午前0時半ごろになっている。

 人影のないさびしい大通り公園を歩けば、公園の真ん中に街路灯の下に野宿男が一人、石とタイル張りの冷たい床に座り込んで、まわりをたくさんのビニル袋入り荷物群で囲い、ぽかんと寒空を見上げて年越しする姿に出会った。
 ついさきほどまで、港あたりではカウントダウン花火で、大勢の人たちが幸せそうに寄り集まっていた風景と、ここの風景との落差になんだか寒くなってきた。そう、あれはオレかもしれぬ。

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