指揮者、歌手、コンマス間のヤリトリが何度もあって、話は聞こえても内容は隠語みたいで門外漢には分らないが、なんだか面白い。
なんせ平土間ホール全部が舞台兼オケピットで、わたしたち見学席も合唱の隣りで、指揮の川瀬健太郎がこちらを向いて振っているから、表情と身振りがなにを指揮しようとしているのか、門外漢にもなんとなくわかる。いつもピットの中の背中しか見えないけど、こうやって指示してるのかあ、。
観てるすぐ横で、幸田浩子、安田麻佑子、鈴木准、萩原潤などの名歌手がいれかわりたちかわりして、オケとともに名曲を繰り返し演奏してくれるなんて、いいなあ。
12時に始まって、見学者は2時間で追い出されたが、このあと4時頃に学校を終えた小学生が加わるそうだから、何時までやるんだろうか、けっこう長丁場だな。
能にも「申し合わせ」って、オケ合わせみたいなのがあるけど、長い長い歴史的積み上げがあるし、公演が一回のみのいきなり本番勝負主義だから、観たことはないけどこんなに細かくやらない。
でも考えてみると、能ほどじゃないけど魔笛だって長い長い歴史的積み上げがあるはずなのに、やっぱり能とオペラは演出の根本的な主義が違うんだろうなあ。
実はこれって、11日の横須賀芸術劇場(昔々これの計画やった)公演の、天井桟敷みた
よこすか芸術劇場 舞台から客席を見る |
こんな平日の昼間に、こんなもの観に行くのは、若い声楽志望女性ばかりなんだろうな、ヒマ老爺が徘徊ついでに入ったら妙な目で見られるかもと、ちょっと案じてたけど、見学者14名の内、爺さんが6名もいて安心した。
だが、会場をどう見まわしても、わたしが最高齢者のように見えた。最近はいつもこんなんだよ、いやンなるよ。
次に何かオペラ公演をやるなら、またオケ合せを見せてくださいと、アンケート用紙に書いておいたから、こんどは本番よりもこれを目当てにチケットを買おうっと。県民ホールさん、よろしく。
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