TVをまったく見ないから、世間のことは新聞とネットで知る。当然のことに世間知からどんどん遅れるが、それがどうした、。
今日は大晦日、例年の如く年末の新聞となると、どこのページも今年の回顧雉だらけ、いいかげんにせえよ。読むところないけど、現段階の自分の世間知レベル記録のために、今日大晦日の新聞広告にケチをつけておく。
なんだこの広告は、同じ顔の若い女性たちが並んでいるけど、はは~ん、これはひとりの女性を何度も撮影して、デジタル加工して一枚にしたんだね、いや、そうでもないか、それぞれ別人かもなあ、それにしても同じ顔の人をよく集めたもんだね、何の宣伝広告か分らないけど、近ごろは個性を発揮することは好まれないのかしらねえ、同じ顔、同じ髪型、同じ化粧、同じ服って、はずかしいよなあ、まあ、なんでもいいや。
小さな字の解説を読んだら、どうやら「日向坂46」(ひうがざか?ひなたざか?ヨンジュウロク?シジュウロク?フォティシクス?)というグループで、今夜のNHK紅白歌合戦出演の宣伝らしい、ふ~ん、数を揃えりゃ何とかなるさってことか、まあ、どうでもいいけど。
そういえば、「紅白歌合戦」とは懐かしい。むかし昔にTVを観てた頃もこの番組を見たことはないが、いったいつごろ始ったなかなあ、男女を「紅白」と分けるのも、「歌合戦」と言うのも、今じゃあ死語にちかくて、ここだけで生きているのかもしれない、いまじゃあ男か女か判別することさえも難しい時代なのよくやってるなあ、あ、もしかしてもう男女に分けずに混合して、単に赤白組み分けかもなあ。
なんて思いながらページめくると、その歌合戦の出演者一覧表83人(組)が乗っているのだが、ほとんどが見たことも聴いたこともない歌手ばかり。なるほど歌手名を見たただけでは男女区別は不可能だ。
実はその知らない中で、歌手名と曲名の両方を挙げることができるのがたったひとり、「石川さゆり:津軽海峡冬景色」、もともと日本歌謡にまったく興味ないわたしでも(ほんの一部でも)知るほどの有名な歌であったのか。
もうひとり紅組最後出演の「MISIA」、話声も歌声も知っている唯一のわが耳の現役歌手である、実は夜遅く寝入りばなに聴くNHKFMにしょっちゅう登場する人で、お顔を知らないが声だけ知っている、あ、そうだ、今晩はお顔を観てみるか、もっとも、わたしがラジヲで聞く「ミイシャ」なるお人と同じかどうかわからないが。
男組の最後登場に「嵐」という芸名があり、いつだったかやはり新聞広告でグループ写真を見たことがあるが、冒頭の女性グループと同じで、よく似た男をおおぜい集めたもんだと思った。今の芸能界は個性を求める時代ではないらしい。
出演者一覧を見ると、ローマ字記載の芸名が多くいて、そのどれもが英語風であるのが、なんとも興味深い。戦後の日本の歌謡界はアメリカンポップスのマネゴトから始まったが、今もそうなんだろうか。
もうそろそろハングル文字とかチャイナ簡体字の芸名が出てもよさそうな時代と思うのだが、歌謡界はそうでもないのか。
さて、明日は2020年元日、新聞は例年のごとくにぶ厚い紙屑の束がドサッとやって来るだろう。広告だらけ、記事はあっても内容がまったく無くて、TVを観る気がしないのと同じで、ほとんど読むところがない、
あれってなんとかならないものかしら、毎年いい加減にしろよっと言っているのだが、あんな紙屑は要らないから、その分を新聞代を安くしろよ、でなきゃ、新聞休み中3が日かかって読む分量の、小説本1~2冊分を載せろよ。(2019年12月大晦日)
(追記20200101)結局は大晦日に紅白歌合戦を見なかった。元日の新聞は毎年恒例の紙屑の束が来たが、唯一の面白い記事は、15億円の費用をかけて2019年最後を飾るカルロス・ゴーン日本脱出大冒険ニュース、すごいなあ、ghosn has gone!、これで助かってるのは、ケチくさい博打場開設汚職の国会議員だね。
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