政界は今、自民党の著名議員たちの統一教会汚染が次々と暴露されている。政府大臣たち、衆議院議長、自民党役員、もうどうしようもない。
それらの議員の弁解の歯切れ悪さが、さらに汚染度を深めるようになり、格好のニュース種になる。有権者としてまことに困るが、面白いことでもありヒマツブシになる。
中央政界ばかりでは無くて、じつは地方議会も汚染が多いとのこと。要するに右派保守層に統一教会が選挙応援を通じて浸透しているらしい。
無償で選挙ボランティアをやってくれるのだから、議員には美味しい人たちだろうが、おいしい食い物には毒があると今頃になって知り慌てる。
なにしろ反社会的団体が、優しい真面目なボランティアおばさんになってやってくるのだが、このおばさんたちのまじめさの裏にカルトが控えているのは、いったいどう考えればよいのか。
学生時代のことだが、東海道線の中で日蓮正宗の大石寺参拝のおばさん集団と同席になったことがある。早速に折伏(しゃくぶく)の言は「あの総理大臣のキシさんも参拝されたのですよ、すごいでしょ」と。つまり政治家をとりこんで権威付けをするのであった。なお、これはのちに創価学会と公明党を生んだ宗教であり、今の統一教会も同様である。
特に地方議会では、統一教会思想による子供と家庭教育に関する条例づくりが、いくつも出ているとのこと。政府の「子ども家庭庁」も、当初の「子ども庁」暗に「家庭」が入ったのは、統一教会教義に保守的な家庭教育の維持が根本にあるらしく、これが影響したとか。
まったくどうかんがえればよいのか。これほど汚染されるともう汚れではなくてそういう染物になってしまった政党として、これが普通になるという怖さがある。
統一教会の教義の基本に日本の植民地政策への怨念、つまり日本右派保守層が最も唾棄する思想があると知られて、右翼系の人たちは困り果てているだろう。
ネトウヨのこの件での発言がパタッと絶えているとのことだし、日本会議系の人々もこれにについて何も発言しないという現象が続く。社会現象として実に面白い。
暗殺された安倍さんには気の毒だが、片棒担いだのだから非難されてもしかたないし、一方ではその死が政界の膿を出すきかけのなったことを功績としようか。
そこで妙なことに気が付いたのだが、統一教会の教義の根底に日本の植民地化への怨恨があるとすれば、それは日韓併合の立役者だった伊藤博文にさかのぼらねばならない。
とすればそれは長州閥の罪に至り、安倍晋三は長州閥の末裔だから、その怨恨がおよぶとすれば、まさにご先祖の犯した罪が後世にたたるという統一教会の教義そのままである。
う~む、おそろしや、霊の壺を買わねばならなかったのは安倍さんだったか、。いや、安倍さんは壺よりもはるかに大きな貢献をしたはずなのに救われず、伊藤博文を同じ末路になった。
そんなときに岸田首相が夏休み中にコロナに感染したとのニュース。気の毒だが、これは格好の狂歌の種になる。
狂歌<まあ、よかった?>
アアついに岸田首相もお仲間か いやトーイツじゃなくてコロナ感染
狂歌<困った>
宣言をする人がコロナになっちゃった どうしようかな緊急事態
狂歌<お大事に>
まさかとは思えどまさかトーイツの騒動逃れコロナ感染
感染率世界一になってしまったコロナだけで大変なのに、トーイツ病まで蔓延してきて、さらに次第にプーチン戦争の影響が及んでくるし、これは生きているのが大変な世の中になったと思ういっぽうで、こうも大きな変化があると、それらが治まった後にはどんな世界が来るのか見届けてから死にたいとも思うようになっている。
日本のコロナ感染者数累計は、とうとう世界ワースト10になってしまった。隣のコーリアはそのさらに上(下か)を行き、ワースト7になっている。
隣国コーリアは16日まで世界8位が今や7位、日本は後塵を拝して10位に |
飽きていたこの世にもうすこし居てみようかな。(2022/08/22記)
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