2025/09/22

1911【老酔録③】ツキツキツキゴトンドガドガドガガラガララ、、これが先端医療技術かしらMRIって

 【老酔録②】からの続き

 ツキツキツキツキ、ゴトン、ドガドガドガドガ、ガラガラガラガラ、・・・いやもう全くうるさいことよ、機械騒音の見本市のようなオンパレードの真ん中に、身を縛られている。眼の前も目の下も目の上も、真っ白な円筒が身体を上から下まで、すっぽり取り囲んでいる。

 ここは発射されたばかりの宇宙船の中か、そっれとも潜水艦の機関室だろうか、どちらも乗ったことは無い、たぶんそうんな感じがする。もう20分も続く。
 そう、ここは近所の大病院の地下の一室にあるMRIなる機械の中だ。ここに入れられてもう10分もなるだろうなるだろうか、騒音は一向に止まないどころか、手を変え品を変え音程を変え、音質を変えて響く。こんなのが最先端の検査機械なのかしら、身動きならぬ身体を、金槌で叩いたり、突っ突いたり、削ったり、釘を売ったりしているらしいが痛くはない。体験的には鉄骨工場みたいだ。

 そこでネットで今どき評判のAI君に、「MRIってなあに?」と質問してみた。
MRIとは、強力な磁石と電磁波(ラジオ波)を用いて体内の臓器や血管などを詳細な断面画像として描写する検査法です

 ふ~ん、なんだかわからないが、その磁石と電磁波が大声でわめくなかを、ようやく30分ほどで解放された。わたしは閉所恐怖症だが、特に困った感もなかった。終わると検査技師が、これの紹介状書いたY医師に渡せと、CD-Rをくれた。

 そうであった。ここに来たのはかかりつけの町医者の内科医Yが、「脊柱管狭窄症の疑いがあるから検査を受けてこい」と、この大病院を紹介してくれたのだった。俺が脊柱管狭窄症だって、、と思いもしなかった医師の言にびっくりした。

 さっそくメールで同期生たちに聞いたが、返事くれたものは、わが日常の歩く具合を読んで、否定的な見解だった。そうだろうなと希望的に思うものの、一方で、またひとつ新たな病気にかかったのか、マッタク年取りたくないと、クヨクヨしている。

 さっそくこのCD-RをもってY医師の下に駆け付けたのだった。
 D(医師)「先生、MRIやってきました。これがそのCDです」
 Y(わたし)「いつ検査しましたか」
 D「はい、一昨日です」
 Y「では1週間ぐらいしたら専門医からの診断が来るはすです。わたしが見ても分かりませんから」
 D「え、あ、そうですかあ」(早く知りたかったのガックリ)

 しょうがないからCDを返してもらって、退出する時にひとこと言っておいた。
 D[ねえ、先生、本当に脊柱管狭窄症ですかねえ、友人に数人いますが、だれに聞いても私の歩きぶりでを見聞きして、おまえは脊柱管狭窄じゃないよ、ほんとならそんなに歩けっこないよ、と言うのですが、、、」
 Y「そう、だからこれで本当に脊柱管狭窄症であるか、そうでないかを診るためなんですよ」 と言うことで、まだおアヅケ状態である。もやもや・・

 実はこれまでに20年前に一回だけMRIに入ったことがあり、これがわたしが医師一般にに対する不信のもとにもなった。さらにもう一度、亡妻が昨年はじめにMRI検査を受けて、それで病因が分かり死因ともなったが、かかりつけ医の対応に不満がある。それらもここに書いておこう。  (20280922記  つづく)

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