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2020/05/29

1466【コロナ用語爺典その1】アベノマスク、ソーシャルディスタンシング、三密、巣ごもり、突合、ロックダウン

 コロナ戦争になり、わたしが初めて知った新語、知っていたのに意味が変わった言葉など、たくさんある。ここに記録しておく。

【アベノマスク】

 これは世の中に今回のコロナ事件で、世の中に初登場の新語らしい。コロナで大変だとなった2020年4月初めに、首相が(たぶん突然に思いついて)日本列島在住世帯全部に、各2枚づつ無料配給することにした。もちろん原資は税金だから、わたしの金であり、ありがたがることではない。

 その数は1億枚以上というとんでもない量だし、かかる費用も予算額で466億円という巨額だそうだ。
 ところが配布の出だしに汚れマスクがあって回収、その後あれこれあって5月末になっても、まだ2割程度の配給率である。そのいっぽう、いまや世の中にマスクはもう有り余っている状況というオソマツ。

 だが、言い出しっぺの首相は、そのアベノマスクらしい(わたしのところには来ないから実物を知らない)着用姿で、国会に出没している。マスクの大きさがどうも小さいようで、その効用を疑う声もあるが、首相は頑としてアベノマスキストである。
 そこで世間のネットスズメは、その半端姿に思いつき政策の渋滞ぶりを重ねて、それに効果が不分明のアベノミクスをもじって揶揄、つけたあだ名が「アベノマスク」となった。
左:アベノマスク  右:普通のマスク
   さて、5月末のころ、ある公立中学校で「アベノマスク」を着用して登校せよとのプリントが生徒に配布された。この教師は政治社会教育のつもりだったか、それとも揶揄とは気が付かずマスクブランド名と勘違いしたのだろうか。とにかく教育委員会は謝ったそうだ。

 なお、アベとつくコロナ新語に「アベガン」がある。開発中のコロナ治療新薬の名「アビガン」のネットスズメによる命名である。征露丸とか毒掃丸にならぶ「安倍丸」とも書くが、はたしていつになったら登場するのか。

(追記2020/0602)
 わたしのところにもようやくアベノマスクがやってきた。見たところあまりに小さいので子供用と間違えたのかもしれない。いずれにしてもマスクは足りているので、他に寄付することにしよう。幸い、近くの商店街に「マスクボックス」なるものが設けられている。商店街では俄かマスク売りがあちこちにあり、1か月前は50枚ひと箱3500円もしたのに、今はその半額以下になっている。

【ソーシャルディスタンシング】
    social distancing

 ウィルスの最も有力な感染源となる人間の体液(唾、痰、鼻汁、涙、汗、大小便、精液、経血、血液、、、)の飛沫が、お互いにかからない物理的距離に、人間相互の間隔を保つことを言う。
 これがどうしてディスタンスじゃなくて、ディスタンシングという動名詞になっているのだろうか。ディスタンスは単に間隔とか距離のことであり、ここで必要なのは間隔を保つという行為を意味しているから、理屈っぽい英語ではそう言わせるらしい。

 それはそうだろうが、簡単なディスタンスでもいいだろうと日本人は思う。しかし、感染という命にかかわる重要な言葉だから、できるだけ厳密に使うほうがいいだろうし、分かり易い日本語にするべきだろうと思う。適切な日本語がないのだろうか。
 ネットで調べると社会的距離戦略とか社会距離確保とか訳されているようだ。でも、一般に聞かないのは、言葉が生硬すぎるからだろう。また社会という言葉も概念が広すぎて、間隔との取り合いが悪い。ここは社交距離というほうがよいだろう。

 ここで思いつくは「疎開」である。原意は開いて通じさせることだが、軍隊用語で戦場での戦況に応じて兵員相互の距離・間隔を、密な状況から疎らに開いて、敵の攻撃からの被害を軽減する意だそうだ。
 わたしの体験としては、第2次世界大戦下の日本で1945年に全国的戦時疎開がある。アメリカ軍の空爆空襲による被害を軽減するために、都市に集中する人口と家屋の分散(学童疎開、建物疎開)を行ったのである。

 つまり疎開とは、災害防止対策として、人と人の間隔をあけるのだから、コロナウィルス対策のソーシャルディスタンシング、つまり人口疎開そのものである。
 都道府県を越える移動の自粛要請が出た時、東京から地方に移動する動きが出て、これを「コロナ疎開」といったのは、戦災疎開を思い出させたからだろう。実は疎開の本質的な使い方を示唆しているのだ。
  この際、75年ぶりに疎開という言葉の復活はどうか。今や戦争なんだと緊張感も出る。

【三密】さんみつ

 コロナ感染で人間にとって最も危険な動物は人間だとわかって、互いに密に近接するなとの防疫対策が政策として出された。それをスローガンにして「三密」を避けよと言う。
 これも今回初登場の新語らしいのだが、実はわたしにはこの言葉は初めてではなくて、すでに知っていたから、ネットや新聞でこれを見つけたときに妙に違和感があった。

 いや、もちろんコロナ用語として知っていたのではなくて、古来の仏教用語として知っていたのだ。と言っても仏教に詳しいのではない。わたしの趣味は能楽鑑賞であり、一時は能楽師の野村四郎師に謡曲を習っていたこともある。その能の名曲「葵上」に「三密の月」というワキセリフがある。
左:コロナ三密 右:能「葵上」三密
  
 だからコロナで三密が登場したとき、どうしてここに?、と怪訝な感があったものだ。なんだか妙にペダンチックな物言いになったなあ。このところ能楽公演も自粛になってしまっているが、いつの日かコロナをテーマの能や狂言の新作が登場するかもしれない。

 そしてこれにも、「いや、三密は密造・密輸・密売だろ」とか、「やっぱり餡蜜・蜂蜜・壇蜜の三密を好き」とか、わたしひとりで揶揄しているのである。

【巣ごもり】

 この言葉については、もちろん知っていた。新語ではないが、使い方が新語になったようだ。「巣ごもり」の本来の意味は、鳥が巣に籠っていて、有精卵を産み、抱いて温め、
雛に孵化させ、巣立ちさせることで、その間に巣に籠っている親子の鳥の状況をいう。

 巣ごもりを一言でいえば、鳥の子づくりである。人間が家に居続けることを鳥の巣ごもりになぞらえるとすると、男女二密の濃厚接触(体液飛沫が飛び交う)をして子づくり作業をすることになる。
 人口減時代に子づくりに励むのはそれなりによろしいことだが、「政府の要請に応えて毎日巣ごもりしています」なんて大きな声で言うのもどんなもんだろうね。

 コロナ後の来年になったら、あちこちの産院がにぎわうに違いない。外出自粛で家で子づくりの結果、2021はコロナベビーラッシュになるだろうと、わたしは予想している。さてどうかなあ、楽しみである。
 もしかして産院崩壊が来るかもしれない、今から政策的に対応しておくほうがよいだろうに、そんな声が全然出てこないのはどうしたことだろうか。

 いっぽう、子供や高齢者とか同性同士では子づくりは無理だから、やっぱりコロナで巣ごもりっていうのは、どこか差別用語だなあと、超高齢者のわたしは僻むのである。

【突合】とつごう

 コロナ戦争時代になって、初めて国会ネット中継をときどき観ている。わからない言葉がしょっちゅう出て来るが、なんとか頭を働かせて判断する。
 厚生大臣の答弁になんのことだったか忘れたが、「とつごう」という言葉が出たのを聞いたことがある。最近になって例の10万円給付関係の新聞記事に「突合」が出てきてこういう字であるか、角突き合いかと知った。
 
 記事によると、個人番号カードを使ってその給付申請を提出すると、機械は間違い記入でも受け付けるので、それらをいちいち人手によって住民登録内容との「突合」を行う必要があるという。
 前後から判断すると、あるデータと別のデータを照合することを突合というらしいが、初めて聞く。

 広辞苑を調べると「とつごう」は存在しない。そこで貧者の百科事典ネット検索、PCキーボードを「とつごう」と打つと、あった「嫁ごう」、これ違うよな、。
 「突合」と書いて音読み「とつごう」とは、経理事務の専門用語だそうで、要するに文字通りに突き合わせること。そうか、「データを突き合わせて」というよりも「データを突合して」というと、いかに厳正な気分になるのかも。これはわたしが知らなかっただけで、コロナ新語ではなかった。
 
 ところで上記の新聞記事によると、その突合がとても手間がかかるので、カードつかってネットによる機械申請じゃなくて、郵便で配る紙に手書きした申請用紙を郵送してくれるほうが早い、とのアナログ極まる状況だそうある。
 これまた絶好の揶揄の対象になってしまった。
 
【ロックダウン】lockdown

 英語の辞書によると、もともとはどこかの場所や施設に人々を、緊急避難的に閉じ込めることを言うらしい。手元にあるジーニアス英和辞典には、アメリカ語として「独房への監禁」と書いてあるだけ。
 コロナの防疫用語に使うのは、新語なのだろうか、それとも医学界の専門用語かしら。
 ようするにコロナ感染者の往来を遮断して防疫することを言うようである。

 メディアでは「都市封鎖」と翻訳する。都市内に監禁か。用語としては都市レベルだけじゃなくて、病院封鎖とか、クルーズ船封鎖とかもロックダウンと言ってよいように思うが、現実には使わないのはどうしてだろうか。
 それにしても、コロナで最初の都市封鎖が中国の武漢だったが、人口数百万の巨大都市を丸ごと封鎖するなんて、本当に起きたのだからすごいことが現実になったものだ。
 
 中国のような都市封鎖を日本でも行うことが、法的あるいは社会的に可能だろうか。
 現実に病魔の脅威が猛威を振るったら、法的に可能かなど言っていられないだろうが、病魔を怖いにしても、人間によるそのことを恐怖に思う。
 それは1945年の戦争という病魔の脅威下の日本のことを思い起こさせる。

 そもそも都市封鎖とは、単にカギをかけるのではないし、封鎖すれば患者が治るのでもない。人間という感染源を閉じ込めて、都市外にださないのだから、都市内人間をしっかり管理する必要がある。そこは一人一人を行政が把握する監視社会が当たり前になる。

 このようなことを教訓に、次の都市計画や国土計画は、どのようなものになるのだろうか。おりしも「スーパーシティ法案」とか言って、街も人もそっくりネットに組み込んで一元管理する都市計画構想がでてきた。多分、ロックダウンの容易な都市を作るのだろう。ふ~む、怪しいなあ。

参照:コロナ大戦争おろおろ日録

2020/04/23

1457【コロナ戦下の人々】感染防止のための避難は「地域間疎開」ではなくて「人間(じんかん)疎開」する社会の先に何がある?

 戦争の時代がやってきた雰囲気だと思っていたら、太平洋戦争時代の用語が復活しているようだ。
 その典型は「疎開」だろう。コロナの大流行の地域から、まだ流行していない地域への移動を「コロナ疎開」というらしい。そういえば2011年の福島原発事故の時は「原発疎開」があり、それはいまも続いている。三度目の疎開である。

 一般に「疎開」というとかつて太平洋戦争下で、連合軍の空爆のある都市から、空爆がないかもしれない地方へ移動することに使われた用語だった。
 正確には避難とか退避とか言うべきなのに、戦時下で「逃げる」意味あいの用語を嫌って「疎開」と言ったのだそうだ。れっきとした法令上の言葉である。
 戦中は生産疎開、建物疎開、人口疎開など、地域間で避難移動した。学童疎開は人口疎開のひとつである。それが疎開の意味として広くつかわれたので、今もその意味で使われる。

 ところが今や、地域間疎開は疎開者がコロナ感染を拡大することになるとて、疎開される地域から「コロナ疎開お断り」とされる。疎開の意味を変えなくてはならない。
 ところが、実はもともとの「疎開」とは軍事用語で、兵士が集中していると敵からの攻撃に被害を大きくしやすいときに、疎らに散開して兵士相互の間隔を開けることを言う。

 そう、疎開とは実は近頃流行語の「ソーシャルディスタンス」であったのだ。日本語にすると社会的間隔となってちょっと変だが、コロナ感染を防ぐには人と人の間隔を2mほど開けろとして、これが現代コロナ大戦下社会の基本マナーであることになった。
 つまり、ここでようやくにして疎開が本来的な意味に戻ったことになる。この前の大戦中には疎開の意味を曲げていたが、今や堂々と復活したことになる。

 つい4か月ほど前のコロナ戦争前は、やれ絆だ、やれインバウンドだ、やれ交流人口だ、イベントだオリパラだと、とにかく人と人が出会って近くにいるほど先進的社会であるみたいな雰囲気だった。
コロナ3密禁止
若干意味は違うが、今はやるなと言われるコロナ新語の「三密」こそ意義のあるような
社会だった。

 それが今は何だよ、うっかり飲み会やると知らない間にコロナちゃんが接客サービスしてくれてエライことになる。そればかりか道で出会っても近づくのは危ない、学校さえも行くな、親子さえ会うな、密室に入るな、密閉するな、密集するな、だから、この間のものすごい落差にただただ驚くばかり。あれは何だったんだ?
 この先に何があるのだろうか?
 
 かつて太平洋戦争末期には、大慌てで地域間疎開をしたものだ。わたしは学童疎開に出くわしている。わたしが疎開した学童ではなくて、わたしの生家の神社に都会の学童が集団疎開してきていたのだ。その間に疎開元の都市が空爆に遭って、親を亡くした子もいた。
 今のコロナ大戦下では、コロナ空爆は都会も田舎も無差別だから、爆撃機となる人間を相互疎開する「人間(じんかん)疎開」が日常生活で求められている。

 その人間(じんかん)疎開が何をもたらしつつあるのか、この眼でしっかり観たいと考えて、コロナ戦争空襲警報発令じゃなくて緊急事態宣言下の今の世を見つめるべき街を徘徊する。
 目的を持つ出歩きを徘徊とは言わないが、実のところはどこもかしこもコロナ戦禍の街だから、うろうろしてしまってやはり徘徊である。

 住宅街、中心商店街、近隣商店街、観光街など、人の姿が消えると街の姿はどう変わる
対コロナ武装 マスクに千人針
のか、なかなかに興味津々
たるものがある。
 日々の記録をしておきたいと、うしろめたさを感じつつも、帽子マスク眼鏡手袋ステッキで不完全武装して、三密禁止人間疎開の街を眺め歩いて、戻りつくと玄関先で身辺消毒をする。どこか滑稽にして深刻な自分の姿に、なんだか老後の生きがいが出てきた感があるのは、コロナのおかげか。

 そういえば「三密」というコロナ新語も、実は仏教用語として存在しているのだった。
 現今の三密は「換気の悪い《密閉》空間、多数が集まる《密集》場所、間近で会話や発声をする《密接》場面だそうで、これを避けるとコロナ退治になるらしい。
 真言密教には「身密(しんみつ)・口密(くみつ)・意密(いみつ)」という三密があるそうだ。ネットに出て来る詳しい解説を読んでもよく分からないが、ありがたい仏の教えらしいから、神仏頼りになったコロナ退治に役立つかもしれない。

 もひとつコロナ新語「巣ごもり」ってのも、変だなあ。もともとは鳥が卵を抱いて孵すために巣に籠ることを言うのだから、子づくりの意味である。
 コロナ疎開で引きこもって子づくりするとなると、コロナ禁止3密の内の2密をやるってことになるけど、いいのかしら。ま、コロナ後に人口が増えるっていいことか悪いことか分からないが、わたしには巣ごもりは無理だな。

〇参照:伊達の眼鏡「コロナ大戦おろおろ日録2010~

2018/12/04

1170【言葉の酔時記】ことしも新語も流行語も知りませんけど、なにか?

 2018年の「新語・流行語大賞」トップ10が発表された。
 知っている言葉なら〇、知らないなら×を付ける。
 わたしがどれほど流行から遅れているかを測定すると10点満点で4点
×「そだねー」
×「eスポーツ」
×「(大迫)半端ないって」
×「おっさんずラブ」
〇「ご飯論法」
〇「災害級の暑さ」、
〇「スーパーボランティア」
×「奈良判定」
×「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
〇「#MeToo」
 10点満点の4点だから不合格である。
 解説を読むと、わたしが知らない言葉は、TV番組関係とスポーツ関係であることがわかる。まさにそのとおり、TVを全く見ないし、新聞を読むがスポーツ欄もTV欄も飛ばしてしまう。だから流行遅れであるが、それがどーした?

 ついでに過去の新語・流行語である。
●2015年新語・流行語 6点
×「トリプルスリー」
○「爆買い」
○「アベ政治を許さない」
×「安心して下さい、穿(は)いてますよ」
○「一億総活躍社会」
○「エンブレム」
×「五郎丸(ポーズ)」
○「SEALDs」
○「ドローン」
×「まいにち、修造!」

●2014年新語・流行語 2点
×「ダメよ~ダメダメ」
〇「集団的自衛権」
×「ありのままで」
×「カープ女子」
×「壁ドン」
〇「危険ドラッグ」
×「ごきげんよう」
×「マタハラ」
×「妖怪ウォッチ」
×「レジェンド」

●2011年の新語・流行語 7点
〇「帰宅難民」
〇「絆」
×「こだまでしょうか」
〇「3.11」
〇「スマホ」
〇「どじょう内閣」
×「どや顔」
〇「なでしこジャパン
〇「風評被害」
×「ラブ注入」

●2009年の新語・流行語 5点
〇「政権交代」
×「こども店長」
〇「事業仕分」
〇「新型インフルエンザ」
×「草食男子」
〇「脱官僚」
〇「派遣切り」
×「ファストファッション」
×「ぼやき」
×「歴女」

2018/08/05

1155【言葉の酔時記:裸淫】SNS「LINE」を始めたが英語かと思ってたら発音が違うから日本語らしい

 「LINE」ってご存知ですか?、英語のlineかと思っていたら、発音が『裸淫↑』だから、どうも日本語らしい。
 SNSの「LINE」なるモノを、1ヶ月ほど前から始めた。ただしスマートフォンを持っていないから、PC上である。
 始めた動機は、単なる好奇心であって、使う必要があるか分らぬし、使い方もまだ分らない。まあ、フェイスバカの親戚みたいなもんだろうから、徐々に分るだろう。

 幼児が玩具に初めて触る時って、今の私みたいなもんだろうと思う。目の前になにか面白うそうなものが転がっているなあ、なんだろ、とりあえずゴロゴロいじくって見るか、お、こんなことができるんだ、そんなところである。でも、すぐ飽きて放り出すかもしれない。
 5年ほど前に始めたフェイスバカを、1年たらずで放り出しそうになったがなんとか持ち直して、もう4年ほども玩具にしている。
 それ比べて1年ほどのツイッタ―はつまらなくて、ほとんど放り出している。

 ライン「友だち追加」画面をみれば、人名がずらずらと登場している。見も知らぬ人が多いが、どうしてここに出てくるのだろうか。
 知っている人も多いが、かなり長くご無沙汰の人たちが多いのが、なんとも不思議である。いまさら裸淫友だちになるのも気恥ずかしい。

 中に一人、日頃よく一緒に遊ぶ友人の奥方の名がある。もちろん存じ上げているが、友人当人じゃなくて奥方だけってのは、なんでだろうか。
 いったい、裸淫屋はどんな基準で、ここに友だち候補者を登場させているのだろうか。

 息子がやってきたので、君はラインに登録しているかと聞くと、しているという。では、なぜここに登場しないのだろうか。とりあえず息子に、第1号ライン友人になってもらった。
 一昨日、大学での同研究室同期生の親しい知人が登場したので、第2号ライン友人となってもらった。
 ということで、ただ今3人友だち同士の超ミニソーシャルネットである。

 ところで、LINEの発音だが、当然のことに「イン」と発音するとばかり思っていたら、たまたまラジオで「ラいん↑」と、後にアクセントをおいて発音するのを聞いた。「裸淫」かよ~。
 そう言えば、「ライン河」も「裸淫河」と発音するなあ、ドイツ語ではLINEじゃなくて、「RHEIN」で「イン」だけどね。

 どうも関東東北方言は、しり上がりアクセントの傾向がある。それをコンピューターがらみの英語でやるからおかしい。もちろんアクセント無しの平板な発音もある。
 例えば、「WORD」を「ワー」(和銅かよ)、「NET」を「ネッ」(熱湯かよ)、「SERVER」を「サーばー」(鯖かよ)、「BLOG」を「ブろぐ」(付録かよ)、「LINK]を「リんく」(臨空かよ)などなど。
 これについては「珍迷解IT用語アホバカ訳語辞典」であげつらっているので、そちらをどうぞ。

2018/06/04

1337【フェイスバカ2018年5月後半与太記事】メイドインジャパン、元号問題、日大アメフト事件、金トラ会談、アホ防衛省財務省、ウソつき加計

5月16日【今朝の新聞広告】
1960年代、「メイドインジャパン」とは、「安かろう、悪かろう」の代名詞だった。
 それがなんとまあ、今は「髙かろう、良かろう」になってるんだなあ、半世紀たってようやくそういうレベルの到達したのかと、ほとんど買い物しない年寄りは、こうやって新聞広告で知るのであった。
 思い出せば、日本ブランド「安かろう悪かろう」を、ある時から「メイドインコレア」が継承していたようだが、今は、たぶん、「メイドインチャイナ」が、その栄誉に輝いているんだろうなあ。

5月18日【元号問題】
ほれ見ろ、コンピュータ様さえ困ってるよ、だから、ずっと前から言ってるでしょ、元号なんてやめなさいよ、わたしは西暦から換算できなくて、大迷惑なんだよ

5月21日【言葉の酔時記】
中国は人口が増えて、食料輸入を増やすらしい、「米から輸入増」にして、小麦や牛肉などに輸入量を広げていくらしい、そのうちに民主主義も輸入するようになるかなあ。

5月24日【元号問題】
呪文『明治ムナしく、大正イイぞ、昭和ニゴらず、平成ハヤし、次はイヤだな』、
これは和暦元号年を西暦年に変換するときに唱えるのだけど、なんだかおわかりかな。


5月24日【日大フットボール部大反則事件】
飴太じゃなくてアメフトって、素晴らしい競技なんだね~、これまで反則行為とか、怪我するって、まったく無かったんだね、だからこんな大騒ぎなんだね、他のスポーツとは大違いだな、一度も見たことないけど、

5月24日【森友事件まだまだ】
財務省ってすごいね~、次官や局長が辞めると、コロッと対応が変って、一部始終を白状するんだもんね、一番偉い大臣は変わってないのにねえ、そうか、大臣はお飾りなんだな。日大アメフト監督と同じだ、いや、辞めないから違うな

5月24日【イラク日報隠匿事件】 
防衛省って面白いねえ、「教訓課」ってあるんだあ、どんな教訓を扱うのかなあ、で、今回の事件で、どんな「教訓」を得たのかしら??

5月25日【日大アメフト反則・金トラ会談】
トランプ監督を忖度して、核実験場に反則タックルして潰したのに、シンガポールの国際試合に出してくれないなんて、ウワ~ン、、

5月25日【金トラ会談】
お呼びでっか?、オチをつけまひょか?

5月26日【加計の嘘つき事件】
「ウソついた」を愛媛あたりの方言では「誤った情報を与えた」と言ふー加計黒主ー
ウソを真に受けた県と市が、加計のためにせっせと働いて、大学は曲がりなりにも開学になってしまったから、地元としてはもう何が起きても一向にかまわないのだろうなあ、
でもなあ、ウソつかれた県や市のお方は、今はどんな気持ちだろうか。

5月30日【六本木界隈徘徊】 
六本木の裏道を、上を見ながらうろつくと、7年ぶりなのに、もう浦島太郎気分になるから、面白い。
 東京の都心部の変化は著しいが、髙い所から見下ろすと、変わってるのは、ほんの一部だけらしい。
 背比べしてる超高層ビルの、なんとまあ過密にして、さまざまなる形態であることよ、
 と思えども、上海やドバイと比べると、日本の建築家はおとなしいもんだねえ。



2018/05/04

1332【FAKEBAKA4月後半与太記事】甲州・信州花見旅、青森長寿防止先進県、懲戒させていただく、元号やめようよ等

4月16日【甲州花見旅】
毎年の花見をいつも同じところでやっていると、花は毎年同じでも、こちらは確実に変化していることを自覚する。動きが鈍いのだ。
 昔の人が言ってたなあ、「年々歳々花相似 歳々年々人不同」ってね。この漢詩の意味は、花見とは自分の老い具合を見に行くことだ、と覚った。

4月16日【fake baka問題】
ほらね、ヤッパリ、フェイクのバカなんだよ、アレッ、雑貨獏って馬鹿面つまりフェイスバカなんだあ、儲け上手のバカ運営者がいて、フェイクに騙されるバカ利用者がいて、とかくこの世はバカとバカ、バカは死ななきゃ治らな~いッ!

4月16日【安売り財務省、セクハラ役人、隠匿自衛隊】
財務・防衛・文科等の各省の役人たちが、懲戒処分を受けてもかまわぬと覚悟か、われとわが身を犠牲にしても、安倍内閣打倒プロジェクトを実施中!!、、か?

4月19日【今朝の新聞広告】
こりゃ、モリトモ問題でイジメられた「財務省」と、女性記者がイジメられた「テレ朝」とが、手を組んで安倍世政権打倒に立ち上がったんだな、たぶん、チガウ?
中央政府と地方政府の中枢あたりが、週刊誌のシモネタ記事のネタになっちゃうとは、それを喜んで買う読者がいるんだね。
ま、喜んで読む新聞読者もいるし、こうやってショウモナイFAKEBAKA記事にする奴もいるけどね。
それにしても、女性週刊誌って、ノーテンキなんだね。
週刊誌って、もう何十年も読まないけど、そういうものかい?

4月23日【信州高遠花見旅】
 今年の花見徘徊の遠出は、信州伊那谷の高遠に行ってきた。いまや散り舞う桜花の風景は、なかなかによかった。
 高遠さくらホテルの大浴場に、真昼間にゆっくりと、ほぼ借りきり状態で入ってきた。風呂を特に好きではないが、露天風呂の雰囲気が実によかった。
 露天風呂から花の城址公園も見えるが、浴槽脇の桜からはらはらと舞い散る花びらが、わたしの裸の肩に降りかかり、湯面に花びらが散り群れて揺れ、湯を掬うと花びらが掌を彩る。そう、花と混浴したのであった。さて花は何と思っただろうか。
 花見んと群れつつ人の来るのみぞ あたら桜の咎にはありける
           (西行作 能『西行桜』世阿弥作より)

4月24日【今朝の新聞:青森県が長寿ワースト1位】
この記事は間違ってるよ、短命一位の青森県はワースト1位じゃなくて、ベスト1位でショ、今の世の中では、、、。
長寿って幸せと同義語じゃなくなった今の日本、今や青森県こそ「長寿防止政策先進県!」、わたしも長く生き過ぎて不幸になりそうだ、弘前にでも引っ越したいなあ、いや、もう手遅れだな。

4月28日【国民党とは!?】
ふ~ん、じゃあ、略称「国民党」かあ、おいおい、蒋介石かよ~、共産党を敵に回して負けて逃げ出すかな、、。
wikipediaに曰く「国民党は、一般的には国家主義や民族主義などを掲げる政党である」、、ふ~ん。

4月28日
金沢街道道端の磨崖仏のなれの果て、「鼻欠け地蔵」は今や顔欠け胴欠け地蔵に、、。これはこれで歴史的風格あり、ヘンに復元しようなんて言わないでね。

日本語を知っている高齢者にも分る日本語にしてくださいな、地下鉄さん、
 銀行さんも、、

4月28日【2つの「処分させていただく」ニュース】
 昨日の夕刊、アソオ大臣がフクダ次官を「処分させていただく」と発言したニュース、今日の夕刊には、東大生協が宇佐美桂司の絵を「処分させていただく」とホームページに書いたニュース。
 さて、わたしがここでとりあげるのだから、その内容じゃなくて、その日本語がヘンだよなあって言いたいのである。処分にあたって「させていただく」なんて敬語を使ってへりくだるものかい?

 まず財務省の「懲戒させていただく」ニュース。
 不良役人を罰するのを「させていただく」とは、「世間が罰せよというから、皆様のご意向に従って、罰することにいたします」と、へりくだって言ってるんだよなあ、そうなのかい?。
 ま、そう思ってるんだよね、アソーさんて、正直バカな人だもんね、思ってることをすぐに言葉にしちまうからね。「言われたからしょうがないや、次官さん、処分させてちょうだいね」とかってね。

 次は東大生協の方の「処分させていただくニュース。
 この「処分」とは、罰するんじゃなくて「廃棄する」という意味で言ってるとすれば、誰かに廃棄せよと言われたので、「お言葉に従って廃棄いたします」ってへりくだっているのだけど、そういうことなの?
 まさか東大生協ともあろうものが、その有名画家の絵を「廃棄処分」する、なんてバカなことをしないだろうから、ここはどこか誰かに「譲渡処分」か「売却処分」するってことだろうと思うけどなあ、そういう意味でショ、え、違うの?

 ところで、「処分」の意味は、実に広いのであり、世間一般常識的に思うような「罰する」とか「棄てる」とかマイナスの意味は、ほんの一部に過ぎない。
 でも、「処分させていただく」の意味は、ここの様にマイナスの意味の時は奇妙だよなあ、いまに、「死刑にさせていただく」って判決文を書く裁判官が現れるかもなあ。

4月29日【カリフォルニヤ歌人登場】
今朝の朝日新聞歌壇に、カリフォルニアに住む大学山岳部同期生の歌が載っている。3月にも入選した。
40年以上あちらに住んでいて、話すと日本がおかしいのに、こんな歌を詠めるのかと感服するばかり。

4月30日【元号なんてもう止そうよ】
だからさあ、何度も言ってるけど、元号なんてモノを、役所が使うのやめようよ、日常生活に困るんだよ、いいかい、来年からの元号だって、20年くらいでマタマタ変えなきゃならないんだよ、またドタバタやるのかい、無駄なことだよなあ、分ってるのかい?、

元号なんてのは使いたいやつだけが、勝手に使えばいいんだよ、
それが役所で使うもんだから、
いちいち西暦と換算しなけりゃならんのだけど、
歳とるとそれがパッとできないんだよ、
先日も同期生からメールで、2014年のつもりで平成14年なんて
書いてくるバカがいて、こんがらかったよ、
それにしても意外にも若い奴に元号使うヤツがけっこう多くて、
だから国際感覚に欠けてるんだよ、
なんて年寄り愚痴説教してもしょうがないな、
まあ、わたしは来年には死ぬかボケていて、
この問題は解決済みのはずだから、どうでもいいけどね。

4月30日【怪しい日本語】
 左上の張り紙には、「店内ではご遠慮願います」の一覧は、「ペット持込、店内撮影、禁煙、ご飲食」である。
 「禁煙ご遠慮」だから「喫煙奨励」のお願いとなるが、近ごろの禁煙流行に敢然として抵抗するとは、なかなか気骨のある店である。
ところで、その下には「写真OK」の張り紙、え~と、先ほどの「店内撮影ご遠慮」とこれとは矛盾しないのかしら?、小さい字になにかその留意事項があるのかと読めば、写真撮ってSNSに載せろと英語で書いてある。
 ということで、この写真は上の「ご遠慮」貼り紙じゃなくて、下の「写真OK」貼り紙に従って撮って、fake bakaに載せた。
 この店の名前は、「ダイソー伊勢佐木町店」である。気骨ある店なのか、それとも単なるバカなのか?

2018/01/14

1315【言葉の酔時記:アメリカ俗語研究】トランプはshit-hole countriesと言ったと非難されてるが実はshit-hot countriesと褒めたかったのをうっかり言い間違えたのかもなあ

 “Why are we having all these people from shit-hole countries come here?”  中米とかアフリカとかの国々を、トランプがこう罵ったらしくて、「野外便所」の国と朝日新聞は訳している。ネットでも話題で、世界各地でそれぞれ勝手な訳語をあてているらしい。  スラングの辞書をみたら、shit-holeのあたりは罵り言葉ばかり並んでいて、面白いけどねえ、そんな汚い言葉を大統領が話すって、アメリカって庶民の国なんだなあ。
 わたしが一番に思い付いた訳語は「野壺」あるいは「肥溜め」なんだけど、思えばこれはいまでは死語なんだね。  昔は人糞を作物の肥料にしていた。田畑の畦道際に大きな丸い桶を埋めて、人糞をこれにしばらく溜めて腐敗させてから作物の根にまいていた。ときどき子どもがこれにハマって糞だらけとか溺死する事件が起きたものだ。いたずらで石を投げ込んでいたら、農家のひとに「こらっ、拾い出せッ」って叱られて、なんともはや困りきったこともある。  うーむ、「肥溜め国」ねえ、よく言うよなあ、すごいなあ、正直だよなあ、政治家には向かない人だなあ、。  もしかしてトランプは、アメリカの肥やしになる国々って言いたかったのかなあ。それも正直な発言の様な気もする。  いや、もしかして、実は「shit-hot countries」と、おおいに褒めるつもりを、「shit-hole countries」って言い間違ったのかもしれないなあ、、あるいは聞いた方が聞き間違えたかもなあ。

2018/01/03

1314【FACEBAKA与太記事2017年12月】退位、原発、ミサイル、なんだかんだ、、、

2017年12月にフェイスバカに掲載した与太記事のまとめ

12月2日
天皇が退位したら、当然のことに、内閣総理大臣も退位するんだろうなあ、むかしから天皇を敬愛する偉い人って、ホラ、追い腹切るでしょ、乃木さんみたいにね、

12月4日
あっちじゃ造ったものが壊れて撤去作業中、
こっちじゃ作ることやめて会社切り売り中、
どうなるんですかねえ、TOSHIBAさん

2017/05/10

1265【年齢確認サービス】酒を店で買おうとすると店員が年齢確認するのは商人の新サービスらしい

 徘徊していたら喉が渇いたので、見つけた便利店(コンビニとも言う)で缶ビールを買うことにした。
 金を払おうとすると、「タッチしてください」という。
 おお、その女店員がボディのどこかに触ってくれというのか、でも、お年を召しているよなあ、、てなことではなくて、年齢確認タッチパネルを叩けと言うのである。
う~む、ボケて来たから、オレは20歳以上かどうかわからんなあ
「分りません」ってタッチは無いのかい?
「えッ、あのなあ、この顔を見りゃわかるでしょ」
「はあ、でも、きまりですので、お願いします」
「あのね、法律で年齢を確認するのは、酒を売る方であって、買う方じゃないんですよ」
「でも、店のきまりなんです」
「あのなあ、わたしは自分が未成年でないと自分で確認しなけりゃならないほど、ボケてるつもりはありませんがねえ」
「でも、、、」
「じゃあ、買うのを、やめます」(もしかしてオレは未成年かも)
てなことで、喉が渇いたまま徘徊を続けたのであった。
 しばらくして、これってもしかしたら、「あなたは若く見えますね」って、リップサービスのハイテク版かもしれないと気が付いた。ありがとうって言うべきだったが、もう遅い。
 
 また別の時、病院を出てすぐ前にある処方箋薬局に入る。薬を製造するまでずいぶん待たされたが、ようやくよばれた。
 若い女性が言う。
「むすこさんですか?」
 むすこさんとは息子さんのことか、まさか、、、何か違うことを聞かれたのだろう。
「え?……、はあ?、?……、……」
「ご本人ですか?」
「あ、はい」
 やはり息子かと訊かれたらしい。
 この薬は、代理人の息子が買いに来るほどの、よぼよぼ老人にしか処方しないのか、いやいや、痛み止め貼り薬ですよ。
 う~む、これもリップサービスなんだろうか、薬屋も競争が激しいもんなあ。
 あるいは、この人の視力にかなり問題があるんだろう。

 商人はもっと実のあるサービスを考えなさいよ。

2017/04/27

1263【言葉の酔時記】「ナニナニするものとすることにするものとすることにすることとすること。」

 ほほう、法律用語っていうのか、役人用語っていうのか、こんなにもいちいち「ものとすること」と繰り返している。
 これが無くても十分に意味が通じるのに、なぜこれを全文に付けるのかしら。
「ナニナニする。」で終わろうとしたら、ちょっと筆が(いやキーボードが)滑って、「ナニナニするものとする。」となっちゃったところで終ろうとしたら、また滑って「ナニナニするものとすること。」ってなっちゃったのか。
 だったら、ついでに、「ナニナニするものとすることにするものとすること。」って書いてはいかがかな。
 いや、「ナニナニするものとすることにするものとすることにすることとすること。」の方がよろしいか、いやいや「ナニナニ、、、

 あのお方のことを書くのだから、慎重かつ念入りに、間違いないようにしかも確実に実行するようにと、お書きになったのでしょうねえ、たぶん。
 わたしは中身には興味はないが、この言葉遣いに目が触れて、うっかり読んでしまった。でも内容を理解する能力がない。
 だって、いまどき、こんな人権無視の制度自体がおかしいんだもの。
 
 もしかして、これができたら天皇退位が容易になるんだったら(そうかどうかわからないけど)、次期継承者の病身の奥方のことを思っての制度改訂として、けっこうなことと思いますよ。
 だったら、少しは人権擁護になることとすることになることになるのでしょう。
 あ、そうだ、就位辞退制度があれば、あの気の毒の方のためになるのになあ。
◆◆
わたしのフェイスバカツッツイタアに最近に掲載した「言葉の酔時記」記事をまとめて載せておく

4月26日
【新聞サカサ読み】アレアレ、このお方はまことに正直なんだなあ、思ったことをすぐ口に出してしまうんだもんなあ、ほんとに良いお方なんだなあ、でも正直な人は大臣なんて職業には向かないって、証明してくれましたね、次はどなたが証明するんでしょうか。

4月18日
【新聞サカサ読み】この方のおかげで、学芸員なる日本の文化を支えている人たちがいるってことを、ひろく世に知らしめたから、その功績を讃えたいなあ。
 いちばん怒ってるのは「癌」だろうなあ、おいおい、覚えてろよ、お前に取り付いてやるぞって。それと「観光」も怒ってるだろうなあ、おいおい、おれたちは文化の邪魔者かい、なんて。また「文化」も怒ってるだろうなあ、おいおい、おれたちは観光の邪魔者かい、なんて。

4月9日【新聞サカサ読み】
おお、キズナ(正しくはキヅナだろうな)って言葉の本来の意味で言ってるんだろうなあ、さすがトランプからの「初めてのお使い」だなあ、
「絆=飼っている馬、犬あるいは鷹などを、逃げないように繋いでおく綱」
4月1日
一瞬、本気にしたぞ、ありそうだもんなあ、4月1日でよかった、よかった、、、ウン?

3月29日
【新聞サカサ読み】あちらでソンタク、こちらでソンタク、おやあそちらもソンタクかい、とかくこの世はソンタクだ、ソンタク忖度損得だ、!
3月11日
【新聞サカサ読み】面白いなあ、検査院からか政府からか、朝日がイチャモン付けられたんだろうなあ。
 元の記事と訂正後の記事の違いは、元記事は「安保関連法支出全部についての憲法違反検査する」とあるのに、訂正後は「文書だけについて憲法違反検査をすることもある」ってんですね。
 この文書への支出って、書類を作るためにかかった人件費や印刷代てことかしら。ってことは、安保関連法による南スーダンへの自衛隊派遣への支出は、検査対象じゃないんだなあ。来年の検査でやるのかしら、いや、やることももあるってのかしら。
 見出しの「憲法判断へ」と、「憲法判断も」との違いは、「へ」だと「やることにした」ってことになり、「も」だと「やるかもしれない」ってことになるんだなあ、ふ~ん。

2017/04/16

1261【新聞ハテナ読み】チャイナとコーリアの外国人名表記はいったいどうなってるんだ?

 前々から新聞読みながら変だなと思っていることに、チャイナ(China)とコリア(Korea、DPRKorea)の人名の振り仮名である。今日はそれらを纏めて拾ったので、あげつらっていく。
 まずはチャイナ系である。かの有名なシュウキンペイもしくはシーチンピンさんである。チャイナの人には、現地読みに近い振り仮名をカタカナで書くしい、、。

 と思ったら、こちらはなんと、たいせいごさんと、振り仮名がひらがなである。ひらがなってことは、つまりこれは日本流音読みなんだな。同じチャイナ系でどうしてちがうんだろ。まさかご本人が、こう発音しているのじゃないでしょ。

 そこで他のページでチャイナ系を探したら、あった、あった、スポーツ欄でピンポン選手名である。でも、どういうわけか、カタカナもひらがなも振り仮名がないのである。なんと読めばよいのだろうか。
 丁寧さんて名の人がいるよ、テイネイさんと呼び、ホントに丁寧なピンポンをやるのだろうなあ。

 次は、コリア系である。南系は、ムンジェイイン、アンチョルスと、カタカナ振り仮名である。では北系の方々はどうかと見れば、キムイルソン、キムジョンウンと、カタカナ振り仮名である。

つまり、振り仮名では南北統一である。でもなあ、コリアでは漢字を使ってるのかなあ、廃止したとか聞いてるけどなあ、だったら初めからカタカナだけで書けばいいでしょ、なぜそうしないのかなあ。
 
 まあ、どうでもいいような気もするけど、国際交流で話す時に、ついシュウキンペイさんこんにちわとか、キンショウオンさんこんにちわとかって言って、気分悪くされるようなことがあるような気もする。
 中国の革命時代の騒動をかいた「ワイルドスワン」という英語ペイパーバックを読んでいたら、周恩来とか毛沢東とかが出てきてもsyuonraiとかmotakutoとかじゃないから、それがそうだとしばらく分らずにいて、当惑苦笑したことがある。

 ネットでちょっと調べたけど、相互主義とかいって、アチラがそうだからこちらもそうするんだとかってあるらしいけど、バカみたいだね、大人げないねえ。
 このいい加減な表記のバカ朝日新聞しか読んでないけど、他の右翼産経新聞とはどう書いてるんだろうか。
  

2017/02/06

1251【言葉の酔時記:ムサコ】「むさしこすぎ」とは日本古語だと「むさ苦しい小杉」なんだけど「ムサコ」にすると?

 今日の新聞(2017年2月6日朝日新聞朝刊神奈川面)に、「ムサコなの?、小杉でしょ」と見出しがある。

 なんだよ、わたしが去年7月にもう書いてるんだけどなあ。
http://datey.blogspot.jp/2016/07/1206.html

武蔵小杉じゃないよ、小杉だよ
 なになに、「武蔵小杉最大の免震ツインタワー」だってさ、あんなところに超高層かい。
 あのね、ムサコってね、今はタワマンばっかりですよ。
 なんだい、ムサコってむさ苦しい、タワマンて撓まん、な~んてね。
 ケッ、武蔵小杉を略してムサコ、タワーマンションを略してタワマン。
 ふむ、ワイセツ語とも知らずに二子玉川をニコタマって言うようなもんだな、あのね、あの街は本当は小杉なんだよ、武蔵小杉ってのは鉄道駅の名だよ。町名に小杉一丁目はあっても、武蔵小杉なんて無いよ。東横沿線の人たちは武蔵なんてつけないよ。

         ◆◆
 「ムサコ」って、「ニコタマ」と同じに、若者の隠語が広がったものとばかりに思っていたら、なんと川崎市が2005年に街の愛称募集して、応募数1700件から選んだそうだ。
 選んだ当時は批判が多かったらしい。へえ~、、面白いなあ、隠語が顕語化する過程のひとつの例だな。
 そういえば「ニコタマ」はどうなんだろうか。こちらも世田谷区が公募して隠語を顕語にしたのか。

 でもなあ、「むさしこすぎ」でも「ムサコ」でも、なんともヘンな別の意味があるのだけど気が付かないのかなあ、ニコタマのようにね。
 「むさし」とは、いまでも「むさ苦しい」というように、古語では「不潔である。心ぎたない。卑しい」なんて意味である。
 狂言には「むさとした」という言葉がよく出る。「いいかげんな、うっかりした、つまらない」などの意味で、何かにケチを付けたり非難するときに使う。
 だから武蔵小杉の意味は、、、、まあ、なんでもよろしいが、たくさんの超縦細長アパートメントハウス(俗にタワーマンションという)が建ち並んで、なにやら「むさとした」街になってきているような気もする。

 なお、辞書にはこうかいてある。

むさ・し  形容詞ク活用
 活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
 むさくるしい。不潔である。心ぎたない。卑しい。
 「塩籠(しほかご)にむさき事どもして」<出典西鶴織留 浮世・西鶴>
   [訳] (油虫どもが)塩籠に不潔なことごとをして。

むさ‐と  [副]《「むざと」とも》
 1 軽率にことをするさま。うっかりと。
  「やいやい、むさと傍へな寄りおっそ」〈虎清狂・蟹山伏〉
 2 いいかげんにことをするさま。やたらに。
  「松茸(まつだけ)なども、むさと食ぶるは」〈咄・きのふはけふ・上〉
 3 取るに足りないさま。
  「むさとしたる食物をつつしむべし」〈仮・東海道名所記・一〉

(追記 2017/02/07)
 この記事を読んだ旧友から、こんなことを昔聞いたがとSNS経由のコメント。
今の関東はかつて「むさ」と言って、その上の方を「むさがみ」即ち「相模」、下の方は「むさしも」即ち「武蔵」と言う・・これって本当?
 う~む、面白いなあ、まあ、京の都から見れば、「東の国々はどこもかしこも、むさくるしいところ」だったんだろうなあ。


2017/02/05

1250【言葉の酔時記:バンドル】食品量販店にあった新種?の魚の切り身


 かなり前のことだが、量販店の魚売り場、数枚の切り身がプラスチック皿に乗って透明シートで包まれている。
 書いてある魚の名は「バンドル」、はて、聞いたことがない名の魚だ。サバとかタイとかヒラメとかなんて書いてないのだ。
 どうでもよいのだけど、気になる。
こんな感じで、値段とか店名とか書いたシールが貼ってあった

 通りかかった中年男店員を呼びとめて、「このバンドルってどこで採れる魚なの?」と聞いた。男は、妙な顔をしてむにゃむにゃ言っている。
 「最近採れるのようになったの?」とさらに聞く。男はむにゃむにゃ、わたし「どうなの?」、男「もう勘弁してください」というと、そそくさと消えて行った。

 わたしはあっけにとられた。なにか聞いてはいけないことを聞いたのだろうか、バンドルって魚って実は採取も販売も禁止なんだろうか、、そしてそれきり忘れていた。
 いま、ひょいと思い出して、貧者の百科事典をひいて見たら、ありましたねえ、わかりました、バンドル魚の正体が、、こうなんですって。

 スーパーで使う用語http://fanblogs.jp/kobarutodesk/archive/54/0
 バンドル販売。これは、バンドル=束という意味で、いつもは1つずつ売っている商品を2個以上のセットにして売る販売方法です。これをするときは1個売りのときよりも、1個当たりの値段が安くなるように設定します。こうすることで、お客様の買い上げ点数が増え、売上高の増加に繋がります。

 なんだ、bundle(束)のことかよ、そういえばあの時のプラ皿には、何枚か違う色した切り身が乗ってたなあ、束にして売るとて「バンドル」としていたのか。
 でもなあ、それって売る方の業界専門用語でしょ、商品に業界隠語をつけて店頭に並べるって、どういうことなんだろ。魚なのになんで魚の名をつけないのだろう?

 買う方で「今日は魚をバンドルで買おう」なんて思うものかしら。日常で魚の切り身を買うことがないわたしだけが知らないけど、実はこれは常識なのだろうか。
 あの量販店中年男は、そのあまりにも常識的なことを聞かれて、この男客はオレをカラカッているのか」と思ったのだろうなあ、、う~む。
 でも、バンドルってのは、切り身の盛り合わせのことだって、世の中のみんなが知ってるんだろうか?

2016/12/03

1237【言葉の酔時記:流行語認知度変遷】TV見なくてもなんとか流行語についていけてるのはネット社会と付き合ってるかららしい

 毎年12月になると、その年の流行語なるもののランキングが、どこからか出てきて、ネットや新聞に載る。
 それを発明した人?が、表彰される?らしい。今年はアメリカのトランプやイギリスのメイ首相か?
 そして毎年それを読んで、わたしの流行語認知度でもって、世の中認知度合いを測定する。いわゆる認知症度合い、つまりボケ度合いに通じるかもしれない。

【流行語2016ベスト10】認知度60点、TV見ないわたしだって、まあ合格かな。
×神ってる(年間大賞)、×ゲス不倫、〇聖地巡礼、〇トランプ現象、×PPAP、〇保育園落ちた日本死ね、×(僕の)アモーレ、〇ポケモンGO、〇マイナス金利、〇盛り土

 わたしの流行語情報は、新聞は朝日新聞一紙だけ、そして一番多くはインタネット世界からやってくる。TVからは一切ないから、世間一般からは偏っているはずである。
 ここに今年と過去の数年分を載せるが、わたしの不認知流行語は、たぶん、全部がTVタレントとかスポーツプレーヤーによるもののようである。知らなくて生活に困ることはないが、なんだか物足りない。

 もっとも、これらが本当にその年の流行語か、という基本的な問題があるが、お遊びだからそれを追及してもしょうがない。でも、ちょっと気になるのは、その年の前半に流行した言葉も入ってるんだろうか、なにしろ流行だから、忘れられているような気がする。
 これらを選ぶ人がどこかにいるんだろうが、かなりTV情報をもとにしていることは確かだし、政治や学会のお堅い言葉じゃなくて、ミーチャンハーチャンが認知できる「自分も60点とれる」言葉を、積極的に選んでいるようだ。

 わたしの感覚では、今年はなんといっても「トランプ現象」こそが大賞に値すると思うのだが、それがわたしの知らない「神ってる」なんだから、そこにこの流行語を”捏造”する意図を感じる。
 たぶん「トランプ現象」では、トランプを呼んでくるわけにいかず、「神ってる」の野球屋なら表彰式にも来てくれてTV向きだという、商売っ気が優先していることがよくわかる。
 流行語によるわたしの認知度測定は、わたしのTV世界との距離測定になっているらしいから、以後どんどん距離は広がるだろう。そのひろがり方を測定することが面白い。


 で、以下がわたしの認知度の変遷である。〇が知っていた言葉で、6割で世間認知度合格とする。
 
【流行語2016ベスト10】認知度60点、TV見なくたって、まあ合格。
×神ってる(年間大賞)、×ゲス不倫、〇聖地巡礼、〇トランプ現象、×PPAP、〇保育園落ちた日本死ね、×(僕の)アモーレ、〇ポケモンGO、〇マイナス金利、〇盛り土

【流行語2015ベスト10】認知度60点、合格。
×トリプルスリー、○爆買い、○アベ政治を許さない、×安心して下さい、穿(は)いてますよ、○一億総活躍社会、○「エンブレム、×五郎丸(ポーズ)、○SEALDs、○ドローン、×まいにち、修造!

【流行語2014ベスト10】自慢じゃないがたった2語だけ、認知度20点、不合格。
×ダメよ~ダメダメ、○集団的自衛権、×ありのままで、×カープ女子、×壁ドン、○危険ドラッグ、×ごきげんよう、×マタハラ、×妖怪ウォッチ、×レジェンド、

【流行語2011ベスト10】認知度70点、合格。
○帰宅難民、○絆、×こだまでしょうか、○3.11、○スマホ、○どじょう内閣、×どや顔、○なでしこジャパン、○風評被害、×ラブ注入

【流行語2009ベスト10】認知度50点、不認知語はどれもTVタレントものらしい。
○政権交代、×こども店長、○事業仕分、○新型インフルエンザ、×草食男子、○脱官僚、○派遣切り、×ファストファッション、×ぼやき、×歴女

2016/07/07

1202【選挙騒ぎ】国政選挙で憲法改訂が話題になる一億総赤尾敏時代がとうとう来てしまったのかあ~

●選挙で憲法改訂が話題になる時代

熊五郎 ご隠居、暑いねえ、うるさいねえ、元気ですねえ。
ご隠居 おや熊さん、いらっしゃい、で何を言いたいんだい。
 はい、参議院選挙で世の中うるさいですねえ。特に現憲法について、離脱派と残留派とがね。
 そうそう、憲法を変えろなんて、昔むかしはアベの爺さんと鳩山の爺さんが「自主憲法制定」って言ってたなあ、それが失敗した後は、大日本愛国党総裁の赤尾敏が死ぬまで、有楽町駅前で怒鳴っているくらいなものだったがねえ。

 そりゃ有名な右翼ですね。それが今や、あっちもこっちも赤尾敏だらけですよ。
 しかも政権党が大真面目でそれをいうんだから、なんとまあ人生長く続けていると、奇妙な時代に遭遇するものだよ。
 そればかりか、今度の選挙で、憲法改訂を唱える党派勢力が、国会議員の3分の2を占める可能性が高いなんて、新聞報道が大真面目にでてますよ。

 あれまあ、いつのまにか世の中の選挙権者たちは、大日本愛国党支持者ばかりなって、体制翼賛選挙をやっているんだねえ、わたしの幼少時代に逆戻り、ヤダヤダ、あたしゃ共犯者になりたくないから、投票離脱派になるよ。
 またそれを言う、しょうがないご隠居だな、でもねえ変なんですよ、新聞、TV、ネットでは憲法についてなんだかんだとうるさいのに、選挙の演説にもポスターにも、憲法改定って一言も出てこないんですよ。
 そうそう、うちの近くに指名手配の顔写真みたないのがずらりと貼ってるよ、しげしげと見たんだけど、憲法改訂なんてどこにも書いてないんだな。
 それどころか政策のようなこともほとんど書いてないですよ。憲法改訂に一番肩入れしてる自民党候補者のポスターは、ただの顔だけ、
 人相で投票するのかい、だから投票って嫌なんだよ。



●現行憲法と自民憲法案の読み比べ

 先日の新聞に、自民党の憲法改訂案の一部について、かなり危ないぞと言う、意見広告が載っていました。言論自由を中国なみにしたいらしいですよ。
 ほう、こりゃすごいなあ、これ見ると明治憲法の方が、まだ可愛らしいもんだね。こういうのを政権党が堂々と発表する、今の時代ってのがすごいなあ。

 それでね、ネットで自民党の憲法改訂案を探して、現憲法と比較してみました。簡単なところを並べましょうかね。

第20条(信教の自由)
(現)信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
(自)信教の自由は、何人に対しても保障する。
第23条(学問の自由)
(現)学問の自由は、これを保障する。
(自)学問の自由は、何人に対しても保障する。
第29条(財産権)
(現)財産権は、これを侵してはならない。
(自)財産権は、侵してはならない。

 なんだい、こりゃ同じだろ、、いや、そうじゃないな、同じようだけど、「これを」ってのを、自民案ではどの条文からも外してるんだな。ハハ、こりゃオカシイね。
 ね、これってなんでしょうねえ、もとが間違ってるんで字句訂正したつもりですか。
 いやいや、そのつもりだろうが見事に自民案は文法を間違ったね。日常会話ならまあそれでもいいよ、だけどねこれは最高法規だよ、まじめに日本語文法で書いてほしいもんだよ。
 え、どういうことです?
 例えば29条だよ、「(現)財産権は、これを侵してはならない」とあるだろ、これはね、「財産権というものについてだが、国家は財産権を侵してはならないぞ」ってんだよ。国家が主語で財産権が目的語になってるよね。
 では、「(自)財産権は、侵してはならない」のほうはどうなるんです。
 それだと文法上は「財産権は」から「侵して」が続いてしまったから、財産権が主語になって、「何を」侵してはならないのか目的語がなくなったヘンな日本語だ。
 なるほど、「(現)財産権は、これを侵してはならない」の方は、「これを」ってきちんと目的語があるんですね。
 そう、出だしの「財産権は」ってのは、この条文はこれが主題だよって、強調する書き方なんだな。自民党案では話し言葉なみに「これを」を削ってしまうから間違い文になる。
 う~む、一事が万事で、言葉を知らないやつが作る憲法案なんて、とても大丈夫じゃないような気がしてきますね。
 近ごろは主語と目的語の助詞の使い方が大混乱しているからなあ、「魚が食べたい」なんて、魚がなにを食うんだい、「魚を食べたい」って言いなさいよ?
 へへ、そういうご隠居が大好きですよ、あ、いけね、ご隠居を大好き、、か。