金持ち財閥のアソウさんがポケットマネーから配ってくれる(のであろう)低額給付金を、わたしの銀行口座に振り込んだと、横浜市からお知らせが来た。
この時期は、県市民税とか固定資産税とか健康保険料とか諸会費とか、いっぱい請求書が来るので、夫婦二人分4万円では文字通り低額(もしかして定額だったかも)過ぎて、口座に記録はあれどもあちこち引き落しの中に溶け込んで薄まって消えてしまった。
日本の世帯数は約5千万、ここにお知らせ葉書を2回配ったり振込み手続きをすると、なんだかんだでどれくらい費用がかかるものだろうか。
1世帯あたり100円としても50億円、エッ、計算違いじゃないよな、。
そこでまじめに調べたら、総務省から都道府県や指定都市の担当部局宛の「定額給付金給付事業に係る留意事項について」(2008年12月20日付け)という事務連絡書類がインターネットに公開されている。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/pdf/081220_3_1.pdf
それを一部引用する。
「本日、政府は平成20 年度補正予算(第2号)案を閣議決定したこと。
今回の補正予算案においては、「景気後退下での生活者の不安にきめ細かく対処するための家計への緊急支援」として定額給付金を給付するために必要な経費2兆395 億13 百万円(給付金額1兆9,570 億円、給付に要する事務費825億13百万円)を計上していること。」
そうかあ、50億円でびっくりなんて貧乏人素人のあまりにいい加減で、なんと825億円もかかるのだ、ひょえ~っ。
これを減税にすれば通常の徴税費用でまかなえるだろうに、なんでだろうか。多分、税金を払えない低額所得者にも低額給付金をと、アソウさん流の施しであろう。
上の書類に「景気後退下での生活者の不安にきめ細かく対処するための家計への緊急支援」とあるから、家計支援に消えたわが低額給付金はそれなりに役に立ったことになるのかしら。
アソウさんちでも「家計への緊急支援」となって、多分、大根でもお買いになったことだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿