今の日本の人口は12800万人くらい、それが50年後には8670万人になるという推計が、国立社会保障・人口問題研究所から発表されたそうだ。
グラフで見ると今頃がピークで、このあとは急なようなそうでもないような坂を下っていく。
こういう人口の棒グラフは、棒の下のほうが若くて、上に行くほど年寄りのというイメージで書くものだが、ちょっといたずらして逆にしてみた。
それで気がついたのは、65歳以上の老齢人口はこれから特に増えもせず減りもせずの定常状態になっていることである。これって、どういうわけなんだろうか。
毎年、上のほうから若い空色層と白色層がガタンと水色層のところに降りてきて、押された水色層はガタンとゼロラインの下に落ち込む。つまり死ぬのである。
でも水色層の長さは変わらない。変わるのその上の層ばかりで減っていく。
これはつまり生まれる赤ん坊が、死者の数に追いつくほどの補充が利かなくなっているってことなんだろうなあ、。
人口の量よりも、この空白水3色の構成比率が問題なんだろう。
これを是正する人口政策は、たとえば、水色を減らすのである。つまり長寿から長害へってね。そういえば、水色を減らす政策って今までなかったなあ、増やす方向ばかりだった、、、うむ、。
戦争直後のベビーブームのときは、なんとかして空色層を減らそうとする産児制限なる政策があったけどなあ。
もうひとつは、空色を増やすってこと、これはたとえばフリーセックス奨励策なんだろうかしら。婚姻と出生とを切り離すしかないのだろうなあ。
できちゃっても婚しないでも平気な政策って、、なにかなあ、。
この棒グラフを見てもう一つ思うのは、昔と今とは水色と青色が逆転している。
つまり、昔は子沢山で白色層が空色層を養うのが大変なのであった。
それが今とこれからは水色層の老沢山で、これを白色層が養うのが大変と見えるのだ。
だが、考えてみると空色層はほとんど稼ぐことはないが、水色層はけっこう稼ぎ能力を持っている。
その違いがあるのを棒グラフでは表してくれないから、青色がお荷物に見えてしまう。
人口問題くらい将来が良く見える予測はないが、人口政策くらいやりにくいものはないってことだろう。
まあ、何もしないでいて目に見える問題が生じるころは、わたしは水色の棒の下に消え去っているのである。
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