文化庁の報道発表として、鎌倉と富士山の世界遺産推薦のことが、文化庁ウェブサイトに載っている。
「本日、外務省において世界遺産条約関係省庁連絡会議(構成:外務省、文化庁、環境省、林野庁、水産庁、国土交通省、宮内庁)が開催され、「武家の古都・鎌倉」(文化庁・国土交通省の共同推薦)及び「富士山」(文化庁、環境省・林野庁の共同推薦)の世界文化遺産への推薦について検討が行われました。その結果、両資産の推薦書(正式版)をユネスコ世界遺産センターへ2月1日にまでに提出を行うことが決定されましたので、お知らせします」
で、その後は現地調査やらいろいろあって、2013年夏にユネスコが審議して決めるそうだ。
暫定で雌伏10年の鎌倉は、果たしてどうなるか。
鎌倉と富士山とが推薦省庁が違うところは、街と山の違いなんだろうか。
たとえば鎌倉には都市計画があるから国土交通省、富士山にはないから環境省なのか。あ、そうか、国立公園だからだな。
鎌倉も広い山林領域が登録構成資産なのに林野庁が推薦しないのは、あの山は木が生えていても管轄が違うんだろうなあ。
「武家の古都鎌倉」は英語で“Kamakura,Home of the SAMURAI”だそうである。
ふ~ん、マイホームってホームと同じかなあ、サムラ~イって発音すんだろうなあ、なんだかジャパネスクっぽいなあ、なんて、ネイティヴ英語のわからない人は思うのであった。
そんなことより、文章を読んでいて、気になったことがある。
「開催され」、「行われました」、「決定されました」と、受身の表現が続いていて、この発表した文化庁とは関係ないところでのことみたいなのである。
でも、どれもこれも文化庁が主導していることだから、ここは「開催し」、「行いました」、「決定しました」って書くべきだろう。
なんだか他人ごとみたいな書き方は、お役所文書形式なんだろうか。責任回避してるみたいで、不思議である。
●関連ブロ愚
102世界よりも宇宙遺産
http://datey.blogspot.com/2009/03/102.html
210鎌倉の世界遺産
http://datey.blogspot.com/2009/12/210.html
486世界遺産帝国主義論!?!
http://datey.blogspot.com/2011/08/486.html
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