2013/04/06

752【言葉の酔時記】返還可能な時期は明日またはその後って借金返済のがれに使いたい

 そうか、そういう表現が政府間で公式に使えるんだな。ならば、庶民も使おう。
 今度、だれかから金を借りるとき、「返還可能な時期は、明日またはその後」と言おう。
 これは、いつまでたっても返さなくても、約束違反にならない便利な言葉であるよなあ。
 あ、でも、これで金を貸してくれる人がいるはずがないよなあ。
 やっぱり借りてしまったやつは強いなあ、「返還可能な時期は、明日またはその後」なんて言って、いつまでも返さなければいいのだからね。

 日本とアメリカ両政府が、沖縄県にある6件の米軍基地について、その返還可能な時期を発表した。
 その中で、普天間飛行場(宜野湾市)は、「2022年度またはその後に返還が可能」になるのだそうである。
 これって、要するに「2022年までに返すことは絶対に不可能だし、返すとしてもそれよりも後になれば可能かもしれない」ということである。
 これは「返還可能な時期」じゃなくて、「返還不可能な時期は無期限」という発表である。
 英語ではどう書いてあるのか知らないが、日本語では、そうとしか読めない。

コラム「言葉の酔時記」一覧
http://homepage2.nifty.com/datey/datenomeganeindex.htm#kotoba

0 件のコメント: