8月が終わって暑い日ながらも秋らしい日も出現するようになった。この夏は地球のあちこちでいろいろと事件があって退屈しない日々だった。
日本はもちろん世界中で、新型コロナはますます盛んなる活動をしており、特にデルタ型とか言う変異種の活躍が話題である。ウィルスは状況に応じてメタモルフォーゼするらしい。
そんなときなのに日本人はすごいというか狂気というか、オリンピックとパラリンピックなんて国際大運動会を、最も感染がひどい東京千葉横浜で開催中である。何万人かを集めるこの行事開催禁止しないばかりか、中央政府も地方政府も庶民も応援している。医療関係資源も多くそちらのオリパラ王国植民地に確保されて、日本国のコロナはますます繁盛。いわば火事場で宴会しているようなもの、宴会させるほうもひどいが、宴会にくる競技者たちはもっと酷い。跳んだり跳ねたり勝った負けたと言ってるだけで、この渦中での愚行を謝る奴はひとりもいないのだ。アスリートのバカさ加減に呆れるばかり。
コロナに罹らないために庶民ができることは、マスクや手洗い、人同士離間など消極的対応策しかない。積極的対応策はワクチン接種しかない。春頃には十分に確保したなんて首相が言っていたが、接種体制の構築がドジで、市民たち接種したてもなかなか接種に至らない事件が次々と起き、十分確保してある筈のワクチンが供給不足になったりもする。差配する政府のドジぶりがなんとも酷い。接種率がいまだに半分以下の割合だ。
わたしは7月中に接種を終えたが、息子は昨日ようやく第1回目接種に至る有様。コロナは去年初めから起きていることだから、ワクチンについては十分に準備期間があっただろうにどうしたことか。
9月末頃には自由民主党の総裁選挙だそうだから、ことのついでにスカさんから別の人になって自動的に首相交代を期待する。言葉の通じない人って、何とかしてくれ。もうだれでもいいから、今より少しでもましな人になるに違いない。国民のささやかなる願いである。
そんな時に国際的大事件も起きるだから生きづらい時代だ。USAが2011年の9・11事件報復とて、タリバン憎しと始めたアフガン戦争で敗北して撤退作戦に入り、今月中に撤退完了するという。かつてベトナム戦争での大敗北があったこと思い出す。日本人とその協力者アフガン人たちを救出のために、自衛隊の航空部隊をカブール空港に飛ばしたけれど、そこに来る方法がないので結局は救出できた日本人はたたひとりだったという。日本大使館関係日本人は、その前にいち早く脱出したそうだ。タリバンに迫害されるだろう協力者だったアフガン人たちを置き去りにしたと非難の声がある。要するに救出作戦は失敗したのだ。比較してコリアの救出作戦成功が賞賛されている。
ネットでは政府の政治能力欠如が言われている。コロナ対策の稚拙の上に恥の上塗りか。誰がリーダーになろうと難しい時代であることは確かだ。だからこそ信頼のある言動を見せてくれる人がその地位についてほしい。見え見えで官僚の書いたもん切り原稿を読むだけの今のお方って、見て聞くこちらが恥ずかしくなって困惑する。せめてヘタクソな言葉であっても、誠意のある自分の言葉で語ることのできるひとがリーダーの地位についてほしい。
こんなささやかお願いしてるなんて、それは政権与党が得させるだけだなあ、。
(20210831記)
参照:コロナ大戦おろおろ日録
まちもり通信総合目次/伊達美徳アーカイブ
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