2023/01/22

1667【コロナ感染対策緩和】 これからもどうぞそのまま夜目遠目マスクの内の美しき人よ

熊五郎:やあ、ご隠居、元気そうですね、今日はZOOMで長屋談議とは、今どきですねえ。

ご隠居:はいはい、熊さんこんちわ、うん、こうやってPCで無駄話するってのも新鮮だね。

:それにしても同じ裏長屋に住んでこうとはねえ、どうもすごい時代になりましたね。

:ZOOMにしようよと言ったのはわたしだったがね。

●八十路のコロナ感染

:そうでしたよ、何でもご隠居の親友がコロナに感染したとかって、震えあがってこうなんですね。

:いや、震えちゃいないが、ビックリしたね、遂にコロナが身近に来たかとね。別居の息子が去年に感染したのと今回で2回驚いてるよ。

:2回で済んでるならよしとしましょうよ、それでその親友はどうしてますか。

:そう、その男はね、わたしと大学同期、同じ体育会系クラブ仲間なんだよ。

:それじゃあ立派過ぎるほどの超高齢者ですよ、基礎疾患があるのですか。

:あるんだよ、もう立派なコロナ大リスク感染者だね。実は本人とは半年以上も会ってないのだけど、メールでその知らせが来てね、でも喉が痛いだけで熱は出ないので、しばらく家で養生すればよいってさ。

:そりゃよかったですね、後遺症はないのかな。

:それはまだ分からないが、私たち同期仲間数人は大きな影響を受けている。

:まさか濃厚接触者とか、メールでそんなことないでしょ。

:メールだけでそれはないのだが、実はこの月末にそのクラブ同期の7人で飲み会をやることになっていたのをキャンセルしたんだ。せっかくの老いの楽しみがなくなった。

:そりゃ賢明なこと、ご隠居のような超高齢者が集まって飲み食いするなんて大冒険。

:うんその通りだけどね、でもねえ、そいつが治って飲み会やろうとたら、また次の誰かが感染するかも知れない、そんなことが続くと、年寄りはもう死ぬまで飲み会開催できない、つまらない人生だね。

:そうですね、年寄りはなにかやろうとしたら直ぐにやらねば、でもコロナじゃあね。

:先日ね、やはり大学寮の同期仲間9人でZOOMやったんだ、ちょいちょいやってるよ。

:顔を直接向き合わなくていいから、ZOOMって年寄り向きですね。さすが理工科系大学でですね。そういえば、近いうちに名前が科学大学って変わるんですってね。

:ガクガクするね。それがね、メールがつながる寮仲間が40人くらいいるけど、意外にもZOOMできるのは15人ほどだけなんだな。

:科学に弱くなった年寄りですね、足腰が弱っても、出会うための旅費の工面できなくても、ZOOMならなんとかなりますね。

:ところがね、足腰は元気でも目や耳が遠い老人には、ZOOMはむつかしい。そこが若いものと違うね。

:その同期老人たちはコロナには大丈夫なんですか。

:おお、それそれ、先日のZOOMでコロナ談議になり、聞けば9人中3人がコロナ感染体験者だったよ。

:おお、けっこう多いですねえ、みんな超高齢でしょ。

:そうだよ八十路半ばだよ、基礎疾患あるやつもいたけど、みんなZOOMに出てくるくらいは元気だよ。いずれも家族みんな感染して大変な目にあったが快癒したそうだ。

:後遺症はないのですか。

:それを聞いたのだが、当人はよくわからないと言っていた、まあ、年寄りボケとコロナ後遺症の区別はむつかしいかもね。

:わはは、なるほどねえ。

●コロナ対策転換は多老化対策か

:まあ、身近にはそんなことがあってね、政府はコロナと共生するんだって規制緩和だそうけど、年寄りはそうはいかないと身近にわかったね。

:政府はこのところ妙に急にコロナ共存政策への転換の様子ですね。コロナ感染者や死者の発生数が減ってきているのかと思えば、死者は第7波よりも多い、それで転換していいのでしょうかねえ。

死者も感染者もしっかりと増えているのに、、

:更に、コロナを感染法の第2類から第5類に変更するって言ってるよ、つまりコロナを流行り風邪並みの病気に格下げ、大関から前頭へ下降させるんだって、もうマスクもつけなくてよいとか。

勝手に格下げするなってコロナが大いに怒って、それならばもっとたくさん変異株をつくって、また大関復帰に頑張るぞ、なんて張り切ってるかもね。

:わはは、コロナの方は変わらないが、法律の方を変えて格下げする、どうしてかな?

  これからもどうぞそのまま夜目遠目マスクの内の美しき人よ

  格下げに落胆せずに新たなる変異株増産努力の所存

:このままにマスクもいらない、旅行も飲み会もOK、企業も出勤して来いとなると、要するにコロナ前通りの社会になる、そこにコロナだけは立派に存在して活躍する、だけど医療体制は対応しないまま。

:そうするとなんとなく感じるのは、われら老人階層ににコロナがどんどん押し寄せて来るような気がするんだよ。

:う~ん、年寄りがコロナにどんどん感染し、どんどん死んでいく、それってもしかして立派な高齢者福祉政策かもしれない、早く言えば多くなり過ぎた老人を、この辺りで政策として淘汰しようってんですよ。

:おお、そうかそうか、つまり少子化対策の向こうを張って、多老化対策だ、う~む、ありうるなあ。減るばかりの子供をどうやって増やすかが少子化対策つまり子供増加推進策であり、いっぽう、増えるばかりの老人をどうやって減らすかが多老化対策、つまり老人減少推進策であるのだな、おお、分かったよ、へん、おおきにお邪魔さま~。

:あ、いやいや、あのね、そう言えば近頃ネットで悪評判のアメリカの大学助教授の日本人の発言で、「老人集団自決」ってのがありますね。

:イェール大の成田さんて若い経済学者だろ。その言ばかりクローズアップされていて、本当はたぶん比喩的な言説だろうと思うが、社会一般ににある潜在意識なのかね。

:コロナが高齢社会と大きな関係にあることは確かだから、コロナに多老化対策をやらせるって、政治的合法的犯罪です。

:何かそれって投げ出し政策に思えるね。もう手がないから投げ出してしまって、社会の動きに任せるんだよ、それはチャイナの習さんが、準備もなく突然にゼロからウイズへとコロナ政策を転換したのと似ている。

:そう、ありゃどう見てもお手上げ投げ出し政策で、この春節の人口大移動でコロナがどうでてくるか見ものです。

:この冬の日本とチャイナとコーリアのコロナが、どういう結果になるのか、そこに老人問題がどう絡んでいるか、春になってから一番のお楽しみ、いや、心配事だね。

:その東アジア3国で、この冬の老人死亡統計に注意です。

:わたしも老人減少推進策に貢献するかな。

  少子化と多老化するこの国に老いさらばえて唯一の貢献

(20230122記)

2023/01/09

1666【コロナ躍進新年】チャイナ感染爆発シーさん白旗ジャパンもコリアも降参コロナ凱歌新年


熊五郎:やあ、ご隠居、謹賀新年で~す、今年もよろしく。

ご隠居:おや、熊さん、いらっしゃい、はいはい、おめでたいね、今年は去年よりもよろしくな。

:それじゃあ去年はよろしさが足りなかったみたい、ま、いいや、ご隠居の口の悪さは毎年のこと。

:すまないね、でもね、今年こそよろしくないようにと、この3年もの正月に言いつづけているのに、向こうから勝手によろしくしたいとやってくる奴にも困ったもんだね。

:そう、それそれ、コロナのやつでしょ、いい加減に退散してほしい。

●毎日数十万人感染でもこののんびり空気

:それなのにこのところコロナが日常のニュースのトップに来なくなってしまった。もうコロナ消えたのかと思えば、なんと昨日は1日で19万人近くも感染してる。

:そう、もう日本じゃ累計だと感染者は3050万人、死者は6万人だそうですよ。死亡率0.2%って、多いのか少ないのか、。

:1000人に2人死ぬんだから多いような気がする。それよりも1日に19万人も感染するって、どういう症状か知らないが普通じゃないよな、怖いね。後遺症だってあるんだろ。

:明らかに第8波襲来ですよ、感染者も死者も第7波を越えようとしている、なのにコロナコロナって騒がないのは、もう慣れてきたってことですかね。この程度は人間だから仕方ないってね。

:ワクチンが行き渡り、集団免疫ができてるってことかな、でも死者数だって低くはないよ、でも騒がない、う~ん、ま、そうだな、わたしは覚悟ができてきたね、もう感染して死んでもいいやってね。

:まあ、そうやってうるさい年寄りがいなくなるのはいいことかもね。覚悟とか慣れってよりあきらめたんでしょ。でも政府があきらめるてのが、あることなのかなあ。

第6-7-8波ときて新規感染者数は未だだが新規死亡者数は第7波を越えた

●お手上げになった強権チャイナゼロコロナ

:あきらめっていえば、あの強権国家でゼロコロナ政策完遂だって張り切っていたチャイナのシーさんさえもが、先月突然にもうゼロコロナごっこやーめたって180度転換だよ、あの剛腕シーさんだってあきらめたんだ、日本やあたしがあきらめたって不思議じゃない。

:あのね、そういうもんじゃないでしょ。それにしてもチャイナの急変緩和転換は、国内大混乱らしいですね、準備もなしに行動解除だから、感染爆発が起きてるって、もうすぐの旧正月休みになれば億人単位で感染者が増えるとか言ってますよ。興味津々ですよ。

:それなのにシーさんとこでは政府が統計を出さないとか、出しても信用ならないとかで、諸外国がチャイナ政府を信用しなくなり、チャイナ鎖国を次々と始めている、日本も厳しい水際防疫体制開始らしい。その日本に対抗措置として、チャイナは日本人へのビザ発行制限強化、なんか勘違いしているらしい。

:ゼロコロナ政策で感染を抑えてきたのはいいけれど、そのために集団免疫ができていない、そこに突然に感染者規制解除開放だから、爆発的に感染が増えるとわかっているのに、ソフトランディングの準備をせずにいきなり方針転換、これっていかにもチャイナらしいって言えるのかなあ、ヘンな国ですねえ。

:日本でコロナよりも経済だという政策に批判的な声が多いけれど、シーさんところもそれだったのかね、やっぱり命がちょっと減っても金が欲しいって、人間だよね。

:もしこれで景気が戻らなくて感染者死者ばかり増えると、シーさんのクビにかかわるのでしょうかね。

:チャイナのシーさんよりもロシアのプーさんの方をやっつけてくれるといいのにね。そんな中で世界のコロナ情勢はどうだい。

:なんといってもUSAのバイさんところ。感染1億・死者110万人すよ。で、気がついたのは今年になってからだと思うけど、日本が隣のコーリアを追い抜いて世界第7位になったことですよ。何かというと競争する両国だけど、こんなことでも肩を並べているんですよ。

:こういう世界ランキングにチャイナが不在ってのが、不思議だよね。どうも統計に信用がないらしくて、並べるのを忌避されているのかね。困ったもんだ。でもねえ、日本の統計は大丈夫なのかね、世界各国との比較について単に感染や死者数だけじゃないのも見たい。

●欧米をしのぐ大流行中の日本とコーリア

:それならこれですよ。雑誌「世界」2月号に米村滋人氏が書いている論文にある表ですよ。この右上あたりの日本の2020年と21年及び22年の感染者及び死者数の比率ですがね、その下の方にある諸外国のそれらと比較してみてくださいよ。

:どれどれ、ふ~む、隣のコーリアがすごいのでこれを別にすると、そのほか欧米のどの国も日本とは比較にならない低い数字だね。つまり日本と韓国ははじめ1年はコロナに強い国なんて自慢してたけど、2年目、3年目になると化けの皮が剥げたってわけかい。

:そうなんですよ、日本は2021年からはコロナ対策を間違ってるって、米村さんは書いています。隣のコーリアさんもそうで、こんなところでも張り合う両国です。

:それにしてもあの大流行コロナ失敗国といわれるUSAと比べてみても、21/20年の日本は感染者が6.53倍なのにUSAでは1.73倍だよ、22/20年比は日本106.71倍でUSAは2.27倍って、この大きな違いは何だろうねえ。

:USAやヨーロッパでは2020年には大量の感染死者を出したが、その後は比較的抑え込みに成功したらしいですね。日本とコーリアはその逆ってことです。

:ということは、今頃日本は制限緩和に舵が切られたけど、実は隣国とともに大流行のさなかにあるってことなんだねえ、先進諸国で緩和だから日本も真似して緩和したってことらしいけど、それって逆にしなくちゃならないようだね。これから大きな緊急措置が必要になるのかもなあ。

:今日から政府はまた旅行に補助金支給再開するそうですよ、いいのかしら、国民は覚悟して感染旅行ですね、なんだか怖くなってきましたね。ああ、こんなところで油売ってると感染しそうだ、家に帰って寝ようっと、寝正月に限る。    (20220110記)


2023/01/05

1665【横浜ご近所正月徘徊】港あたりにタワー群、貧困街で炊き出し、中華街は大混雑

 ●正月から徘徊に

 コロナのこの3年も、コロナ逼塞もあるが、個人的にはうちに引っ込むことなく、ほぼ毎日大なり小なり徘徊を続けている。
 だが歳のせいによる老化と共に次第に足が弱ってきており、徘徊の距離と時間とが短縮気味である。歩行速度もどんどん遅くなる。徘徊の距離も時間も縮むのだ。
 速度だけでなく、ヨロヨロもするようになった。昨年11月にはまっ平らな横断歩道で転倒するという初事故があった

 だが、だからといって徘徊をやめては、足腰が弱る一方なので、できれば毎日でも距離や時間は少なくなろうとも、徘徊実行するようにしている。まあ速度や距離は縮んだが、徘徊時間はそれなりに継続することはできる。つまりダラダラ持続力はあるらしい。

●新港あたりの風景を見に

 2023年の正月は元旦から寒いがよく晴れている。今年の徘徊初めは2日からである。
 桜木町近くの日本丸メモリアルパークに行ってみた。その芝生広場から日本丸を背にして、横浜新港地区と北仲地区の開発状況のパノラマを眺めてきた。ときどきここにやってきて、そのパノラマを眺め写真を撮って、変化を見て楽しむのだ。

 ここに掲げるそのパノラマは、今年正月と13年前の比較である。画像の中央あたりから左が横浜港の新港地区であり、右方が北仲再開発地区である。13年を隔てる2つの写真を比較して一見してわかるのは、右方に建った超高層ビル3本である。


2023年1月のパノラマ

2010年1月のパノラマ

●真っ白ホテルビル

 2010年の写真になくて、2023年写真に出現しているビルを解説しておく。
 中央部の右寄り白くて比較的細い超高層ビルは、35階、高さ135m、2300室もある都市型ホテル、新井千秋デザインである。

 2019年9月に開業したが、間もなく2020年4月年から22年11月まで休業に入ったのは、コロナ感染者の宿泊療養施設として、神奈川県に一括賃貸したからだ。徘徊の通りすがりにそれを見ていて、なんとも今どきの事件だなあ、わたしも感染したらここに泊まってみたいと思ったものだ。

 でもコロナ療養施設になるとは、ホテルイメージが下るだろうに、いや社会貢献とて評判が上がるのかしら、などとおもったのだが、どうなんだろうか。
 アパが経営するのだが、あのアパがこんなに大きなホテル屋になったのかと驚く。そして横浜都心にホテルの乱立がものすごいことにも驚く。そういえば去年はハイアットが横浜都心にオープンしたし、この後に解説する北仲超高層ビルにもオークウッドなる高級ホテルがオープンした。なんにしても住民のわたしは縁がない。

●真っ黒アパートビル

 その右に超目立つ姿の真っ黒太め超高層ビルの下駄ばき共同住宅が建った。58階建て、高さ200mほど、住宅が1100戸以上もあるとか、ちょっとでかすぎる。デザインは誰か知らない。

 足元には、横浜港絹貿易時代の2階建て歴史建築の煉瓦造倉庫があったのを、コピーデザインして店舗や展示場などにしているのが特徴的だ。もっとも真っ黒超高層アパートビルがでかすぎて、レンガ倉庫が踏みつけられているようだ。

 これはいわゆる億ションばかりの下駄ばき共同住宅ビル……こんな用語は最近は消えたようでマンションというらしい。でもねえ、mansionってのはUSA大統領のwhite houseのような大庭園付き大邸宅のことだよ、ウサギ小屋(これも古語になった)のようなアパートメントハウスじゃないんだけどなあ。

 この真っ黒ビルの最上階に、公開展望台のフロアがあるらしい。ある日、徘徊途中に思いついて登ろうとしたが、どこから入るのわからなくて退散したことがある。まあ、共同住宅ビルだから、あまり自由に入りやすいプラニングは防犯上困るので、わざとわかりにくくしているのだろう。

 この真っ黒アパート計画段階の都市計画変更に関して、わたしがブログにいちゃもんを書いている。【北仲再開発2014年横浜都計審へのいちゃもん】北仲通北再開発の地区計画変更の基本的問題はなぜ審議されないのか。
 この隣にまた同じかどうか知らないが、またもう一本の下駄ばき共同住宅ビルが建ちだしている。

 まさかまた真っ黒ド太いタワーが並ぶのじゃああるまいなあ、かなり品がないと思うよ、今の真っ黒ビルが壊した真っ白海辺風景を、新しい美しいタワーで景観手直ししてほしいものだ。

●真っ白役場ビル

 その右の方の太い白ビルは横浜市庁舎で、関内駅前からここに移転してきた。
 デザインは槇文彦だが、コンペ当選は竹中工務店だった。事情を知らないが当選後に槇を市が送り込んだのだろうか。槇はその左隣の2020年もすでに建っているオフィスビル(アイランドタワー)の設計者である。

 槇は都市デザナーとしての役割を求められたのだろうが、その役割を果たしたらしいデザインである。これら2棟は実は一つの市街地再開発事業であるが、事業開始から30年ぶりくらいだろうか、市庁舎が建ってようやく事業完了した。

 新市庁舎は、珍しく下駄ばき事務所ビルであり、1,2階に店舗が入っている。大岡川沿いに広いオープンスペースがあり、わたしは徘徊跡中にここに立ち寄り、店で買ったビールを飲んで休憩する。市民としてはなかなかよろしいしつらえである。

 だが市民としては肝心のところがよろしくない。移転前の庁舎では、各階に普通に入っていけたのに、新庁舎では3階に駅のような改札口ができて、切符を買わないと入れてくれないので、敷居が高くなった。
 だから、わたしは未だ一度も市役所執務室に入ったことがないが、それはもう2階以下にしか用がない身になったからだ。

●横浜中華街正月見物

 横浜随一の観光街である中華街を観に行く。
 そこはもうお祭りのような人がいて、メーンストリートの大通は肩をすり合わせるほど、足を踏みつけあうほどの混雑する雑踏であった。

 派手派手の正月飾りが頭の上に極彩色で道の上をおおい、その下を若者たちが派手派手風俗で、何やら食いながら話しながらのろのろと歩き回る。びっしりと並ぶ中華料理店やら近頃増えてきた占い店からの、客引きの声もやかましい。



 この街ではだれもかれもがお行儀悪く、道を歩きながら何やら飲み食いしている。店の中ばかりか、外も飲食の場である。店の前で立ち止まって飲み食いするから、雑踏はますます滞留する。
 コロナ前には雑踏から外国語が聞こえるのが普通だったが、さすがにそれが聞こえない。歩き飲食にはマスクは邪魔だからつけていないし、大声でしゃべりあっているから、コロナは喜んでいることだろう。
 参照→2020年コロナショック中華街

●寿町の静かなる賑わいー炊き出し

 正月の徘徊に寿町を欠かさないのは、めでたいその名前にちなんでいるのではない。世の中が休日の日々の年末か年始にかけて、仕事にあぶれて食事に事欠く人もあるから、この間にいわゆる炊き出しをしている。その様子を野次馬的に観たくて寿公園に行く。



 今年も長い長い行列が、寿公園のある街区を取り巻いている。長さ約220m、人数約400人、みたところ中年以上の男が多い様子である。去年も同じくらいであった。寿町の住人だけでなく、近くん野宿者たちも来るに違いない。

 炊き出しをするのは「寿越冬実行委員会」としていくつかのボランティアグループから校正されているようだ。「第49次越冬闘争」とあるから、単純に考えてもう半世紀もやっているのだろうか。炊き出しだけではなくて、各種の相談にも乗っているとある。そんなにも長い間の対貧困活動に頭が下がる。そしてこうも長くこの活動が続くほどに、日本は貧しい、と毎年の正月に思うのだ。


●寿町ドヤ街は変わったか

 徘徊でしょっちゅう見ている街だが、去年の大きな変化は、簡易宿泊所に囲まれて大きな高層共同住宅ビルができたことだ。いわゆる(日本流)マンションである。
 これまで寿町等のドヤ街の外郭一皮分には、いくつかの一般共同住宅ビル(いわゆるマンション)が寿町の背を向けて立っているが、ドヤビルの連続の中に建ったのは初めてである。

 今後、これを契機にして、横浜寿町がドヤ街からマンション街に移行を始めるのか、つまりマンションがドヤを駆逐する動きが出るのだろうか。
 あるいは逆にマンションが撤退してドヤになるのか、つまりマンション排除が始まるのか、これは社会現象として興味深いことである。これがわたしの寿町徘徊の視点である。

ドヤビル街の間に出現した一般分譲共同住宅ビル(日本式マンション)

 その昨年できた共同住宅ビルの並びに、大きな空き地ができた。もともとは簡易宿泊所だったのだが、何が建つか興味を持っていたら、これはまた簡易宿泊所として再登場した。 また別のところのドヤビル街の中に、長らく大きな空き地があるのだ、昨年半ばに建築のお知らせ看板が立った。また簡宿かとみれば、ホテル旅館とある。業態を変えるらしいが、未だに空き地のままで着工していないのは、なぜだろう。

 去年はそのほかにドヤ街のまんなかあたりに、建て替えドヤビルが2棟、小規模な共同住宅ビルが1棟建った。
 全体にそれなりに動きがあるが、コロナのせいか建設活動はあまり活発で無かった。コロナのせいで仕事失い、寿町も人々が増えていることだろう。

 こうしてわが徘徊は正月から始まり、港近くのリッチな億ションタワー見物から、寿町貧乏街の貧乏正月風景、そして大量の若者がもの食い歩くささやかリッチ中華街、などなど見て回ったのであった。    (20230105記)

2023/01/01

1664【コロナ大戦勝利者は】ひさかたの光のどけき春の日にしずコロナ来て咳の散るらむ

 さても今日から2023年という新年が始まる。
 で、それがどうしたって言いたいけど、絶えることなく無限に続く地球の回転に、人間が勝手に名付けた回転数というものが、年とか付きとか日とかの時間というものである。
 最初から数えて何回転目か分からないので、とりあえず有名人が生まれた年を数え初めにて、今日が2023回目というのだそうだ。
 いや、そうじゃなないと、別の時を起源にして数える人たちもいるが、世界で一番多く使われているキリスト生誕歴をわたしは使うことにしている。
 その2023回目の回転が始まった今日とその前は切れることなく続いている。
 ああ、めんどくさい、こんなことをぐだぐだい書いてる場合か。

●コロナ軍の勝利らしい

 その2022回目の回転中を去年というが、去年が酷かったと愚痴を昨日書いたが、今日もまたつづきとして、詳しく書く。なかでも新型コロナパンデミックを記録しておくのだ。新聞に昨日までは世界各国のコロナ感染者と死者の数の一覧表の抜粋がが載っていた。

 ところが今日からそれが載っていないのだ。この記事でおしまいらしい。


 それはコロナが消えたからではなくて、その真反対で、もう人間がコントロールできなくなるほどにパンデミックしてしまって、統計とることが不可能になったからだ、というのだ。
 この3年間の人間対コロナ戦争は、どうやらコロナ軍の勝利らしい。

 あのコロナと全面戦争を挑み戦ってきたチャイナ軍、そのシーチンピン大元帥が、言い方は飾っているが要するにコロナに負けてしまい、あとはかってにやれ~ってことにしたのである。12月から突然全面開放に近いらしい。そのための準備は何もしていない。
 もちろんチャイナ市民は大混乱、そして襲ってきたのは感染大爆発だそうだ。一日に百万人単位で感染者増加とか。さぞやコロナ軍は祝杯を挙げていることだろう。

 このグラフを見ると、日本の躍進ぶりが、まるでかつての経済発展のようである。

●チャイナシンドロームが来る

 お手上げチャイナのコロナ情報が日本に来なくなり、その代わりにコロナ感染観光客がどさっとやって来るらしい。そんな中でコロナ防疫作戦よりも経済優先政策日本は、この冬外来コロナや国産コロナによる第八波はどれほど隆盛するのだろうか。

 何しろ2022年大晦日の日本の感染者は10万人を超え、死者は256人だったのだから、第八波の今後の隆盛ぶり、いや防疫ぶりに期待が込められている状況なのだ。そこにチャイナシンドロームの大波が来る。



 そうなったなら、あの懐かしき緊急事態宣言を未だ行っていない岸田さん、どうするだろうか。それでも経済優先か、不人気の中で果たしてやるものか、あれこれ期待されるこの新年の冬である。
 そうだ書いておこう、わたしは5回目のワクチンを2022年12月21日に接種した。

 百人一首狂歌2首

ひさかたの光のどけき春の日にしずコロナ来て咳の散るらむ

君がため春の日にいで打つワクチンわれコロナでも風邪のふりする

  (20230101記)

2022/12/31

1663【大晦日】酷きことばかりで終わるこの年を明くれば待つは酷き年らし

熊五郎:ご隠居、とうとう今日で今年が終わりですね。

ご隠居:ああ、熊さん、いらっしゃい、うん、そりゃそうなんだけど、わたしはこれまでにもう85回も大晦日や元旦を体験したから、飽き飽きしてるんだよ。

:まったく可愛げがないなあ、明日は正月元旦、何か思うことあるでしょ。

:いや、淡々と時が過ぎ行くだけだよ。まあ、あまり長く生きてるから、思い出すことに順番記号を付けておくと検索に便利だから、日付があるんだね。

●2022十大ニュースその1:プーチン戦争

:じゃあ世間なみに、ご隠居の今年の十大ニュースは何ですか。

:あのねえ、今年は思い出すのも嫌なことが起きた年だったね、年にランキングつけるとしたら、生涯で一番いやな年になるかもしれないな。

:そうですね、この3年コロナでろくなことがなかった年が続いていたところへ、今年な2・24事件がありましたね。

:おっ、それはロシアのウクライナ侵略再開だね。2015年のクリミア略奪のつづきだが、もう10カ月もやってるのに終わらない。ロシアって意外に弱い。

:かつてのソ連の栄光を取り戻そうと弱小国をいじめるって、プーチンのバカもいい加減にしなさい、といいたい。

:このばからしい戦争を支えているのは、兵器産業だろうね。もしかして世界の景気はこれで保たれているのかもしれない。怖いねえ。

●その2:コロナパンデミック

:プーチン戦争が1番とすれば、2番はやっぱりコロナパンデミックですね。

:そうだね、実はこちらの方が問題は大きいような気がするが、3年もつづくと飽きが来るんだね。

:人間が飽きてもあちらのコロナさんはちっとも飽きていないようですよ。なんせ第八波がいまザンブリとおそってきているのですからね、日本じゃあ1日に6万人近くも感染者が増え、死者は300人近くも増えている。

:それなのにちっとも緊急事態とかって言わないねえ、もう降参です、なるようにしてくださいってことかね。

:そうなんですね、あのチャイナのシーさんところがオカシイですよね、これまでゼロコロナとか言って、めったやたらに都市ロックダウンして撲滅運動やって来たのに、12月になったら突然に規制解除って、旅行もOKになっちゃった。

:その転換が突然で社会的混乱が起きて、それが今度は感染が爆発的拡大を招いているとかって、あの強権国家はコロナに負けたのかね。どうもそれには民衆の規制反対デモがあったからしいが、そんなことで政策転換するかねえ。

:なんだか毛沢東の政策を持ち出して、転換の言い訳にしているとか。

:あそうだ、その毛沢東のスズメ駆除という大失策を思い出した、その再来かね。

:なんです、そのスズメ駆除って。

:毛沢東政権下の1950年代の終わりごろの食料確保政策として、田畑に育った穀物を食べにくるスズメ駆除を、全国一斉に人海戦術でやったんだよ。スズメは1羽もいなくなって穀物増産のはずが、逆に不作に陥ってしまった。それは昆虫の天敵のスズメがいなくなり、イナゴなどの害虫が大繁殖して穀物を食ったからだよ、慌てて外国からスズメを輸入したって話だよ。毛沢東の失敗政策のひとつだね。

:ほほう、コロナもスズメのように素人考えで駆除してはいけないって、なにか毛沢東の教訓でもあったんでしょうかね、なんだかへんですねえ。

:そのシーチンピンさんの政策転換のせいでコロナ患者は爆発的増加、それなのに海外旅行もOK,これじゃあコロナ感染観光客がどしどし日本にやってくる、日本じゃ慌てて水際政策を考え直す、なんてチャイナドサクサが日本にも及んでいるとかだよ。

:なんだ、それじゃあ、今のようないい加減な状況では困るでしょ、このへんで緊急事態宣言を、岸田さんも始めてやってはどうですかね、人気ぶり返すかも。

:経済回したい人ばかりだから、人気は落ちるだろ。まあ個人的にはとりあえずワクチン5回目を先日打ってきたよ。それくらしか庶民老人がやれる対策は見つからない。

●その3:老化転倒事故

:では第3番目はなんでしょうか。

:これはもう全く個人的なことだが、私も妻も道で転倒した事件だ、別々の時だがね、老化って恐ろしい、いつの間にか忍び寄っている、気が付いたらまっ平らな道でも転ぶようになっていた。

:そりゃ大変な事件ですね、でも死ぬようなことはない。

:いやいや、それがかえっていけないよ、転んでいっそのこと死んじまえばいいのに、中途半端に傷ついて痛いのも嫌だが、もっと困るのは骨折して寝たきり、半殺しの目にあうことだよ。

:道で転んだくらいでは死ねないだろうなあ、いや、転んだとたんに車にひかれて死ぬ確率は高いような。

:あ、そうだね、これからは車道で転ぶように努力しよう。

●ろくでもないことばかりで第4以下は無し

:さて、では4番目はなんでしょうか。

:う~む、ええと、う~ん、もうどうでもいいや、3大ニュースでおしまい。酷いことばかりの年だから、その酷いろくでもないことを思い出すのは気分が悪い。

:それじゃあ。来年の抱負はいかがですか。

:ありきたりの質問だね、ありきたりに答えれば、健康で豊かな暮らしができますようにってところかな。あ、そうだ、抱負といえば、これはどうだい、もう飽き飽きしたこの世から円滑に脱出する方法を発見したい、ってのは。今年も何人もの親しかった人たちに、先を越されてしまって悔しい思いをしている。同じこと考える超高齢者は地球上にかなり多いはずだよ、この方法を発見するとノーベル賞だね。

:まさかね、考えてみると、ご隠居たちのような超高齢者が、金もヒマも体力もまあまあそれなりにあって、自由にどこにでも行くことできた時期にコロナで禁足になり、無為に過ごさねばならない日が続き、そのうちに自由に動いてよい時が来たら老化が進んで不可能になっている、これって実にお気の毒な人生末期ですね。

:ああ、君たちの様にまた動くってチャンスがつぶれてしまった、同情してくれよ。戦争さなかで生れて気の毒、死ぬ時も戦争とコロナさ中で気の毒、われながら気の毒人生だったなあ。

:いやいやそればかりじゃないでしょ、高度成長期の豊かさにめぐまれた時もあったでしょ。

:そういうのは大企業に勤めてた人たちのことだよ、わたしのように零細企業勤めやフリーランスだったものには、そんなことはなかったよ。

酷きことばかりで終わるこの年を 明くれば待つは酷き年らし

 (20221231記)


2022/12/20

1662【怪しいハイテク】 クレジットカードトラブル発生でもどこにどうやり連絡するのか?

●クレジットカード支払い

 コロナ前にはめったに使わなかったクレジットカードを、近頃は日常の買い物に使うようになった。何とかペイってのがはやっているが、それはまだやっていない。ペイペイつまり払え払えと品の無いイネーミングでうるさいのが嫌だ。

 日常の買い物に使うようになって気が付いたのは、以前は使うたびにパスワード入力とか、自筆サインとか店頭で求められていたのに、いまはそれが要らないことだ。つまり、道で拾ったカードでも、今すぐに買い物に使うことができるようになっている。それでよいのだろうか?、これまで私は落としたこと2回、拾ったことも2回ある。

 昔と違うのは、カードを使った翌日にカード屋から利用をその買い物金額をメールで教えてくれることだ。わたしがそれを支払った覚えがないなら、次の日にトラブル発生と分かるのである。これが使ったサイン廃止と連動しているのだろうか。
 もう30年以上も前からクレジットカードを使っているのだが、まだ一度もトラブルが起きたころはない。

●カードトラブル発生

 ところが昨日、初めてトラブルが起きた。一昨日に近所で食料購入でつかったクレジットカードにつき、昨日カード屋から知らせが来たのだが、同じ金額の買い物が2回記載してあるのだ。わたしは一回しか支払っていないし、その店のレシートの紙も1枚しか受け取っていない。遂にトラブル発生である。

 早速に近所のその食料品店にいって、店長にこれはおかしいだろうとクレームを言う。彼はしばらく調べていて、確かにレジから2重送信した、店側のミスであると認めた。支払い授受処理レジスターからカード屋に通信するらしいが、その回線にミスが生じたという。

 このようなことは時に起こるらしく、店長はとくに慌てた様子もなかった。責任もって処理して近日中に連絡するというので、了承して引き取った。
 さて、どう処置するのか楽しみである。トラブルがまたトラブルを呼ぶようなことにならないように、願うばかりである。若い時はトラブルを楽しむ力があったが、年取ると面倒なことはもう勘弁してほしいと思う。

(追記20221223)本日、カード屋から正式の利用状況のメール通知があり、上記の2重カウントが解消されていた。ヤレヤレ、ホッ

●スマフォ料金支払いトラブルか

 実はカードがらみでもうひとつトラブルらしいことが起きかけている。
 スマフォの携帯電話利用料金をクレジットカード利用で支払っているのだが、今月のその料金表示がおかしいのだ。
 スマフォの中にある今月支払いの利用料金表示では、使用料は1080円だが同額のポイントが付いてきてそれを使うので、支払いゼロ円と表示されている。

 ところが机上PCのカード屋サイトの今月の支払い料金明細リストの中には、そのスマフォの「モバイル通信料」がばっちりと載っている。
 スマフォは一つしかないし、電話も番号一つしかない。だが支払い料金表示は、スマフォゼロ円で支払い無し表示、PCだと1080円の支払いあり、齟齬だ。


 さて、この二つの料金表の違いについて、どちらが正しいのか。どこにどうやって問い合わせをするのか、分からない。もともとわからぬこと多いスマフォの中を見ても分からない。PCのカード屋サイト内を探すのだが、やり方を見つけられない。もう面倒だ。

 困った、質問とか文句とかどうやればよいのか分からない。スマフォはこれだから困るよなあ。勘ぐれば、年寄りにはわざと見つけにくいように設計したあるらしい。息子に訊くしかないかな。
 いや、近所の商店街にあるこのスマフォを買った店に行って聞けばよいのだろうか?、なんだか面倒だなあ。

 まあ、ほかに何もトラブルを抱えていないから、一つくらいはないとボケるからって、天の配剤だろうか。1000円の悩みだ、高いか安いか、。
 いやいや、トラブルないどころか、あるある、コロナ、ウクライナ、軍備増税、どれもトラブルだよなあ。(20221220記)

2022/12/17

1661【憲法なんのその】日本も隣国攻撃能力ある世界3位の軍事大国へ

熊五郎:ご隠居、寒いですねえ、元気ですか

ご隠居:やあ、熊さん、まあお上がりよ、冬だからね寒いのは当たり前。

:ところがこのところ身体ばかりか、懐が寒くなってくるし、その上に心も寒くなってきましたねえ。

:うん、あれもこれも値上げだ、わたしは医療費負担が2倍になった、しかも年金が値下げになった、懐が寒くてつらいね。

:でも、ご隠居はめったに医者にかからないから平気でしょ。

:でもねえ、高い保険料を払ってるのに医者にかからないって、なんだか癪だ。

:医者通いするよりはいいでしょ、人さまのために保険料を払うってのは利他的行為ですよ、偉いもんですねえ、ご隠居は。

:うんうん、まあね、ところがその保険料も来年から上がるっていうんだよ、利他も楽じゃない。で、懐と共に心が寒くなったってなんだい。

:それですよ、遂に日本は隣の国とチャンチャンバラバラやろう、大金かけて武器を買い集めたり製造したりして軍備をそろえるぞって、とうとう政府が決めたって、心が凍えますよ。

:おお、そりゃ寒いねえ、岸田政権はこれから軍事費を5年間で43兆円獲得、それには大増税だってね、借金するかもって。

:なんか消費税とか復興税とか法人所得税とかから一部づつつまみ食いしていくらしいですよ。

:それじゃあ震災被災者から横領だよ、真正面から軍事費税新設を避ける弥縫策だな。

:フェイスブックに以前のその日の投稿を表示するサービスがあるんですよ、昨日10年前の12月16日の投稿が出てきた、衆議院選挙があって自民党圧勝だったんですよ。

:あ、そうだ、それで2012年に安倍第2次政権が誕生したんだよ、あの右寄り大好き安倍さんがやった政策は一体何だったのかねえ、美辞麗句の政策が次々と出てきたけど、なにが成果があったか記憶にないね。今の物価上昇も軍備増税も年金減額も、みんなあの政権がもとになってるな。ついでにコロナもプーチン戦争も安倍政権のせいだ。

:悪いのはみんな安倍政権のせいにしてますね、岸田さんは暗殺された安倍さんの遺志を忠実に継いでいるだけってことですかね。

:そうだよ、唯一思い出す安倍さんの政策は、2014年に閣議で憲法9条の解釈を変更したことだよ、他国と協力して集団的自衛権による戦争できると決めた。これが一番ひどかった、それが今の岸田政権が敵基地反撃能力をもつ武器を日本が備えるってことに繋
がる。

:反撃能力とか攻撃能力とかって、言葉遊びのような言い換え検討があったらしい。で、反撃ってことにしたそうです。

:それがどこに向けて反撃という攻撃をするのかっていうと、プーチン戦争のロシア、ミサイルとばしごっこ北コリア、軍事大国になったチャイナってことらしいけど、どれも日本の隣の国だ。

:つまり隣に鬼がいるって国会議員たちはみんなビビってハリネズミになりたがってるのでしょうね。

:それにしてもだよ、そんなに軍事費を持つと、世界第3位の軍事大国なるらしいよ、そんな日本を見て隣の国から「また昔の日本再来か」と疑惑持たれる惧れが十分にある。

:お隣のプーさんかシーさんかキムさんが思いついて、日本が軍備そろえる前のこの際にドカンと叩いておこうなんてことになるかも。東のウクライナ日本ですね、怖い。

:そうだよ、こちらの列島諸所に核施設があるから、あちらから見ればそのまま核兵器になるんだからね。実に好都合で便利なもんだよ。

:その日本の核施設だけど、政府は発電所は60年でおシャカにすると決めてたのを変えて、使えるだけ長く使い倒す方針にしたのですね。これって、利敵行為ですよ。

:もしかして気づかないけど利他行為かもね。ウクライナでロシアがやっている核施設占領による諸問題から学ばないのだね。軍備増強とか核施設増設延命とかって、それで儲ける巨大な産業界があるからかね。あ、うちにもその軍事産業企業による電気製品がいくつかあるのが癪だね。

:ウクライナでのプーチン戦争が、世界の軍事費増強に駆り立てる原因のひとつになってるのは確実でしょう。もしかしてその裏には軍事産業群がいるのかもなあ。食料とエネルギー確保という人間が生きる基本条件が、プーチン戦争で流通が大きくかく乱されてきて、今にそれらの獲得戦争がはじまると、どこの国も戦々恐々のはず。

:いっぽうで、コロナパンデミックも戦争駆動原因かもしれない。これで国際間での食料流通がかなり難しくなってくると、囲い込みが始まる。情報はネットによる流通が可能だが、食料は現物の確保競争が起きて、これこそ太古の昔から戦争の原因だよ。プーチン戦争とコロナとが互いにアクセラレイトしあっているのだろうな。

:コロナといえば、完全封じ込め政策をとってきたチャイナ・シーチンピン政権は、急に制限緩和政策に転換し共生政策に転換したらしいですね。ところが爆発感染がも起きて、死者も急増の報道もあります。

:あの国では珍しくロックダウン反対運動デモとか起きたらしい。あの中国でさえデモしたくなる、それほどに人々を圧迫するゼロコロナ政策だったんだね。

:強肩だった政策緩和がマスク不要とか感染検査政不要とかって突然過ぎて、混乱があちこちで起きて騒ぎだったり、かえって流行増加で自主ロックダウンになったりしているらしい。ワクチン普及が思わしくならしい。

:シーさんも大変だろうな、相手が人間なら強権封じ込めできても、ウィルス相手では限界があるって気がついて、ようやくコロナ共存へと政策変更なんだね。

:コロナはちっともやみませんねえ、日本では17万人もが一日に感染ですよ、それなのに旅行者は増えるし、飲み屋は繁盛しているし、いったいどうなってるんでしょうね。

:第八波が来ていることは明確なんだけど、去年みたいに騒がないのはコロナずれしたからかねえ、いや、ワクチンが普及して感染しても重症にならないのかな、去年の騒ぎの時の波の高さを見ると、今年の方が高いのにこの静けさは何だろうねえ。

:このグラフを見ると、日本では何だか感染も死亡も波に乗って順調に進んでいるって感じですね、いいのかなあ。でも全世界的には、順調に衰えつつあるって感じですねえ。この日本と世界との違いは何だろう、不思議だなあ。
:さてウクライナじゃあ、相変わらず戦争が続いているねえ。またまたロシア軍はウクライナ全土に向けてミサイル攻撃だそうだよ。日本の1945年の空襲だよ。

:今頃は土地がぬかるみ状態が続くので、地上戦が止まっているらしいですよ。真冬になると土が凍って戦車を走らせることができるので地上戦再開とか。

:ネットに登場する現地の動画で、地上のトレンチにいるロシア兵士を狙い爆弾を落とすドローンからの映像がいくつも登場するが、ロシア兵を可哀そうで見てられない。ロシア側のドローンもウクライナ兵に同じことやってるんだろうなあ。

:ウクライナの無人軍用機が、ロシア内陸部の軍用飛行機を爆撃したってニュースがありましたが、どうなるんでしょう、宇露本格戦争になるんですかねえ。

:その攻撃飛行機はさすがに他国からの支援によるものではなくて、ウクライナ所有のミグだそうで、ちょっとホッとした。あ~ああ、もうこんな世の中って嫌だよ、2019年に死んだ親友を羨ましいよ。(20221217記)

2022/12/01

1660【コロナ止まざるも】若者にはコロナ後の生があるが超高齢者は奪われたまま世を去る

 先日、今年の最後の酉の市に行って驚いた。コロナパンデミックの今、かくも人間どうしが密集して集まり、しかも屋台群の売る食い物を歩きながら飲み食いし、押し合いへし合いしながら大きな声で話しあっているのだ。それはもうソウルの人間雪崩大量死事件がここでも起きるかと恐怖を感じるほどの混雑だった。(参照:ブログ1659

 そして、おお、これはようやく日本はコロナが終わったに違いないと、ずいぶん安心したのは、実は大きな勘違いであったと帰宅して気が付いたが、もう遅い。日本の感染者数は日々10万人も発生しているし、イタリアを追い越してコーリアに次ぐ世界第7位につけているのだ。

 第8波がすでに来ているというのに、その筋からなんのご注意もないのかねえ、第7波の時は何とか事態宣言とかってオロオロしてたもんだがねえ、まあ、その筋から言われて初めて防疫に留意するってのも、恥ずかしいもんだがねえ。
 このところのマスクなしOkとか、外国人観光客OKとかの大幅規制緩和は、感染数は増えても死亡率が減少した故らしいが、感染すればそれなりに苦しまざるを得ないし、医療は必要で、状況は変わりないだろうにねえ、なんでかなあ。

これまでより登り勾配が緩いが確実に第8波が来ている波形

 諸外国ではどうなってるんだろうか。どうもよく分からないのだが、かつてのような厳しさはないらしい。先日ラジオで西ヨーロッパ諸国で音楽の公演してきた人の話を聞いたが、普通のところではマスクを全く着けていないそうだが、劇場などの公衆が集まるところではマスク着用が厳しく守られており、諸室の換気も厳しく管理されていたとのこと。

 はて、日本では一般の場所でも公衆の集まる場所でも、マスク着用が普通の様子に変わりはない。マスク文化の違いらしい。それだけに日本ではマスク着けるべきなのか、着けなくてよいのかが分からない。まあ、わからなければ着けておけばよいのだなと、わたしはそうしているが、みんなもそうだろう。そのいつでも破られるいい加減さを歓迎すべきか。

 外国のコロナ事情でこのところ急にニューズになってきたのが、チャイナにおけるゼロコロナ政策の綻びである。封じ込め都市ロックダウンのあまりの厳しさに対抗して、新疆ウィグル地区でロックダウン反対騒動、上海や北京の大学で学生たちの反対デモなどが起きているそうだ。

チャイナのゼロコロナ政策波形 死者は超減少だが感染の波が急に高い

北京 20222/11/21
 これまでチャイナにおける反体制活動のニュースに比べると、コロナ反対騒動ニュースはちょっと長続きする様子であり、当局は抑え込みを控えているのだろうか。
 白い紙を掲げる学生デモが流行しているとのこと、つまりものを言わせぬ政治体制への反
発の表現である。コロナ騒動が共産党一党支配への反体制活動へのつながる気配もあるらしく、さてもシーチンピン強権政治をコロナが揺るがすことになるのか、興味津々である。

 それにしても、コロナと政治とは、微妙にして奇妙なる取り合わせである。誰も経験がない大問題を地球上どこの国でも抱え込まざるを得ないから、ある種の政治能力競争の感がある。

 コロナ元祖のチャイナの徹底ゼロ政策から、スウェーデンにおける早くの放任政策、その中間の各国とりまぜ政策など、各種各様の競争である。大別して西側自由主義諸国が押さえ込みからコロナと共生政策へと徐々に変更しているのに対して、チャイナの一貫徹底ゼロ政策n維持に大別されつつあるようだ。それぞれにほころびを繕いながらやってきている。

 それにしても超高齢者となった今頃にコロナ出くわした私として、あるいは超高齢者世代としては、人生における貴重な時の活動をうばわれてしまって、取り返しがつかないままに生を終えざるを得ない残念なことである。時間がたっぷりあり、まだ動くことができる時期に、旅行も観劇も交流も酒飲みさえもできなかった。不幸極まる。
 若者にはコロナ後があるが、超高齢者は無い。3年も逼塞させられたら、その間に老化が大きく進行してしまうのだ。

 何しろ私の年齢は生まれた時が日本は15年戦争の最中、物心ついた小中学生のころは食料も社会資本も超不足の時代であった。そして今、死ぬ時もコロナに加えてプーチン戦争というすでに世界戦争となった時代の最中なのである。
 まったくもって都合が悪い時に地球上に出現してしまった人間であった。

(20221201記)

2022/11/30

1659【プーチン戦争止まず】世界戦争の気配濃厚、戦争に便乗核発電復活、景気を左右する死の商人

熊五郎:やあ、ご隠居、元気ですかあ。

ご隠居:おお、熊さんかい、元気だけどちょっとしょげてもいる。

:え:どうかしましたか、ははあ、転んだな。

:おお、ずばり、その通りだよ、大通りの真ん中でバタリ転倒した、もう歳だよ。

:でも、見たところぴんぴんしてますね、それだけ元気なら大丈夫。

:打撲で手がちょっと痛いけど、骨はなんともないとX線で分かったよ。

:まあ、あっちでやってる戦争のことを思えば、転ぶくらいなんともない。

ウクライナ戦況(NHK)
:え、その言い方は、わたしが少年のころあったなあ、「戦地の兵隊さんのことを思えば、それくらいなことは、」ってね、それが今や復活かい、怖いね。

:え、太平洋戦争中のお小言の常套句でしたか、しらなかった、そりゃどうもすみません。

:いいよいいよ、でもねえ、プーチンがウクライナで戦争を再開してからもう9カ月、あの軍事大国ロシアが軍事弱小国を未だに攻略できないの何故かねえ。

:そりゃもう、今や事実上は国際戦争もしかして第3次世界大戦になっているからでしょうよ。西側諸国のウクライナへの兵器供与に対抗して、ロシアは自国産兵器だけではなく、イランから攻撃用ドローンを輸入して使っているとのこと、もしかしてチャイナ製兵器もあるでしょうかね。ロシアに味方するアフリカ諸国も多くて、国連も手詰まりですしねえ。

:西側諸国のロシアへの経済制裁が続くと、ロシアはエネルギー食糧の輸出国としての対抗制裁をするので、勢い西側諸国にインフレーションの波が押し寄せつつある。

:庶民は物価上昇で生活に困ているけれど、どこか奇妙なのは世界的な不況に至るのではなくて、何だか好景気らしいですねえ。

:どうもよく分からないが軍需産業金融産業が戦争で儲かっていて、世界の景気を牽引しているらしい。

:つまり、死の商人が世界の景気をリードしていることですか、気分が悪いなあ。

:この戦争で特にエネルギー危機が言われているな、地下資源によるエネルギーの優位にあるロシアは、もしかしてウクライナでは負けるかもしれないが、終わってみれば実は世界に対してはエネルギーや食糧で勝利か互角に持ち込むかもしれない。

2022年11月経産省発表
:その地下資源エネルギーに恵まれたロシアの優位に対抗するために、核エネルギー利用が日本で復活しようとしているようですよ。この1カ月ほどで、岸田政府のエネルギー政策として核発電所の新増設と既存施設の延命が明確に打ち出されてきましたね。怖い。

:2011年の福島核毒バラマキ事故で、明確に否定された核発電の日本における行方が、プーチン戦争のゆえに今や日本でも堂々と復活しつつあるんだね。

:皮肉なことにプーチンがウクライナで見せてくれた核発電所のありようは、戦争と核発電とは実に相性が良いということでしたね。だって国内核エネルギー施設は、そのまま国内核兵器になるって、ロシアが教えてくれましたからね。

:この狭い日本列島に今ある核発電関係施設だけでも、十分すぎるほどの恐怖であることがわかった。でも、日本政策はそれには目をつぶるらしい。どうも分からない世の中だね。

:ところが戦況は、ウクライナでは攻め込んだロシア軍が、占領地からじわじわと押し返されているような報道が、このところ続いています。

:日本がロシアに対抗する西側諸国の一員だから、ロシアに不利なニュースが多いのだろうかとも感じてしまう。昔の大本営発表的かもしれぬと思うんだよ。

:そのロシア軍はウクライナ国内の占領地から、はるか遠方のあちこちの都市にむけてミサイル攻撃をかけているそうですよ。怖いですねえ、おちおち眠れない。

:これは1945年に日本全国の都市住民が、連合軍の空からの爆撃に戦々恐々として暮らしていた日本と同じだね、あの「空襲」の恐怖体験した世代が極端に減少したからだろうが、近頃の自民党議員たちは日本からもミサイル攻撃できる反撃能力を持てと、かまびすしい。戦争を体験してないから怖くないのだろう。そんな人たちが政治に携わるとは怖いねえ。

:岸田首相はとうとう日本の軍備予算をGDPの2パーセントに増額せよと言い出しました。その背景には三菱重工に代表される軍需産業群がいるんですかねえ。

:この軍事費増強と言い、核発電復活と言い、プーチン戦争への便乗だな、けしからん。怖い世の中になったもんだ、わたしが生まれた時が日本の十五年戦争の真っ最中、そして死ぬ時もプーチン戦争という世界戦争の真っ最中になる、呪われた人生だよ。

:そりゃお気の毒なことで、、でもね、ご隠居世代は十五年戦争後の高度成長からバブル時代を働き盛りで駆け抜けてきたって、良い時もあったのだからいいでしょ。

:う~む、いい思いをしたやつもいれば、わたしのように落ちこぼれもいたね。

:それに引き換え、あっしたちの世代は、バブルはパンクしちまったし、大震災が何回もあったし、リーマンショックなんてのもあったし、コロナにもプーチンにもいじめられてるし、酷いもんですよ、まったく。

:おお、おお、それにわたしのような年寄りが多くなりすぎていろいろ大変だよねえ、すまないねえ、かわいそうだねえ。

:グスン、やけ酒飲みに行こうか、そうしましょ、ああそうしよう。

(20221130記)


2022/11/29

1658【復活酉の市】裏横浜にふさわしいあまりにも都市の土俗性に満ち満ちている風景

 今年11月には干支の酉の日が3日あった。近所の大鷲神社の酉の市が久しぶりに開かれ、昨日(11月28日)に尋ねてみた。たぶん3年ぶりだ。

大鷲神社前の賑わい

 わたしは酉の市の本命である熊手を求めることにまったく興味はない。だが、近所のいつもは静かな街が、その時だけものすごく繁華になり、翌日はまた元に戻るのが不思議で面白いのだ。もっとも、今世紀の半ばまでは遊郭街だったから、繁華な日常の街だったのだろう。

 その遊郭街の核となる位置にある大鷲神社酉の市の本拠で、今に神社だけは続く。そして門前町に登場する屋台群の数のあまりにも多いこと、その屋台店の土俗あふれる姿と扱う商品の土俗性満載に驚き面白がるのである。

熊手を売る屋台の派手派手風景

 その夜にだけ売られる欲望に満ち溢れたアイテムからなる不思議な装飾の熊手、屋台で売られる懐かしいような新しいような土俗商品、そして酒と多様な訳の分からぬつまみ類、どことなく底に流れるコーリア性など、全部ついまぜて空気が時と場所を異郷化している。
 わたしが買いたいものは何ひとつないが、これほども集合するとその土俗性が響きあって、ここは異世界になっている。そこにこれほどの人を集める魅力があるのだろう。

 2019年までは毎年酉の市が立っていたが、2020年は市はお休み、2021年はごく一部分で熊手売りと屋台が小規模に市が立ったが、今年は屋台も人もコロナ前のように盛大に出てきた。コロナはどこに行ったのだろうか。

 夕刻に訪ねたが、その人出のあまりの多いこと、一部の屋台の通りでは歩行が止まるほどの混雑ぶりで、これはひと月前にあったソウルでの惨事に近いような、と思ったほどだ。

 両側に屋台が並ぶ細い道、その中の一部が左右の屋台が道に出過ぎて、急に道が狭いところがあり、そこが動かなくなる元凶だった。動かない群衆の中で怖くなってきたが、警官等の交通誘導はとくになかった。一方でコロナは第八波到来と言うのに、こんなにも密過ぎてよいのかと、そちらも怖くなるのであった。

 混雑する若者たちの喧騒、立ち込める焼き肉の煙、あらゆる食い物のにおい、土俗デザイン屋台の連なり、あまりにも非日常性に満ち満ちている。だが、あちこちに姿を見せるコーリアンアイテムは日常性の発露だろう。縁起物を求めるという土俗信仰だけでは理解でき名に何かが人を引き付ける。

 簡単に考えると、コロナで抑圧された日常の開放を求める良い機会になったのが、この人出の動機だろう。それにしてもこの辟易するほどのこの土俗性は、民俗文化行事として保存に値する。そして表横浜が気取ったハマの風景に対して、ここ裏横浜の庶民性に敬服。


屋台の前のれんのさまざま
 それにしても、縁起物の派手派手熊手は、福ばかりかコロナも掻き寄せるかもしれぬ縁起でもないものにならねばよいが。

(20221129記)