2010/07/11

291【世相戯評】消費税選挙

 今日は参議院議員選挙である。民主党が政権をとって最初の選挙である。
 どうやら消費税値上げ選挙と銘打ってもよさそうである。
 1998年消費税が3パーセントから5パーセントに値上げ直後の参議新選挙で、橋本自民党は惨敗した。
 さて、今回は結果ではなく、これからの政策として真正面から消費税5パーセントを2倍に値上げすることを問うているようである。
 じつはあまり政治に興味がなくて新聞の選挙記事は読まないので、本当のところはよく分からない。でもシングルイシュウでもないらしいが、新聞見出しをだけを眺めているとそのようである。

 シングルイシュウといえば、小泉郵政選挙がそうであった。あのときはわけも分からず翼賛選挙して、まったくもってバカな選挙民であった。
 さて、今回のシングルイシュウは、郵政民営化なんて無責任な選挙民でも直接に身には響かないイシューと違って、かなり身に響くものである。
 それを選挙の争点にしたところが、菅さんはなかなか度胸があると思う。国の財政問題を、選挙民の懐と直結させて信を問うなんてことは、今までの選挙であっただろうか。国政選挙とはまさにこういうことだろう。

 これまでの選挙では、いつも聴くだけなら気持ちよい公約ばかりを選挙では唱えていたような気がする。
 こんな耳障りの悪い公約で、菅さんを支持する結果をもしも選挙民が出したなら、ずいぶん選挙民も成長したもんだと思うが、果たしてそうなるか。
 やっぱり耳障りの良いことだけしか聞かない選挙民はどうするだろうか。

 消費税反対党に票を入れようと思ったら、あれ、自民党も同じようなこといっている。
 じゃあ共産党にするかって、そっちに票がなだれを打つていくか、まあ今の世ではそんなことはなかろう。
 では社民党か、う~ン、なだれは兎も角小川ぐらいはあるかも、。

 しょうがないから“みんな”党にするかなんて、とりあえず“しょうがない選択”の奇妙な流れになって、漁夫の利を“みんな”が得るか?
 まあ、明日の朝のお楽しみである。
 ところで、選挙賭博ってあるのかしら。

0 件のコメント: