ヤマモモの実でジャムを作った。
近くに住む旧友のF田さんからメールが来た。庭にあるヤマモモの木に、沢山実がなったから取りの来いととのこと。
ふた月ばかり前にも、サクランボの実がなったから来いとのメールで、大喜びで自転車で駆けつけた(このことはコチラ)のだから、持つべきものは旧友である。
今度は暑いから自転車はやめて、おなじ同期生の旧友のY崎さんの車に拾ってもらった。
庭のヤマモモの木は、背丈の1倍半ほどでさほど大きくもないのに、実は沢山ついている。老人3人で夢中で採って10キロほどにもなったろうか。
売ろうってのじゃないから少しでいいのだけど、なんだか食べ物を残してはいけないような気分で、ついいついムキになった。それでもまだ残した。
F田夫人も一緒になっって与太話しつつ、お昼ごはんもご馳走していただく。
採ったヤマモモを山分けし、Y崎さんが持ってきた自作の野菜もいただいて、お土産の山を抱えて戻りついた。
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ヤマモモは焼酎やブランデーにつけて果実酒にすると美味いそうだが、わたしは酒は酒で飲むべしとのマニフェストの飲酒党員だから、ジャムを作ることにする。
WEBサイトでヤマモモジャムの作り方を検索してみると、これはマーマレードよりは簡単そうである。実が腐りやすいとあるので、さっそくジャム製造に寄りかかる。
全部で6キロくらいはあるだろうか、丁寧に洗い、若い実はどけて、できるだけ熟したものに精選すると、7割くらいになった。
これをホーロー鍋二つに入れて軽くゆでる。
荒い金網笊で裏ごしをする。これがいちばん面倒であった。
種と果肉とのまじったものすごく沢山のゴミが笊の上に出て、せっかくいただいたのに、こんなに捨てるのかとちょっと気が引ける。
汁と裏ごしされた果肉とは鍋ひとつに納まったので、これを煮詰めていく。
砂糖を400グラムくらい加えて、かきまぜつつ、あくを掬い取る。レモン半分をスライスして入れる。
さて、だんだん少なくなってきたが、マーマレードみたいに粘り気が出てこない。いつまでもサラサラのコンクジュースである。
どのあたりで火をとめるか悩んだが、残量がこれ以下になるとあまりにも少なすぎてもったいないなあ、エイヤッと完了。
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市販ジャムの空き瓶2つ半が製品となった。原料からの激減が悔しいような、もったいないような。減らすために投入したガスと人力のエネルギーに見合う味であれば良いが、、。
しばらく冷まして味見である。プレーンヨーグルトに入れて食えば、おお、美味い!
そこで味比べをしたのが、お土産にいただいたF田夫人製ヤマモモジャムである。おお、わたしのと同じくらい美味さである、ということはわたしの初めてのヤマモモジャムは大成功したのであった!
Y崎さんからの玉葱とレタスもサラダにして一緒に食べると、これはまあなんと幸せなことか。
もらいものだけで幸福になれるなんて、やはり持つべきものは旧友である。
あ、待てよ、オレはお二人に何もさし上げていないなあ、コチラへの一方通行か、、う~ん、、ま、いいか、、お二人に感謝。
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