2009/01/13

082【世相戯評】新幹線の公衆電話が大きく役に立ってくれた東北の旅

 わたしは知らなかったのだが、米沢はNHK大河ドラマの舞台とかで、寒いのに観光客が多かった。
 でも、わたしが見たかった米沢の超目玉のお宝「上杉屏風 洛中洛外図」は、この日は模様替え中とて公開していなかったのだ。なんだよう~、遠くから雪の中をわざわざ訪ねたのに、。

 で、米沢から新幹線に乗ったら、めずらしく自由席が満員だった。連休最後だからか。
 新幹線で満員とは、昨年秋の田んぼの稲刈りの帰りに長岡で乗って以来だ。あのときは稲刈りの重労働に比べりゃ、電車内で立っているだけなのは楽なもんだ、と思って我慢した。

 今回はその前に米沢の街歩きで足が棒になっていたので、立ちんぼはいやだ。大勢がデッキや通路でお行儀よく立っている。
 それを尻目に、ちょうど便所の隣に公衆電話のアルコーブがあって、そこにヨッコラショと座り込んだ。こちらはまあ、恥ずかしがっている歳ではない。 ビール飲みつつ弁当も食った。

 で、初めにちょっとだけ心配したのは、電話をかけに来る人にはジャマだよなあってことである。でも、すぐに思い直したのは、近頃は公衆電話は使わないってことである。現にその後に降りるまでの2時間に誰一人電話をかけに来た人は居なかった。もちろんわたしも公衆電話には用はない。

 というわけで、久しぶりに公衆電話が、それがあるという事実が、役にたったのであった。やっぱり、これはなくしてはいけませんよ、。

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