武蔵野市の低層の木造住宅が立ち並ぶ中に、漫画家の楳図かずお自邸が3階建て、赤白だんだら模様の壁面、目玉窓の塔つきという奇抜な意匠で建った。
近所の人が気持ち悪いと塗り直しやらを求めた景観裁判で、訴えた住民側が敗訴したニュースが今朝の新聞にある。
裁判官が言うには、「ちょっとヘンだけどたいしたことないじゃん、周りにもヘンな色の家があるよ」みたいな判決らしい。
写真がそのだんだら家だけ写していて、景観としてどうおかしいのか分からないのが、ニュースの記事としては当を得ていない。
まあ、わたしなら普通の住宅地に住んでいて、隣にこんな家を珍妙な建ててほしくない。一過性のコンセプチュアルアートならまだしもねえ、。
前に鎌倉に済んでいたとき、近所にまっ黄色(うんこ色)の家が建って、毎日いやな感じで前を歩いていたものだ。明らかに風致地区の法令違反だが、訴訟する勇気はなかった。
ところで、新聞でもWEBでもいろいろ見ても、共犯者たるこの家を設計した建築家は、ぜんぜん登場しない。一体どなたの設計なんでしょうか。
メディアもそこまで追っかけないし、読者も知りたいことではないのか。
所詮、日本の建築家はその程度のものである。
あ、そうだ、まち中みんなだんだら模様にしてしまえば、媒図さんも嫌になるのじゃないかしら、って、いや、アーティストの神経は別だからなあ。
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