エレクトロニクスに弱いといっても、電子レンジくらいは使える。
パンを焼いて朝のトースト、冷や飯を暖め、冷凍食品を解凍するくらいなことは20年以上やっている。
数年前のこと、わたしの勤め先の協会のオフィスでパーティーをやることになり、女性職員が陶磁器を使って電子レンジで簡単な料理をしているのを見てびっくりした。陶磁器で蓋をしたままにレンジに入れているのだ。
え、それじゃあ温まらないんじゃないのって言うと、怪訝な顔、だって電気は陶磁器は通らないんだもんと言うと、そんなことはない、ちゃんと料理できますよって、笑われてしまった。
ふ~ん、そうなのかあ、それまでは陶磁器は電気の絶縁体だから、陶磁器の容器に入れて暖めるときは、蓋をしたら電子が通らないからダメなもんだとばかり思っていた。
金属なら電気を通すから、アルミ鍋なら蓋をしてもよいのだろうと、漠然と思っていたが、あいにく金属の皿などは使っていないから電子レンジにいれたことはなかった。
でも不思議である。
昨日のこと、エンジニアの友人に、どうして蓋をした陶磁器でも中のものが暖まるのかと聞いたら、怪訝な顔をされた。
これこれこうと、わが電気知識を披露すると、またもや笑われてしまった。
きけば、電子レンジってのは、わたしが想像していたように電子を発射して食品のなかの水分を刺激して暖める装置ではないそうだ。
あれはある波長の電磁波を発射する装置であって、その波長だと水の波長となんだか仲良くなって(その原理は聞いても分からない)発熱するのだそうである。で、その電波は陶磁器を通るのだそうだ。
ふ~ん、要するに無線送信発熱器だな。となると、金属鍋に入れてチンしようたって、鉄の板は電波は通らないから、だめなんだな。
そうなのかあ、なんだよ、それじゃあ電子レンジじゃなくて、電波レンジだぞ、そう言い替えなさいよ。
もっとも、こっちはいまだに電子と電波の違いもわかってはいないのだ、え~と、電子は粉で電波は水みたいなものかしら、。
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