関東のこちらに比べると、京都はさすがに景観政策が行き届いていると思う。
特に屋外広告物は、そのときは気がつかないが、こちらに戻ってきてから、ああ、そういえば京都ではこんな看板類をみなかったなあと気がついて、悔しい。
そのままでは癪だから、いくつか京都風景あげあしとりをすることにした。
貴船への道は水の流れ、木立ち、街並みに風情があるのだが、突然に看板だらけのところに出くわした。
なぜここだけにこれほども集まって立っているのだろうか。案内図、工事看板、交通安全表示など、どれも公共的な看板ばかりで、民間の商業的なものはない。不思議な風景であった。
岩倉の円通寺は、なるほど庭は風雅であるが、その庭の外にまわって円通寺を臨む所に来ると、あれまあ、こちらは安っぽい景色なんですねえ。参考→怨念の景観帝国
名刹智積院には、智積院会館というコンクリートの建物が境内にある。京都の建築家増田友也の設計だったように記憶しているが、いかにも"コルビジュエのシャンデガール庁舎をコピーしました”ってデザインであるのが時代を反映している。
なんでここにインドなんだよ、ああそうか、仏教伝来の地だからか。
これがどうも上半身と下半身がチグハグのように見える。おお、下のほうにいかにも和風の瓦屋根の下屋が増築されているのだった、う~む。
参考→怨念の景観帝国
→104この世とあの世は同じ景観
→100京都の街並み本物偽物?
→099能幻想の清水寺
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