男なら誰でも髭剃りの面倒さが毎日のようにある。
宮仕えのサラリーマンではないフリーランスだったから、髭を伸ばそうかとも思って試したこともある。
だが、半島系だろうかわたしはそれが薄いので、やってみると、鼻の下は左右がどうしてもつながらなくて貧相だ。あごの下は何とかなるようだが、ヤギ髭のそれだけだとジジむさく見える。
髭剃り用具も、はじめは片刃かみそりから、両刃、ローラー式、そして電動髭剃り器と進化してきた。電動髭剃り器も、何台も買い換えた。
ところが、今の電動髭剃り器は、実にもう20年くらいも使っている優れものである。オランダのフィリップス製品である。
電池の能力がちょっと弱ってきているが、まったく故障もしたこともないし、刃の入れ替えもしていない。
この間に、持ち歩き用に小さな日本製もいくつか買ったが壊れて、結局このオランダ製が一番よいのである。
最近、カタログから自分で選択する方式の香典返しがあり、電動髭剃りを手に入れた。でも、これの性能が悪いのである。どうしても剃り残しがでる。箱を捨てたので分からないのだが、おかしなことに製品にメーカー名が書いてない。
これと比較してフィリップス製の剃り具合の優秀さがよく分かった。
それにしても電器製品で20年も使い続けるなんて、うちにはほかにラヂオがひとつだけあるが、普通はありそうにない。
オランダは電子工学のハイテクに頼らないローテクの技術が、今もすごいのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿