プロスポーツに興味がない。野球は小学生の頃、阪神(藤村とか土井垣とかいたなあ)ファンだったことがあるくらいでとっくに卒業した。
日本国代表(なんだろうなあ)の野球チームが韓国代表のチームと試合して勝ったと、今日の朝日新聞の1面と社会面にある。
5回試合して日3勝韓2勝だったとかで、いつも見ないスポーツ欄をみたら、韓チームとばかりじゃなくてアメリカやキューバのチームともやっているのだ。 日韓野球試合だけではないのか。
よく分からないのだが、記事の前後の様子では、どうも韓チームとなにか因縁があるらしい。北京オリンピックでは韓チームが勝ったらしく、こんどはその復讐のようなものなのか。
まあ、スポーツだからよいけど、どこか奇妙な加熱した様子も読み取れる。そのはっきりと読み取れない書きかたに、なにか裏があるのだろうか。それともわたしだけが知らないスポーツ界の常識があるのだろうか。
記事が何か変なのは、韓チームのことはほとんど書いてなくて、日本チームの活躍ばかり書いてあることだ。相手が居てこそ試合だろうに。
韓チーム選手の活躍とか、社会面の巷の話もソウルではどうなのか書いてもよさそうなものだろう。
これって、かつての大本営発表そっくりである。なんだか気味が悪い。いまちょうど必要あって、戦時中のことを勉強しているのだ。
スポーツに国旗が登場するのも、気味が悪い。日本国旗が翻る観客席の写真があるし、記事では韓国チームが勝ったときには、韓国旗がグランドに立ったとか。
オリンピックでも、いつだったかめったに見ないTV中継を見ていたら、マラソンでトップ選手が国旗をまとってグランドを回った。
オリンピックは個人をたたえるものだろうに、国旗と国歌が登場するのも解せない。
そういえば、高校野球の開会式に、君が代を歌うのだそうだ(たまたま放送に故障があったことが社会面記事にあって知った)。
なぜ? 大相撲で歌うからか、あれも外国籍力士がこれだけ多いのに、ヘンである。
スポーツが戦いであるだけに、個人の技を競うことに偏狭なナショナリズムを加担させるのはかなり危険な感じもするが、一方では代理戦争として本物戦争を回避しているのだろうかとも思う。
プロもしくはそれに近いスポーツに無関心、というよりも嫌いなのは、そのあたりに原因がある。
イチローなる選手が活躍したとあるが、おなじ紙面にこちらのオザワイチロー選手は、秘書が起訴されて、あの仏頂面でべそをかいているのが、おかしい。
野球のイチローはなんという姓かしら、野茂イチローってか?
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