2010/06/16

277【世相戯評】世界たまけり運動会

 新聞もテレビもインターネットも、アフリカで開催している「世界たまけり運動会」のことで一杯である。
 あんなに点が入らない、つまらないスポーツゲームはない。90分もの長丁場を、大勢のプレイヤーが、たまけりしつつ右往左往するばかり、それのどこが面白いのか。
 ごく稀に点が入ると、大げさに喜んで大の男たちが抱きつきあったりして、こちらが恥かしくなって見ていられない。

 そして日本から行ったチームが、アフリカのどことかチームに勝ったとて、大騒ぎである。優勝したのかと思ったぞ。まだ1回戦ジャン。
 新聞のスポーツ欄からはみ出して1面にも社会面にも大きく場所をとる。TVのニュース番組にもはじめのほうにでしゃばってきている。読むところがない、見るニュースがない、困ったものである。

 それも妙なことに、今日も日本が勝った記事やニュースを放送しているのだが、どうも一昨日のプレイのくり返し報道らしい。同じ事件で3日も稼ぐなんて、あくどいぞ。
 たまけりゲームで日本人のチームが勝つのは、かなり珍しい事件なのだろう。

 もうすぐ高校野球が甲子園で始まるらしい。そうしたら、こちとらはダブルパンチである。新聞代とTV聴視料金を負けろ。
 サッカーといえば、はるか昔の高校生のときのこと。運動会の後の校庭でファイアーストーム(あら、懐かしい言葉だ)をしたとき、勢い余って木製のサッカーゴールを倒して薪にして燃やしてしまった。大いに怒られた。

(追記 2010.6.20)
 今朝の新聞を見ると、日本からのチームは今度はオランダに負けた。負けたくせに第1面のトップ記事で反面以上占めているし、社会面もそうである。
 ところで、普通なら新聞は国名をイギリスとか英国とか書くのに、サッカー大会ではイングランドと書いているのは何故か。あそこも韓国と北朝鮮みたいにナントカランドと分裂国家なのか。


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