2010/06/20

278【怪しいハイテク】merory of PC

 わたしのPCが時々つまづくような感じがするときが多いような気がする。稀にはストップして、いわゆるフリーズになってしまう時もある。
 そんなところに旧友から来たメイルに、彼もそんなPCにあいそうつかして買い換えてWIN7にしたという。なにやらかにやら入れ替えが超面倒だったけど、こんどは滞ることなく早く動くようになった。

 そうか、わたしもそうするかなあ、うちのPCはメモリーの奴がたしか512MBなんで、けつまづくんだろうなあ、買い換えるかなあ、でもいまのWINXPは動いているしなあ、買い換えて乗り換えのために馬鹿マニュアルにつきあわされるのはごめんだなあ、いや、あの超めんどくささに腹たてているとボケ防止になるなあ、でも高価なボケ防止だなあ、この間スキャナーが壊れて複合プリンター買ったし、続いて洗濯機が壊れてこれも買ったしなあ、ここはメモリー増設するほうが手っ取り早くて安価で、そうだっ、なによりまだ使えるPCをゴミにするモッタイナイことしなくて環境対応志向であるのがいまどき的でよろしい、と、まあこういう言い訳を考えついたのであった。

 メールでそのナヤミを旧友たちのメーリングリストに流したら、なかの一人が経験上でそれがよろしいといってくれた。
 さっそくWEBサイトでうちのPCに適するメモリーを探して型番を調べ、その型番のメモリーを売っているところを検索した。結局はAMAZONから代金引換で512MBを2枚買った。それ以上の増設は不可のPCである。
    ◆
 次の日にはそのメモリーはやって来た。さっそく取替え作業にに入る。
 電気製品の修理なんてのは、電線が切れたのをつなぐか、電球の切れたのを取り替えるくらいしかやったことがない。こんな精密機械をいじったことは皆無である。
 これもWEBサイト大明神にお伺いを立てて、メモリー取替え方法を教えていただいたのである。

 問題は、PCの箱を開けるのがどうしたらいいかわからない。WBサイト見てもよく分からない。
 とにかくビスをはずしまくって、こねくり回していたら、パカッとあいたのだった。良く見たら3つのビスをはずせばすむのを8つもはずしていた。開ける方法ぐらい箱に書いておけよ。

 来た奴と同じ格好のメモリーがあるので、どう刺さっているか見極めて抜き取り、新品を同じようにはめこんだ。
 箱の蓋を元に戻し、電源をつなぎ、あれこれつないでスイッチオン、おお~、画面が登場したぞ、インターネットにもつながるぞ、よかったよかった。
 小学生の頃、4球スーパーなるラジオを組み立てて、音が出たときの感激を思い出した。そうか、あの時はわたしも精密機械をいじったのだったか、。
    ◆
 でも、これで渋滞や凍結がなくなるのか、前より早くなったのか、しばらく使ってみないと分からないが、せっかくやったのだから、とりあえず早くなったような気がすると思い込むことにする。
 取り外したメモリーなるものを、捨てる前にしげしげと見ると、これがまあ、すばらしいアートなのである。
 まさかアートとしてデザインしているのではあるまいが、「機能的なものは美しい」という、近代建築のデザイン原理を思い出させる。
 メモリーのメモリーとして写真を撮った。

(追記100620)
 さっそくこの状況を書いて旧友たちのメーリングリストに流したら、推奨してくれた彼からこんなメールをもらった。
「処理速度はCPUで決まるので、通常作業ではスピードアップの実感はないはず。沢山のアプリケーションをパラで流しているときには、メインメモリーの容量を越え、HDDとのアプリ入替えが始まると、極端にスピードが低下する。最近はネットのブラウザの規模が大きくなり、数箇所をパラで流しているときによく経験した。今回の増設はこのケースを回避できるということ。したがって早くなったような気がするだけで、通常の作業では作業速度の変化はないはず」
 あ、そういうものなんですね。眼に見えて劇的に何かが変わると思い込んでいたのが恥かしい。早くなったと思い込んでもしょうがないような、思い込んでもいいような。
 とにかくありがとう。

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