東京は蒲田駅のコンコースに、西瓜を入れるロッカーが登場した。
この駅の利用者は西瓜が大好きで、スイカの季節になると通勤の行きかえりに買っては、この保冷装置つきスイカ専用ロッカーに一時保管する。いかにも夏らしい風物詩である。
ということなのかしらと、昨日、蒲田駅をとおりかかってこれを見て思った。この駅の利用者は西瓜が大好きで、スイカの季節になると通勤の行きかえりに買っては、この保冷装置つきスイカ専用ロッカーに一時保管する。いかにも夏らしい風物詩である。
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今日は敗戦記念日である。夏になると必ず登場する、古稀あたり以上の人には、それぞれに特別の思い出が詰まった日である。これも風物詩と言えそうである。
先日、屋根を葺く瓦職人の話を聴く機会があった。そこに持ってこられた多くの見本の瓦のほかに、ちいさな瓦のかけらがひとつ。
そのかけらの一面は普通の黒い瓦だが、もう一面は表面に粟粒模様が沢山できていて、なんだか煮え立った後のようである。
実はこれは、1945年8月6日、広島で原子爆弾の灼熱を浴びたものの一部だそうである。
瓦は熱線で、屋根の上で再び焼成されたのであった。
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息子がやってきて、お盆だからやっぱり墓参りに行こう、という。親に似ぬ律儀な奴である。
アア、そういえば世の中はそうであるな、神社の宮司であった祖父、父にもお盆なんてあったっけか?
まあなんでもいいやと、公園墓地におもむき、超暑い午後の陽に照らされつつ、墓石に榊を立てて、水をざぶざぶとかけてきた。
これがいちばん夏の風物詩らしい。
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