わたしの生まれ故郷は岡山県の高梁市である。
もう20年も前のこと、ハイデルベルクに遊びに行って驚いたことがある。まるで高梁とソックリなのである。
まちの中を歩いていて、デジャビュに襲われてしまって、どうしてなんだろうと気分がモヤモヤしていたが、アッ、ここは生まれ故郷の高梁なんだと気がついて、晴れ晴れとしたことがあった。
このことは前にも雑誌に書いているのだが、最近、高校同窓会誌にもそれを書いた。
参照→異国で発見した故郷
参照→高梁:日本のハイデルベルク
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ところで、goole streetなるサイトがあって、ここで高梁の街並み見物ができるのである。
わたしの生家は神社なのだが、その鳥居、参道、鐘楼がいまも健在である姿を、机の上で懐かしむことができるのである。
生家の近くの武家屋敷町も、なんだか映画のセットのようにきれいに見える。高校生が自転車で走っているのも見えるから、絵葉書ではない楽しさがある。
この高梁は、映画の「男はつらいよ」寅さんシリーズで2回登場する。
その寅次郎の義弟、つまり妹さくらの夫の生家が、この武家屋敷町の中にある設定になっているからだ。珍騒動の舞台も見える。
日本各地で撮影車を走らせているgoogle street屋さんて、これでなにをしようとしているのだろうか。
まあ、便利は便利だが、ただ便利がっていてよいものかしら、、なんだか不気味でもある。
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