横浜都心の関外にある空中陋屋にわたしは住んでいる。
南東方向に見える景色の真んなかに、屋上に真っ赤な広告塔が立つビルがある。
周りはそんなものがないのにここにだけ広告塔がある。夜はライトアップするので目立つ。周りはほとんどが住宅ビルであるから無神経さが目立つ。
その広告主は日産自動車である。自動車屋はどこでも風景を乱す元凶だ。特に郊外の道路沿いで、その醜いことがおびただしい。
(その広告塔がある2010年の風景)
去年2012年の4月に、その広告塔のあるビルが消えた。ほっとしたのであった。
無くなってみるといかにあれがひどかったかよくわかる。
(ビルが無くなった2012年の風景)
でも後に何が立つか心配で、前よりももっとひどいものが建つかもしれない。例えばこんなものが。
(もしもこんなのが建ったらどうしようと描いてみた風景)
さて、2013年の正月、そのビル跡地に重機が入って仕事が始まっている。
囲いの塀に建つ予定のビルの絵が描いてある。分譲共同住宅(いわゆる名ばかりマンション)らしい。
「開放感抜群の希少立地」の意味が、周辺を見てもよくわからない。少なくとも目の前にうるさい高速自動車道路がとおっていることは確かである。
(塀に書いてある完成予想図らしい絵。)
そこで、その絵をもとにして、今度はどんな風景が見えることになるのかやってみた。邪魔だけどまあしょうがないか。
(こんなになるらしいと描いてみた予想風景)
問題は、さらにこの上にまたもや真っ赤な広告が乗るかもしれないことである。それだけは勘弁してちょうだいよ。
(まさかこんなになるのじゃあるまいなと描いてみた風景)
今戦々恐々は、目の前の低層ビルと駐車場が共同開発して、高層ビルになることである。そんな予想図は描いてみたくもない。
参照→「景観戯造」世の中の変な景観にちょっと画面で手を加えて
http://homepage2.nifty.com/datey/keikangizo/index.htm
0 件のコメント:
コメントを投稿