2024/03/01

1798【少子化時代】東アジアの半島国コリアと島国日本は人口減少でも競争するものだろうか

  2023年の日本人口での出生数が、総務省から発表された。毎年のように、今年も減少して記録更新とのこと。今に日本列島は無人になってしまうと思ってしまうのだ。でもたぶんそうなることはなくて、何かが起きて人口減少ストップの時来るのだろうなあと、希望的に根拠もなく思うのである。


 ところが、隣の半島国コリア(大韓民国)でも少子化が進んでいて、その勢いは日本以上だそうである。その出生率の減少傾向は、200年に日本を追い越して、というか日本よりも低くなって、どんどん下がるばかり、いまや072とは、世界一かしら。
 コリアについては、日本との間の歴史的な経緯もあって、何かと日本と競争する話を聞くのだが、こんなことに日本を追い越せと頑張るのではあるまい。東アジアから人間がそのうちに消え去るのだろうか。
 これって、日本とコリアはやっぱり同じ民族だから似ており、少子化も同じように進むのだろうか。チャイナは少子化政策をとっていた時代がずいぶん長かったから、更に少子化問題を抱えているだろう。もちろん高齢化もんだも大きいだろう。とすれば、東アジアから人間はどんどん減るばかりで、どうなるのだろうか。


 もちろん少子化と高齢化は対になっているから、コリアでも高齢化は著しいのだろうかとみれば、全人口に対して22年老年人口比は17.4パーセントである。日本のそれは29パーセントであったから、どうやらこの値は日本に追いついてはいないらしい。ここで「追いつく」という言葉が正しいのかどうか知らないが、そういう現象である。

 ところが14歳以下の2022年の年少人口比率は、コリア11.5パーセントに対して日本のそれは11.6パーセントで、実質的な差はない。つまり年少人口減少は日本に追いついたが、老年人口比率はまだ追いついていならしい。それだけコリアの少子化速度が日本よりも先に進んでいるということだろう。

 上下二つのグラフを見ると、日本の年少人口は11パーセントあたりで減っていかないのだが、コリアでは現在が11パーセントあたりになっており、この後に6.6パーセントにまで減少するらしい。日本の半分とは劇的な感もする。
 老年層も、日本が39パーセント弱で変わらない傾向になろうとするのに。コリアでは48パーセント近くまで増えていくのも、ずいぶん違う。

 何かというと日本と比較してしまうコリアだが、かなrずしも同一歩調でもないし、コリアが日本を何でも追い越しているのでもないらしい。経済の比較では勝ち負けみたいな感情が働くらしいが、人口という社会現象でもこの2国間に競争意識があるものだろうか?

(20240301記)

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伊達美徳=まちもり散人
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