2024/03/11

1802【3・11記念日】この13年間に書いた東日本大震災論考・提案・迷言・オチョクリ200件読み返し

 今日は3月11日、つまり東日本大震災が2011年のこの日に発生した災禍記念日である。直接被災したのではないから、それがどうしたと言われればグーの音もない。しかしまあ、人間は何かを思い出すため、忘れたくないために記念日なるものを発明したのだろう。

 わたしはこの日を思い出すためではなく、この災禍についてただただ好奇心で、この13年間にたくさんの駄文記事を【災害日本オロオロ日録】と題して、このブログに書き記してきた。初めは勢い込んで毎日書いていたが、次第に間遠になり忘れそうになっていたが、能登半島震災が呼び覚ましてくれた。

 このブログに書いたのは、真面目な提案・論考・紀行もあれば、迷言・妄言・オチョクリなどなど、約200件もの駄文である。自分でもよくも書いたと思うが、まあ、ボケ防止対策でもある。このような駄文はいくらでも書くことができるのは、下図に見るように種は尽きない地震列島に住むからである。

地震列島近現代歴史図 202403011東京新聞朝刊

 今ここで【災害日本オロオロ日録】を読み返しているのだが、初めは勢い込んで毎日書いていたのでなかなか面白い。特にわれながら面白いと思うのは、発生すぐの3月21日に「福島原発を世界遺産にしよう」と提案していることだ。その後にそんな話もちらほらネットに登場したが、今は忘れられているらしい。

 この地震最大のイベントであった福島第1原子力発電所の水素爆発については、わたしはネパールでTVを見て知り、大いに仰天したものだ。日本はこの地震で停電続きの日々だったが、ネパールでは停電は日常的な電力事情であるのにも驚いた。

 東日本大震災の現地に初めて入ったのは翌年の11月だった。この時は「森の長城」と称する緑の防波堤づくりボランティアとして、どんぐり拾いに行ったのであった。その時に拾ったドングリは、今はどこかの森の長城の一員としてのシイやタブの木となって、防潮堤の上に育っているに違いない。

 現地を知らないのにネット情報だけで、盛んに復興案の批評・論考・提案をしているのが面白い。今読むとどれ一つとして実現した提案はないようなのは、机上の空論だからだ。だがわたしにはずいぶん勉強になる自主作業だった。
 その一つに有名な陸前高田の松原と一本松に関する論考を書いているが、さて、現実はどのような姿になているのだろうか。

 大きな震災地に復興支援の手伝いで初めて入ったのは、2004年の中越震災の時だった。10年ほども継続した現地入り活動については、【法末集落復興日録】と題してこのブログに載せている。しかし東日本大震災現場へは、復興支援ではなくて何回かの野次馬見学であった。それでも中越の時と同じように学ぶことが多かった。

 2013年4月には仙台から釜石までの津波被災地をめぐってきた。津波のエネルギーの強大なことに、既存防波堤や防潮林の破壊ぶりに見て仰天した。机上の都市計画のもろさも知った。2014年9月にはようやく福島核発電所事故被災地へ入ることができた。目に見えない被災を見つめ、発見し、考える旅であった。核発電の恐怖を身近に見て感じて、観念的でない核発電反対を言うようになった。福島県ではいまだに核毒から逃げて大勢が避難している。

今も核の毒から避難する人が大勢いる 東京新聞20240311

ここを最終処分地にするしかない!、ここを福島県から分離すれば県外処分だ!?

 あれから13年、毎年のようにこの前日の3月10日から、人災と天災について考えるのだ。特に今年は元日の能登震災から始まったので、記憶の底になりそうだった東日本震災時にあれやこれやと考えたことの記録を読み返したのであった。われながら面白い。4冊のブックレットも作っているのだ。

 さて、来年もまた読み返して考えることができるかどうか、地震ならぬ自信のない年齢になってしまった。いや、来年早々にも大地震が来るだろうから、きっと読み返すだろうと思う。それは自分が被災してあの世に避難してしまっていなかったならば、、いや、被災の前にすでに自主避難完了かもしれない。

 アッ、そうだ、まさかと思うが大人災が起こって、【戦争の記憶】も読み返すことになるだろうか。ウクライナ、パレスチナ、さて次は東アジアのどこか?、いやだいやだ、やっぱり早期自主避難しかないな。

(20240311記)

参照ブログ記事災害日本オロオロ日録

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伊達美徳=まちもり散人
伊達の眼鏡 https://datey.blogspot.com/
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