2024/08/06

1829【救急要請】空中陋屋から俯瞰する公園に人が倒れている、しかもこの暑い日向の地面に、、

 わたしの住み家は地上20mの空中陋屋である。今日、昼飯を食う前の12時10分頃、バルコニーから100mほど遠くに俯瞰する公園の片隅に、男らしい黒っぽい服の人が倒れている、いや、寝ているのかな、でもなあ、こんな暑い日のしかも真昼の日向の地面に直接に寝るかなあ、もうどれくらい寝ているのかな、と気にしつつ部屋内に引っ込んだ。

 そういえば昨日の朝はやく、散歩で通りかかったその公園近くの歩道に、酔っ払ったらしい若い男が電柱に寄りかかって寝ていたなあ、あの男はどうしたかなあ。

 昼飯を食ってまた1時ころ見下ろせば、まだ寝ている。ゆるゆると起き上がろうとしてはまた転ぶ動作を繰り返しているから、寝込んでいるのではなさそうだ。あの動作のよろよろ加減は、わたしも年寄りとして身に覚えがある。そばにつかまり立ちに役立つものがないから困っているに違いない。わたしもあんな姿になる時があるかも。

 見ているうちに公園内をばらばらと5人が通り、一人は近くにいる様子だが、だれも気にしないのは何故だろうか、う~む、救急隊に電話かけるべきかどうしようかと悩んだ末に、119番に電話して救急出動を頼んだ。


 13時20分に救急車のピーポーが聞こえたので見下ろすと、二人の隊員がやってきて、寝ている人と話す様子、やがて両手を二人で引っぱって立ち上げ、木陰の植え込みに抱えるようにして連れて行き、草むらの中にまた寝させて立ち去って行った。

 病院に行くほどではなかったらしいから、それはそれでよかったが、もしかしたら大きなお世話だったろうか。でもあのままこの暑い午後を日向の地面に寝ていれば、干物人間になり日射病だろうから、ひと助けにはなったと思うことにした。 

 大きなお世話になっても救急連絡をしたのは、わたしには深い理由がある。思いだせば3年前の夏、近所の別の公園脇の歩道で、家人が転倒して顔面強打気絶、通りがかりの人が救急隊に電話をかけて下さった事件があった。その体験があるから、わたしはここで知らんぷりできなかった。なお、その強打で起きた脳内血管疾病によって、要介護5にも至る老々介護となり、つい先日それに終止符を打ったばかりである。

 ところで、あの公園の男は、地べたから自分ではは起き上がれない様子だった。それが今度は草むらの中に寝かせられているのだが、まさか、あのまま今夜も寝ているとか、、。

(20240706記)

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