今朝9時半、携帯電話機が鳴りだした。ははん、昨日こちらがかけて不在だったあの女性からだな。
「はいはい、ダテです」
「ダテヨシノリさんのお電話でしょうか」
なんだか若そうな男の真面目そうなビジネスっぽい声である、な~んだ、つまらん、息子とは違うな。
「・あ・ああ、そうです」
「こちらケージチョーソーサイッカのタケモトと申しますが、この電話はダテヨシノリさんででよろしいでしょうか」
え~と、警視庁捜査一課のことかしら、犯罪小説に出てくるよなあ、面白い。
「ほお、はいそうですが、なにか?」
「こちら警視庁捜査一課のタケモトと申しますが、捜査で伺いたいことがあります、よろしいでしょうか」
ちょっと高飛車である。不愉快になった。
「あ、はあ?、なんでしょうか」
「はい、こちら警視庁捜査一課ですが、新潟県で起きた事件につき、ダテヨシノリさんのお名前が挙がっているので、おうかがいします」
ここで思った、なんだかなあ、こんなにお手軽捜査をするもんかしら、TVを見ないからこんな場面が本当にあるのかどうかも知らないが、なんだかなあ、ハハ~ん、おっと、まえにもあったような、こんなことが。
「ほお、はい、ではその前に、貴方が確実のその警視庁捜査一課のタケモトさんであることを確かめたいので、連絡先の電話を教えてください」
「ボアーン」(電話が切れた音)
あれ、なんだよ、失礼な奴、せっかくヒマツブシになると思ったのに、もう切ってはツマランだろ、いやいや、こちらがもっと上手に扱うべきであったなあ、しばらく話に乗ってやればよかったなあ、ヒマだからしばらく新潟の捜査について聞いてやればよかったなあ、タケモト君にも気の毒だったなあ、反省しきりである。
警視庁捜査一課のタケモトさんの電話番号? |
実はこのような電話は初めてではない。何度もあったのではないが、3年まえに家人がかなりの段階まで乗せられ、わたしが途中で気づいて事なきを得たことがある。
そのことはこのブログの下記に書いておいた。
https://datey.blogspot.com/2022/04/1612.html
まさか同じ奴からではあるまいが、もうちょっとうまく乗せてほしかったと、いや、うまく乗せてやって遊びたかったと、反省している。
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