久しぶりに銀ブラ(古い言葉だ)をしてきた。老人にふさわしく懐古風に言えば、戦前の風格あるデザインの建物が次々と壊されて、軽々しい現代風流行デザインに建て替えられつつある。まあ、それはよいとしよう。
ちょっと困るのは、奇妙に曲がって建ちあがるヤツである。日本橋の角にあった白木屋(東急百貨店になっていたが)の跡には、ガラス面が曲線で上にカーブするのに加えて壁も斜めだから、カメラの水平に構えるのが難しい。
銀座7丁目あたりに来るともっどひどい。蛇使いの蛇のごとく曲がりくねるから、自分が酔っ払いになったとしか思えない。どうやってもまっすぐにカメラを構えられない。こいつは酔っ払って見たら、まっすぐに見えるだろう。
その2、3軒先には、壁はまっすぐだがアバタのような不整形の窓がいくつも不規則についていて、こんどは上やら下やら分からない。
東京はまたもやバブル時代が来ているらしい。まあ、見て歩くのは楽しい。酒飲まなくても酔った気分になるから、銀ブラは安上がりだ。
関連ページ→東京町並み探検
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