2010/01/22

231【横浜ご近所探検】歴史的建築のコピー再現が流行するこの頃

横浜球場のそばに、ストロングビルと言う、ちょっとモダンな戦前の3階建てのビルがあった。2007年に壊されて、跡地にホテルが建った。この1月に開業らしい。
 表から見ると、1階から3階まではもとのストロングビルのファサードをコピーして再現している。

 もとのビルとの格好の違いはよく分からないのだが、どうも階高が高くなっているようである。
 大きな違いは、もとのビルは道路境界線まで一杯に建っていて、一階は5段くらいの階段を登って入るようになっていたが、新ビルの1階は道路面と水平、外壁が道路から5mくら引いていることだ。

 ビルのコピー再現は、本町通りの銀行だったビルを共同住宅の下に持ってきている例があるし、国の合同庁舎も蚕糸検査所を低層にコピー再現だし、横浜には多くある。
 伊勢佐木町の商店街にある松坂屋も閉店してもう1年以上になるだろうか、これもそのうちに壊して建て直すが、ファサードの一部をコピー再現するそうである。

 いまや建築ばかりではなく、牛や馬はクローンとかでコピー再現が可能になっているから、世の趨勢だろう。そのうちに人間もそうなるか。

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