このところ新聞に騒がしいのは(TVは見ないから知らないが同じだろう)、ネパール人が無実の罪で15年も検察に拘束されたって事件ですね。
お気の毒でありましたが、わたしの興味はそこじゃあない。
記事の見出しが「東京電力女性社員殺害事件」と書いてあって、どうやら、東京電力会社の務めていた女性が、渋谷で売春中に殺されたらしいのですな。
へえ~、「売春婦殺人事件」じゃなくて、被害者の仕事先の東京電力を事件の名称としてわざわざ書いてあるということは、被害者は東京電力会社の仕事として売春をしていたって、そういうことなんでしょうな。
そうに違いない。
そうでなければ、いちいち東電、東電と書く理由がわからない。
毎日毎日、殺人事件が起きてますが、その被害者の勤め先を書いていることは、あんまり見ませんな。
このところ、尼崎でおおぜいが殺されている事件があるけど、これを書くにあたって死人の勤め先を書いてあるかと見たら、全然ないのは偶然みんな無職だったのかしら。
もしも、わたしが仕事してた頃に殺されたら、「伊達計画文化研究所男性社長殺害事件」と新聞は書いてくれたのでしょうね、きっと。
さてあの事件から14年後に、東電は大事件を引き起こしましたな。
言わずと知れた福島原発事故ですよ。
だのに新聞は、なぜ「東電核毒事件」、つまり「東電福島原発事故核毒拡散人身傷害財産侵犯事件」と書かないのだろうか。
渋谷での売春は東電が会社としてやったのだが、福島での原発事故は東電が会社としてやったではないと、日本のジャーナリズムは言っているのでしょうね。
「東電売春殺害事件」なんてアホラシくて新聞見出しだけしか読まないし、TVも見ないからよくわからない。
だけど、庶民はそう思いますが、どうなんでしょうか?
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