地下鉄日比谷線の神谷町駅を降りて、裏道に入る。この道はちょっと昔、日本都市計画家協会に通った道であるから、懐かしい。
本日の徘徊マップ |
なんだか、あたりがスカスカの感じなのは、だんだんと地上げされてるかららしい。モリ蛭かモリ虎による都市開発が進行しているらしい。
行く手にドデンと虎ノ門蛭巣 |
かつて通りすがりにいつも眺めては、その古色蒼然たる健在ぶりを鑑賞していたものだった。特にその後ろに建つモリ蛭モリ虎ビルとの対比が面白い。
お、あったぞ、いや、1軒しかない。3軒は壊されて空き地駐車場になっている。ふーむ、虎ノ門蛭ズのお膝元になって、いよいよ消え去る時が来たか。
今回の徘徊では1軒だけ健在 |
2010年の徘徊のときは裏にあるのも入れて4軒あり、後ろに共同住宅ビルが建った |
2003年の徘徊時は4軒とも健在であった、後ろに森虎と森蛭のビル |
ところが、そのビルはモリ蛭の地上げで、店子の家協会はつい2か月前に神田に引っ越していった。
このあたりの中小ビル群も、その裏路地にある愛宕下の小住宅群も、もうすぐ壊れて愛宕蛭巣(たぶん)になるのだろう。以前にこう書いているので参照のこと。
虎ノ門蛭巣の下敷きになった元JSURPが入っていたビル |
裏路地の木造住宅地も地上げで取り壊し工事がそばに迫っていた |
それにしても、近くで虎ノ門蛭ズの工事をしていたことは前から知ってはいたが、できてみるとこんなすぐ隣であったとは、それだけ蛭がド太いのだった。
ビルの姿に重ねて、あの太さと高さで蛭が立ちあがっている姿を想像すると、いやあ、おぞましい。
あ、わたしは開発がいけないと言ってるんじゃないですがね、なんともデカすぎるのが、不気味で気持ち悪いだけです。
さて、この後はやはり話題の虎ノ門蛭巣に入ってみようかと思ったのだが、ヘソが曲がったので横目で通り過ぎて、新虎通りなる環状2号線を通ってみたのであった。
この道については、作っているときから興味あってウロウロしていたから、なんだよ、この道のつくりかたは、もうちょっと何とかなるだろ、広けりゃいいってもんじゃないよ、とかって、いろいろ言いたいことがあるが、日が暮れたので次の機会にする。
この地下にも重ねて2階建て道路だから、もてあまし気味に広すぎる新虎通り(環状2号線) |
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