しかしなんといっても、器械代金1円だし、使用料(自分のものなのにこう言うのか)はタダだから、まあ仕方ないね。楽天社長はタダでも何とかなるさと、その名の通りに楽天的なお方らしい。
買うときに近所の店に行ったのだが、大勢の人が順番待ちとて2時間も待てと言うので、家に帰って昼めしを食って出直した。いやまあ、それから孫のような店員女性との談合3時間あまり、このところ人と長く話すことないからへとへとになった。
ガラケーのネット接続しなかったのでパソコンしか使わないが、それなりにネット環境のことは知ってるつもりだった。だがスマホの世界は全然違うらしくて、アレコレ書かされ聞かれ、要りもしない新たなGmailアカウント作らされたりしていると、だんだんクラクラしてきて、なんか変な要らないものを買わされたかもしれない。でも、それさえ今のところ分からない。
さて、その日からうちにスマホなるものが来たので飼っているが、いまだになついてくれない。超簡単ガラケーにさえ及ばぬ芸のない奴である。でも特に困らないのは、もともとガラケーさえろくろく使ってなかったからである。
それなのにスマホに買い替えたのは、直接的原因はガラケー電池が弱ってしまって、すぐに通話が切れになるのでドコモに取り換えろと言うと、もう生産してないという。けしからん、ドコモやめるぞ。
もう一つは、ネット社会で買い物したり、何かの会合参加予約とかするのに、携帯電話がないとえらく不都合なことがありそうなのである。しかたなくガラケー後継にスマホを買ったのだ。
器械が1円とはいいながら、その初期設定とかで5000円を取られたが、いまだにその投資を回収するほどの使い方をしていない。
じつは、世間では猫も杓子もスマホ持っているのが不愉快で、俺は一生そんなものを持たないぞとアマノジャクであったのだが、ネット社会と縁切りはできないので仕方ない、スマホを買った。そう、流行りすぎるデイズニーランドとかスカイツリーとか、行かないのだ。
さて2か月、ようやくできるようになった芸当は、かかってきた電話に出て話すこと(実績は3人だけ)、SNS(一人だけ)、電話帳登録(6人だけ)である。
起動すると何かわからぬが知らぬ奴らからメールがきている、おかしい。先日は飲み屋に行った戻ってみたら、その飲み屋から味はどうだったかと聞くメール、おい、俺はお前にアドレス教えたことないぞ、注文したけど何の話もしなかったぞ、気味悪い。対応できぬから削除方法だけを覚えた。ウェブサイト徘徊できず、ネットメールもできない。
電話を掛けてきた友人にこんなことを話したら、では息子に教えてもらえばいいでしょうにと言われたが、コロナでその息子がやって来ないのだ。今どきの親孝行は、親に会いに来ないことらしい、コロナの奴め。
こんなことであっても、困ることはないのは、ネット対応はパソコンタブレットでちゃんとしているからだ。外出した時に不便かというと、何しろコロナで他人に会うこと出来ないから外出は独りだから、ネット環境なくて平気である。
なんとなくスマホを楽しみにしているのは、一人であれこれといじって、新機能を発見して行くことだ。電話番号登録なんて、そうやってあちこちいじってできるようになった。
ただその時に起こる問題は、どこをいじってそうなったのかほとんど覚えていないことである。同じようなことを何回か失敗しているうちに、ああそうかと覚えるのだが、その過程を結構楽しむのだ。なにしろヒマだからね。
この次にやりたいのは、徘徊の時に地図を参照しながら歩くことだ。それにはその専用アプリケーション(アプリとも言うらしい)のDLが必要らしいが、その方法を発見しなければならない。
いい歳になっても、スマホのためにボケていられないのだ。いや、ぼけないためのスマホだ。原始ガラパゴス諸島を逃れたけれど、その先に待ち受けてたる電子スマホ密林、嗚呼そこに道を切り開き現代ネット社会にたどり着けるだろうか、その艱難辛苦をば高齢者認知不全症進行防止対策としよう。
思い出せばわたしが触れたガラケーの最初は、息子が大学生の頃に就職活動に必要だと言うので買ってやったのが始まりだったから、もう30年近くも前か。
そしてまだWi-Fiなんてない頃、わたしは仕事の旅先でノートパソコンにガラケーを繋いで電子メール交信(ニフティパソコン通信と言っていた)に使っていたなア、ああ、ずいぶん遠くに来たもんだ。 (20210303)
(3月5日追記)今日スマホにはじめて2月分の料金請求が930円と来てる、え、なんじゃい、タダって宣伝は嘘なのかい、なんだかわからんけど俺は楽天野郎に騙されたのかい?
それとも俺はよく分からんうちに何か特別の契約をさせられたのかい?、うーーーん、、
●参照:スマホ事始め譚その1,その2,その3,その4,その5
参照:2020/10/25 https://datey.blogspot.com/2020/10/1497.html
1497【カメラとスマホ談義】スマホ無くてこの世に生きていられるか人体実験
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