●スマホヨチヨチ仲間勉強会
大学同期仲間でメーリングリストによる情報交換システムがある。超高齢者ばかりである。メールが使えるのだから、流行のZOOMだってできるだろうと始めたが、参加率は4割である。
はじめはZOOMのやり方講習会のようなものであったが、ようやくテーマを決めてZOOM講演会というか勉強会というかシンポジウムでも可能になりつつある様子である。
そのテーマのひとつに「よちよちスマホ講座」、つまり「よちスマ」がある。実は意外にも、スマホを使っているものが稀なのである。わたしもそうであるが、超高齢者はいわゆるガラケーで十分なのである。
それが今、携帯電話屋の勝手きわまる仕業でガラケー終結に伴い、やむなくスマホ移行者が発生しつつある。もういいやって者もいるのだろうが、この際だからスマホに移行する者のほうが多いような感じである。わたしもそうである。
どうも世の中はだれもがスマホ持つのがあたり前みたいな方向になっているらしい。つい先日に自治体から来た「コロナワクチン接種接種のお知らせ」を見ても、それがわかる。予約は電話、PC,スマホでできるのだが、電話は混むからスマホがよろしいみたいなことが書いてある。高齢者優先接種の方針とは矛盾している感もある。
だからスマホ初心者講座が必要になる。それをZOOMでやるってところが、いかにもコロナ時代の現代的現象である。
ということで、わたしのこの「スマホ事始め譚」(1,2,3,4,5)も、超高齢者ZOOM会議の話題のひとつになるという栄誉に輝きそうなので、張り切って書くのだ。
前置きが長い。
さて、落転スマホを1円で買って3か月、ハイハイからつかまり立ちを経て、今やヨチヨチ歩きにはなったような気がする。
●グーグルマップにガッカリ
電話については、ときには掛かってきたのを取り方がわからずうろうろしたり、掛けるはずじゃないのに指が滑って掛けたりするが、まあ何とかなってきた。
EメールやSNSも入ってくるようになったが、これらはPCでやるから用が無いが実情だ。勝手に入ってくるのでジャマだ。裸淫だけはときどき使う。
スマホに唯一の期待していたのはグーグルマップであった。PCではしょっちゅう使っていても外出先では使えないが、携帯式だからこそ使えるだろう。わたしは地図好きである。
買ってすぐの2月に、近くの中華料理店で息子と一杯やってうちに帰ってきたら、その店からご来店御礼と味など具合を聞くメールが来て、こちらを知っちるはずないのにビックリ。息子に聞いたら、スマホ所持者の位置情報を検知する機能がオンになってるからだと言う。不気味なのでさっそくオフにした。
その後、徘徊する自分がどこかで行倒れになったときの捜索に、位置情報で検知される方がいいかもなあ、ならばオンにするべきか、いやいや、どこか知れない所で誰か知れない者として、ひっそりと葬られるとか、水中や野に朽ち果てて自然戻るってのもいいなあ、なんて悩んでいるのである。
わたしは方向感覚認知には自信があり、知らない街でも見当つけてほぼ確実に目的地に着くことができる。徘徊という目的のない行動には、そもそも地図が不要である。
徘徊にほぼ一日おきに出ているが、昨日のこと、ちょっと見知らぬ街にバスで遠征し、見知らぬ裏町をうろうろ、新緑の丘に登って森林浴して来た。
見知らぬ街なので、これにはグーグルマップが役立つだろうと、位置情報をオンにして使ってみた。まあまあ、便利ではあると分った。まあまあが付くのは、紙の地図と比較して、余計な情報がありすぎたり足らな過ぎたり、どうも使いづらいからである。
まずは画面が何しろ小さすぎるから、しょっちゅう指で拡大縮小するので、面倒でたまらない。グーグル地図は自動車移動対象らしく、小道や路地を描いてない。わたしのように裏道や路地を好んで歩く者には、俯瞰的にはどこにいるかはわかるが、ミクロレベルでの動きには役に立たない。
また、用もない広告が勝手にいっぱい出てきて目が疲れ、消すのに指が疲れる。時には指がどこに触ったのか、画面の半分以上が広告になったりして、おおいに腹が立つ。
自分がどのあたりにいるか分かるのは便利だが、それより細かくは紙の地図のほうがはるかによろしい。PCならばすぐ変換できる衛星写真に、スマホでもできればいく分は使いやすいのにと思うが、できないのだ。できるのかもしれないが分らない。
このあたりのことは、スマホ利用者のだれもが承知しているのだろうから、たぶん、わたしのようなものへ対応する地図アプリ、GPSを使うアプリが当然あるだろうと思う。まあ、年寄りの徘徊ごときに、そこまでやる必要があるかどうかである。 (20210427記)
(20210430追記)
4月49日に大学同期仲間超高齢者仲間ZOOM会で発表した「スマホ事始め譚」プレゼンを載せておく。これからスマホ始める人のために役に立つかしら?
KGR36ZOOM「スマフォ事始め譚」20210429
まちもり散人
●持っていたガラパゴス型携帯電話機
・docomo製品 購入年月:10年か?、わが携帯電話所持歴30年くらい
・購入金額:忘れた、利用料金:月額980円+α (ほとんど毎月980円)
・ネット接続をしない契約
・電池が瀕死状態で交換請求したら製造ストップ、死を待つばかり
●スマートフォンに買い替え動機
・docomoガラケー廃止通知で思案1年間
・事実上ほとんど使わないので必要ないが、、
・電話屋の勝手で買替えとは気分悪いが、
・利用料金が980円で済まなくなるのが嫌だが、、
・携帯電話廃棄も考えたがネット利用で不便と、
・徘徊中の事故対応も考えてスマフォ転向決意
●楽天スマフォを選んだ理由
・1月末頃発表楽天無料スマホ宣伝に釣られた
さっそく2月1日に楽天店舗に行く
・近所に楽天店舗もあるが他の電話屋店舗は多いのに1軒だけ
心に天邪鬼がでてきて楽天使えと、
●「落転」スマフォ購入費用
・docomo手切れ金(番号移行とか中途解約)約5000円
→実はポイントを呉れて事実上無料になるらしいが、
→現在ならば無料らしい(待てと言われたが決行)
・落転スマフォ初期設定手数料 約5000円
→孫のような女性店員と3時間お付き合い料金と思おう
→自己ネット手続きなら無料
●購入落転スマフォ概要
・番号はdocomoと同じ(ドコモで移転番号取得必要)
・機種はrakuten mini 、色はまっ赤、 ほぼカード並みの小ささ
・機器料金 1円(たまたま?キャンペーン中)
・利用料金月額 1GBまで無料、3GBまで1078円税込、
20GBまで2178円、それ以上3278円
購入日から1年間無料キャンペーン中
ただし楽天サービスエリア内でのことらしい
●落転スマフォ利用料金の真実
・2月:935円、3月:423円 あれっ、1年間無料は?
・二つの有料サービス契約発覚
紛失保険450円+マカフィ200円 計650円
二つとも宣伝の1年間無料と誤解契約したような
その後に両方契約解除したので次から無料か
・なんだかわからぬ通話料金もついているが、、
・4月の使用量0.95GB、この調子で1年後も無料?
●落転スマフォ現況利用機能
・普通に使う機能(といっても大したことない)
電話、SMS、電話帳、時計、google map、裸淫(LINE)、
rakuten Mobile(利用状況)
・出現するがほぼ使わぬ機能(PCがはるかに便利)
スケジュール、 Gmail、 facebaka、youtube、google siteなど
・カメラ利用は微妙だがデジカメがはるかに良い
●落転スマフォ上達方法
・マニュアルをPCにDLしたがほとんど読まず削除
・電話とメールで弟と息子たちに少し教えてもらう
・適当にいじっての上達がボケ進行遅延になる
・書店にはスマフォ入門書あれども買う気しない
・上達する気はなくて適当にいじって遊ぶのみ
●落転スマフォ現時点の評価
・スマホでなくてもガラケーで十分なのに
・PCあれば日常的にはガラケー並み機能で十分
・徘徊中の事故対応に役立つだろうから持つ程度
●落転スマフォ今後の展望
・買い物等の支払いに使うようになるかも
・音声入力に熟達すればもっと利用するかも
●落転スマフォ買う後輩に一言二言 オッホン!
・ネット接続作業のため現在メールメモ用意せよ
画面指タッチ入力にちょっとは慣れておこう
・わけわからぬ言葉が店員の口からよく出る
そのたびに質問して当惑させて楽しもう
・お勧めすべて拒否して当惑させて楽しもう
マカフィー、紛失補償保険、高価機種とか
●現在の心境
1円スマホで機能は十分、1GB/月未満で0円目指せ
●参照:スマホ事始め譚その1,その2,その3,その4,その5、その6
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