2026年になった。だからどうだってこともないのだが、正月らしいこともちょっとやった。
一昨年夏に老々介護が終わり、昨年夏に転居して一切合切身辺整理、そして詰めは昨年末にコロナにようやく罹ってコロナ禍も終了、数えてみると2020年から始まったコロナと老々介護のダブル禍開始から6年たっていた。6年振りの心機一転の新年新人生である。
身内の4人が集まって、ゆったり雑煮をいただいて、なんだか人並みの正月のようであったが、久しぶり過ぎてこれが人並みと思ってよいのかどうかも分からない。人並みといっても初詣なんてことはやらないのだ。
いつもやる正月の行事は、おめでたい名がつく街徘徊である。うちのまわりは19世紀埋立地の時に勝手に、黄金町、万世町、寿町、長者町、尾上町などなどめでたい名前が付けてある。そのうちの寿町を徘徊してきた。
ドヤと呼ばれる簡易宿所ホテルがびっしりと立ち並ぶ寿町は、かつては港湾労働者の屈強な若者たちの街だったが、そのまま年とって今は貧困老爺たちの街である。一泊7000円のワンルームがびっしりと詰まった建物が、街にびっしりと建て詰まっている。(参照)
| 寿町メインストリート風景は一見普通のビル街だが |
| どの簡易宿所も一泊7000円らしい |
さて、正月の寿町である。毎年にお目にかかる寿公園での炊き出しである。今年も炊き出しを目指して300人以上入るだろう大勢の人々が、静かに整然と公園のあるブロックをぐるりと取り巻いている。寒空の下の長い行列は静かで、なんだか暗い感もある。
| 公園には各種相談の場 |
もう終りになるころ、ふらりと見ていたわたしにもボランティアらしい女性が「もう雑炊を食べましたか」と声をかけていただいたが、野次馬の身では遠慮した。
| 横浜中華街大通りの賑わい |
中華街は寿町と大違いで、どこもかしこも歩き食いの人たちで大賑わいである。歩き方が一定ではない。わたしは実はこのところ脚が弱って来て、このような密度高い雑踏を歩くのは、接触して倒れる恐れがあるので、怖くなって入口あたりから引き返したしまった。
横浜では来客の密度が最も高い観光街であろう。若い人が多いのはわかるが、東洋系の顔立ちの人がほとんどで、外国人が多いのかどうか、中国人が多いのだろうとは思うが、実のところ判別しない。100mも離れていないところで、全く異なる風景があるのが、奇妙にして興味深い都市環境である。 (2026/01/02記)
正月の寿町などの風景はこれまで下記のように書いていている。
・2025/01/31【横浜徘徊】内外観光客で賑わう春節中華街の隣には寒空の公園での炊き出しに行列する貧困風景 https://datey.blogspot.com/2025/01/1866.html
・2024/01/01【コロナ明け寿正月】今年も無料弁当配布に並ぶ長い長い行列が取り巻くドヤ街風景に凍える https://datey.blogspot.com/2024/01/1773.html
・2023/01/05【横浜ご近所正月徘徊】港あたりにタワー群、貧困街で炊き出し、中華街は大混雑 https://datey.blogspot.com/2023/01/1665.html
・2022/01/04【コロナ正月】寿町・中華街・元町・伊勢佐木へ旧横浜パッチワーク都心新春徘徊 https://datey.blogspot.com/2022/01/1604.html
・2019/01/05【初徘徊は寿町に】B級横浜ガイド・寿町・松影町あたり:デラシネ日雇労務者が高齢化定住した貧困ドヤ街 https://datey.blogspot.com/2019/01/1180b.html
・2018/12/19【寿町の繁栄】貧困で超高齢化する日本の縮図のようなこのドヤ街は縮図どころが拡大しているような https://datey.blogspot.com/2018/12/1173.html
・2015/01/05横浜寿町ドヤ街は新築高層ドヤ建築が林立して周辺へも拡大中にて貧困ビジネス繁盛 https://datey.blogspot.com/2015/01/1046.html
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伊達美徳=まちもり散人
伊達の眼鏡/老酔録 https://datey.blogspot.com/
まちもり通信 https://matchmori.blogspot.com/p/index.html
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