この数年、新聞の社会面の下に「お詫びとお願い」なる広告がよく登場する。20年も前にはめったに無かったような気がする。
特に、人の口に入れる商品について、その内容偽装とか異物混入とかが多いのは、場合によっては命にかかわるからであろうが、では、20年前にはそんな商品は無かったのだろうか、それともあったけど世の中というか法律が厳しくなかったのか。
毎日数々のお詫び広告あれども、これまでわたしの持つもの、食ったものが対応したことが一回もなかった。
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昨日(2009年10月23日)の新聞に、
お客様各位
平素は弊社商品に格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申上げます。
この度、弊社『アミノバイタル』・・・・・」
え、アミノバイタルだって?、それなら持っているぞって読み続けると、なんとどんぴしゃ回収商品である。おお、オレもつい当ったぞ、宝くじじゃ無いのが、残念。
味の素なる会社名で、甘味をつける薬品?を「食品衛生法が定める使用基準を上回って配合」したのだそうで、「開封された対象商品については、箱と中身をあわせてお送りください」、そうしたら代金を返してくれるのだそうである。
ところがわたしの場合、当然のことにいくつかは服用したから中味は減っているし、箱は要らないから捨てた。もともといくつ入っていたのか覚えていないし、何袋服用したかもわからない。手元にある何袋かを送ったものか、さて、どうしようか。
こんなことも書いてある。
「当該商品をお召し上がりいただいてもお客様の健康に影響はないものと考えております」
あ、そう、味の素様がそのように「考えております」のならば、そのお考えに従ってこのままこれからも服用しましょう。
面倒なことはやらないのだ。そちらが金持ってやってきたなら返してやるよ。
あ、でも待てよ、「健康に影響はない」って言われると、筋肉健康薬として効き目が無いってことなのか???
◆◆あ、でも待てよ、「健康に影響はない」って言われると、筋肉健康薬として効き目が無いってことなのか???
で、このアミノバイタルをわたしが何に使っているかというと、長距離ウォーキングや野良仕事である。特に米つくりで、真夏の草取りやら秋の稲刈りやらには欠かせない。
4年前、はじめて田の草取りしたときに、腰が痛くなって数日困ったが、ふと気がついて次の草取りや稲刈りでアミノバイタルを服用したら、楽になったのであった
もともと薬嫌いだし、特に健康薬なるものを馬鹿にしているわたしがアミノバイタルなを知ったのは、友人たちと100キロウォークをやったときであった。その一人が味の素会社リタイア男で、アミノバイタルを手放さないのであった。それってドーピングだぞってけなしていたのだが、ある日一服もらって飲んだらその日は筋肉痛が少なかったので、初めて健康薬なるものの効用を知ったのであった。
妙な甘みがあって嫌になる味だが、その甘味が今回の回収原因物質だろう。それなら甘味よりも辛味にして、そうだ、いっそのこと酒の味にしてくれ、、。
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