インターネットカンニング受験生がつかまった。インターネット社会は最後まで匿名だと思い込んでいたらしいが、IPアドレスで追跡逮捕である。
近頃の若いモンはそれくらいのことは常識で知っているのかと思ったら、そうでもないのである。
それは物心ついたときからインターネットがあるヤツは、インターネットって何だろうなんて全く思わなくて、日常に存在する空気みたいに思っていて、実名とか匿名という感覚がないままなのだろう。
ところで、実名性の高いSNSと言われるface bookの匿名性について、先にあれこれとここに書いた。http://datey.blogspot.com/2011/02/379face-book.html
だが、このような事件が起きてみて明確に分ったのは、あれは匿名ではなくてニックネーム、ネットネームあるいは偽名、芸名とでも言うものである。
名前を秘匿しても、反社会的行為によって刑事告発されると、秘匿できない仕組みになっている。
それでも秘匿できたならば、その秘匿行為つまりIPアドレス取得時に法令違反が起きていることが暴露される。
匿名とは暴露されないまでの期間だけのものであって、匿名逃げ切りのできない社会になっていると、あのおバカ受験生でも分っただろう。
インターネットというのは仮想社会と思っていたらとんでもない、これは防犯カメラの前に立っているようなものである。
偵察衛星、グーグルストリート、防犯カメラ、インターネット、そんなものたちでわたしたちはもうどこからも逃げ隠れ隠遁などできないように、ガンジガラメになっているのであった。
それで日常が閉塞間に満ち満ちているのであったか、どこかのお国でなくても。
0 件のコメント:
コメントを投稿