2011/07/23

456原発会社と地域にもストレステストを

 原発にストレステストなんてものをやって、耐性を評価するんだとさ。
 よくわからんが、想定外のことが起きても、想定内に収まるって耐性があるかどうか、そんなことをテストするんだろうかね。
 これって明らかにトートロジーだね。
 まあ、なんでもテストすることはよろしい。
 
 ところでこの体制じゃなかった耐性評価の試験は、原発という装置だけについてやるんだろうか。
 もしそうだとしたら、おかしい。
 だって、福島第1原発でわかるように、原発でなにか起きたら、原発装置だけじゃなくて、東電という組織にも、地域社会にも、国土全体にも、国際的にも大影響が出ているのだ。
 だから、それらもテストの範囲にいれないすると、現在発生してることが全く教訓になっていない。
 
 だから日本の原発ストレステストは、万一福島第1のようなことが起きたら、原発会社(これこそ体制評価か)、立地地域社会、日本社会、そしてアジア近隣諸地域において、どのようなことが起きるのか、それがはたして耐えられるものか、そのような耐性評価を行なうべきである。
 これこそが、ストレステストの真髄であると思う。

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