fase baka(face bookともいう)やツッツイタ(ツイッタ―ともいう)が出る前からの道具で、今や伝統的情報交換道具といってよいのだろう。
Ahoo(Yahooともいう)が、「Yahoo!グループ」なる無料で使わせるメーリングリストの仕組みを造っていて、けっこう大勢が使っているらしい。
ところが、そのAhooがこんなことを言っている。
「2014年5月28日(水)午後3時(予定)を持ちましてYahoo!グループはサービスを終了させていただきます。10年もの長きに渡り、ご利用いただきありがとうございました」(「させていただきます」とは言葉を知らん奴だ、こちらが頼んだのじゃないぞ)
TVがデジタル放送になって、アナログ受像機がパアになったが、これはそうはならないが、チャンネルをあわせてもダメだよ、もうヤーメタってことらしい。
ということで、これまでこの情報連絡システムを使っていたものは、今慌てて、別の同じような仕組みを探して、移行しつつあるらしい。
ところがその移行ってけっこう面倒なのである。どうして面倒であると知っているかというと、実はわたしもその“被害者”だからである。
大学時代の寮仲間40数人のメーリングリストに、このahooグループを使っていたのだ。しょうがないから、あれこれ探してahooグループとほぼ同じことをやっている「freeML」なるところに移行したのだが、その移行作業を私がやったのである。
いやなに、面倒な作業だから、無為徒食の身には、ちょっとは暇つぶしかつボケ防止、もしかしたら仲間のためにもなるかもしれない、なんて思ってやったのだから、それはそれでよいのである。
たぶん、ただ今、日本中で、あるいは世界中で、AhooグループからfreeMLに移行作業をやっている連中が、たくさんいるのだろう。家賃がタダだからとて、借家を追い出されても、文句を言わずに引っ越し作業をするしかない。
どれくらいの人がこれに関わっているか知らないが、移行しても得になることはなんにも無い。まったくもって無駄なエネルギー消費であって、暇つぶしにしか役に立たない。
ahooはどうしてこのシステムを廃止したのだろうか、ちょっと考えてみた。
思うに、たくさんのMLグループが使っているが、かなり多くのもう使っていないMLグループもあり、そのメールがahooのサーバーの中にたくさんたまりすぎて、邪魔になって来たのだろう。
そこで、それらを一掃したいのだが、それには、いちいち使っていないグループに問い合わせて削除するのは手間がかかる。システム自体を全部やめちまえば、手間が一番かからない、という判断だろう。乱暴である。
無料と言っても、毎度毎度メールごとに広告だらけの汚い画面を見せられつづけてきているのだから、こちらに借りがあるってことじゃないんだぞ。
それなのに、都合が悪くなったら家ごと取り壊すから出て行け、タダだから勝手でしょ、なんてことをやっていると、汚い無料画面を我慢しつつ、メール情報を預けているこちとらは、もうお前なんか信用できないぞと思ってしまう。
しょうがなくて移行した先のfreeMlだって、広告だらけの汚らしい画面を見せながら、やめた~っ、無料だからいいでしょって、いつ居直るかわからない。
たぶん、このfreeMLの利用の初めに何やら条件が書いてあって、そこには「いつ止めても文句言わないこと」なんて書いてあるのだろう。
以前にグーグルにも同じような仕組みがあったが、ある日ヤーメタってことがあったから、インタネット業界は、信用ならない。
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