2017/11/15

1300【癌かもしれない日々・7】日光角化症クリーム塗布治療の後半戦を開始で面倒だけど暇つぶしにはなる

癌かもしれない日々・6】のつづき
 わたしは日光角化症のことをぜんぜん知らなくて、
ある日偶然のきっかけから治療することになったのです。
この報告が、まだ日光角化症を知らない人たちに
役立つことを期待しています。

 顔面の一部が前癌症状の日光角化症となり、ベルセルナクリームを塗る治療を始めて2か月、クリーム塗布休止4週間の後の2017年11が15日、横浜市大センター病院皮膚科(伊藤亜希子医師)の診察を受けた。
 ベルセルナクリームによる治療は、4週間塗布、4週間休止、その後また同じことを繰り返すのだが、うまく行けば前半だけでおしまいになるとて、そうなればいいなと期待しながら診断を受けに行ったのだった。


●病院にて
 10月15日10時半の予約で待つも、11時半に呼び出しあり。
 医師の診断は、よく治ってきているが、まだ赤みがあるので後半の4週間クリーム塗布と休止4週間を行うとのこと。ああ、そうか、これで治ったのではなかったのか、残念。
露悪趣味御免 次は美しく戻った?顔を出したいものだけど、
このところ2か月ほど、鏡でイヤでも自分の顔を眺めて暮らすことになり、ずいぶん汚い顔だと今ごろ気が付いた。これまでもシミが増えたなあとは思ってはいたが、しげしげと鏡を眺めて思うことはなかった。
 この紅斑のまわりの汚いシミやホクロについても治療法はあるのかと聞けば、シミは凍結させて皮膚剥離することができるが、またそこに出てくるし、ホクロ3つは切りとるとしても、それぞれ一文字の傷跡が残るという。ううむ、もうどうでもいいや。
 とりあえずは日光角化症治療を進めて、その後で考えましょうと言われてしまった。

 外出時に顔に紫外線を当てないようにとて、広つば帽子着用、できれば10時から2時ころまでの日光が強い時間は外出を避け、外出するなら日焼け止めクリームを顔に塗ることなど言われた。
 日焼け止めクリームなるものを薬屋で買うのか、それとも処方箋を出すのかと聞けば、見本品の小さなクリームチューブを3つ呉れた。市販薬とは成分が若干違うらしい。ありがたい、親切な医者だ。

 日光角化症入門のようなパンフをくれた。わたしのこのレポートは、これを読む人のために書いているので、ここに掲載しておく。




 でもなあ、こんなパンフって、最初の診察の時にくれるべきと思うけどなあ。いや、若い時にくれていれば、それなりに対応したのに、いまさら言われてもなあ。
 本日の診察時間は20分で、診療費は140円(1割負担)。次の診察は12月20日1030から。
日焼け止めクリームとベルセルナクリーム
●薬屋にて
 ひばり薬局浦舟店でベルセルナクリームを購入した。
 薬剤師が「この薬でいかがでしたか」と聞くのだが、この2か月間の薬による症状変化は、こんな店頭の立ち話で答えるような簡単なものではない。
 それに問題は、病気の症状というプライバシーにかかわることを、他の客も聞いているような店頭で訊こうとすることだ。訊きたいなら、あるいは訊くべきなら、個室で訊いてほしい。
 あるいは医者に訊いてほしい。医者に話したと同じことを、またここで話すのは時間の無駄である。それとも、薬屋は医者とは違う診断をしてくれるのかい、迷うだけだよ、こちとらは。
 ぶすっとして答えなかった。薬屋はおかしい。

 薬代金が1520円、あれ、前回と同じ薬屋で同じ薬で同じ量なのに、この前は1540円だった。
 え、どうして違うんだと聞けば、この前はこの店に来るのが1年以上間が開いていたからだと言う。
 え、そりゃあヘンな制度だねえ、めったに医者にかからなくて医療保険財政に貢献しているわたしのような者には高く、しょっちゅ医者にかかるものは安くするって、そりゃあ間違ってると思うよ。
 医薬分業になってから、患者には余計な負担がかかるようになった。昔のように診察した病院で薬を出してくれよ。ぶすっ。

(2017/12/03追記)
11月15日よりベルセルナクリームによる治療の後半戦開始、この日までに8回塗布済み、あと4回塗布。
 後半の4回目あたりから、右眉上に紅斑発生、さらに右眉上にも発生。前半の治療で逃したところがあったのか。
 右こめかみの一部の紅斑が濃いが、他は前半終了時とあまり変わりない模様。
 この間、日光に当らぬように外出に注意とて、それなりに気にする。目深に帽子を被り、日照りの日には日焼け止めクリームを塗る。
 ベルセルナクリーム塗りにも慣れてきたが、一方では塗るのも洗うのもうっかり忘れそうになるのが問題。

(2017年12月20日追記)
 12月20日、1030、ベルセルナクリーム塗りが終り、市大センター病院皮膚科で診察。こんどはまた河野医師が診察。新たに両眉上や両頬ほにも小さな赤い斑点が出てきているから、また4週間薬を塗りましょうという。これでおしまいかと期待してきたのだが駄目だったか。
 「両顔の下半分あたりを中心に塗ること」だそうで、「塗る面積合計25平方センチ以下にすること、それ以上に伸ばして塗ると薬が効かない、これ迄塗ったのは広すぎた、広く塗るな」、どうもこのようなことを言われた感じである。医師が変ると、微妙に違うことを言われたり、もう聞いていることをまた言われたりして、イラッとする。
 まずは今回の4週休止期間の終わりの1月24日に診察して、それから4週間のベルセルナ塗を始めることになった。患部に塗る薬「炎症性皮膚疾患治療剤アズノール」を処方してくれて、1日2日濡れとのこと。
 本日の支払いは140円(1割負担)、内処方箋代が68円。薬屋で薬代が100円(1割負担)。
 顔の状態は、素顔で歩いてもあまり目立たなくなってはいる。

(2018年1月24日追記)
 850、市大センター病院、9時予約で9時10分ころ呼び出しあり、10分ほどの診察でおしまい。また今回も違う医師・松本桂さん、毎回毎回異なる医者ってのもなんだかなあ、分ってるのかなあと気になって、なんだかこちらが教えるようにしゃべってしまうので、医者はこの患者はウザったい奴だと思っているだろう。
 もう薬を塗らなくてもいいと言ってくれるかと期待したけど、もう4週間、右眉上、左上頬、右中頬に塗れと言う。その上で2月21日に診察して、それ以後、切り取り手術するか、町医者で予後を診るか、どうするか指示するとのこと。
 診察と薬処方箋代金で140円、薬ベルセルナクリーム12包で1520円。今日からまためんどくさい塗り薬4週治療再開。

(2018年2月21日追記)
 一昨日でベルセルナクリームの3度目の4週塗布が終了し、今日は最後の蓮の診察で900に市大センター病院。
 9時半ころ呼び出し、今回も医師が変って長嶋真由美さん、また初めの患部からの話をさせられて、「あのね、毎度医師が変るのって、患者にはけっこう面倒くさいことですよ」といちおう言っておいた。
 それに対して医師は「はあ、曜日によって違いますから」という。だったら曜日を統一したらどうだと思うが、考えようによっては,毎回セカンドオピニオンやってるようなもんだから、これもよいかもしれない。(ずっと以前の大腿骨骨頭委縮症を壊死症と誤診した時も、それまでと違う医師が診たから誤診と分ったのだから)。
 顔面をひととおり詳しく診てくれた。わたしからは「右眉上あたりが時に痒くなる自覚症状があるが、そのほかはなにもない」と報告。
 医師は、「まだ薬のせいで赤くなっているところもあるから、もう4週間この状態で変るのを待ち、そのうえで診断する」とのことで、3月19日900予約。この間8分ほど、本日診察代のみ1割負担で70円。
 早く終わってほしいものだ。   つづく

癌かもしれない日々・最終回

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