【癌かもしれない日々・5】の続き
わたしは日光角化症のことをぜんぜん知らなくて、
ある日偶然のきっかけから治療することになったのです。
この報告が、まだ日光角化症を知らない人たちに
役立つことを期待しています。
役立つことを期待しています。
ここでひとまず薬を休止して、これから4週間様子を見ることになるので、市大センター病院皮膚科に診断を受けに行った。10時半の予約だが11時半に呼び出しあり。
患者のわたし こんにちわ。
伊藤亜希子医師 こんにちわ。お待たせしました。
患 これ、治療の経過を書いたレポートを持ってきました。来るたびに医師が変るのでこれまでの経過が伝わっているのか気になるし、わたしは言い忘れることがあるかもと気になるので、これをつくりました。前回に持ってきた報告の訂正追加版です。
医 ではこれをPCに取りこんでおきましょう。(患部を見て)このように赤くなっているのは、薬に良く反応しているる証拠です。これらの赤く浮き出ているところは、どこも薬が効いているので、順調に進んでいると思います。9月から4週間の薬を塗る期間が終り、これから4週間お休みにします。
患 え、治療を休むってことですか。
医 いや、この薬の反応が強いので、ここで薬を塗ることを休止するのです。薬の効力はしばらくあるので、これから1カ月の休止の間に治癒してくるのを待ちます。
患 ということは、これからだんだんと治ってキレイになるのですか。
医 治る患部はキレイになってきます。それでどの患部も治癒してしまうと、それで治療は終了です。しかし、まだ治癒しない患部がある場合は、また薬を4週間塗り、次いで4週間の休止期間をとり、それでこの治療方法は終了します。
患 つまり同じことをまた繰り返すのですね。
医 そうです。
患 それでもなお治癒しないときは、また同じことを繰り返すのですか。
医 患部の数が多いから、それでも治癒しないところが残るかもしれません。それはその段階で診断して、治癒しない患部には別の治療方法を検討します。切除とか冷凍とかの方法がありますが、それは、その段階で判断します。
患 あ、そうですか、塗り薬は2ラウンドやってそれ以上はやらないのですね。
医 医療の方では2ラウンドではなくて、その2回計8週間を1ラウンドと言います。それ以後はこの塗り薬治療を行いません。この薬の治療方法は、どこでもそう決まっているのです。
患 ってことは、わたしはまだ半ラウンドやっただけなんですね。もう半ラウンドあるのかあ、、。
医 (症例の経過写真を出してきて)このような経過になりますね。
患 なるほど、これを見ると、紅斑が完全に消滅するのでもないのですね。
医 多少は残りますが、初めほどではなくなります。
患 ふ~ん、あ、そうだ、なんだか患部が痒いことがあるのですが、そのとき、。
医 その時はロコイド軟膏をちょっと塗ってもいいですよ。
患 はいわかりました。ところで、この症例は多いのですか。
医 多いですよ。
患 老人ばかりでしょうね。
医 もちろん70代80代の老人が多いですが、趣味で釣りなどで日によく当たった人は若くてもかかります。
患 昔は日光にあたるのは健康に良いと言っていたのに、今はこうなると分って、日光に当たり過ぎはいけないんですね。昔はどうしてそれが分らなかったんでしょうねえ、高齢老人が少なかったから、発症例も少なくて分らなかったのかしら。
医 今どき患者が多くなったのは、オゾン層の破壊もあるのでしょうねえ。
患 へえ、そうなんだあ。では、どうもありがとうございました。
医 はい、お大事に。
次は11月15日10:30。本日の診察時間は8分半、その前後待ち時間は2時間、代金は70円(1割負担)。
(追記2017/10/30)
ベルセルナ軟膏塗布を休止して12日目の今日の有様。次第に紅斑は薄れてきているが、まだまだ。
(追記2017/11/03)(追記2017/10/30)
ベルセルナ軟膏塗布を休止して12日目の今日の有様。次第に紅斑は薄れてきているが、まだまだ。
紅斑患部がある自分の顔写真を公開するのは露悪趣味であり、ごらんになった方は気持ち悪いだろう。
だが、わたしがそうであったように、世には知らぬままに潜在する多くの日光角化症患者がいるだろうから、その警鐘となる社会貢献?という崇高?な思いなんてのも、心の底にはあるのだ。ネット検索しても、患者側からの記事が出てこないのが不思議だ。
(つづく)
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