2026/07/18

1963【老酔録㊸時代錯誤】かの夫妻が男子を生まぬとて難詰批難法成立とはさすがに伝統を重んじる舅姑国会

 国会で皇室典範改定がなされた。わたしは天皇制に無関心というか、むし否定的だ。ただし歴史上の奇妙なものという程度の興味はあった。この件にも時事的には特に関心はなかった。
 ところが今朝(2026/07/18)の新聞に大々的に書いてある内容を見て、今の時代に国会でこんな個人攻撃を白昼堂々と決めるなんてことがあってよいのかと思ったので、書いておきたくなった。

 この改定は、現在の天皇と皇后の地位についている徳仁さんと雅子さん夫妻への、あまりにも残酷な仕打ちである。「お前ら夫婦が、男の子を生まないから、こんな面倒なことになるんだぞ、もう辞めろ」と、いちゃもんをつけている。これは人格のある個人への政府による攻撃である。見ていられない。

 いかにも舅姑的な嫁いじめである。まさに今の首相は女性だから姑であり、同調する自民女性議員たちが小姑か。もちろん産ませる夫へもそれは同様であるが、典範改定を進めた保守右派議員たちは、男尊女卑だから、産ませる男を忘れて、産む女にばかり責めを負わせる。そう、これは産まなかった雅子さんへの右翼国会からの非難決議である。可哀そうになあ。また心の病が再発かも……気の毒に。

 女首相の姑が声高に「男の子を作らなかった二人が悪い、早く退位して責任とれ」と言うのも同然である。これでは夫妻はたまったものではないだろう。たぶん近いうちに、「それほど言うならば、それを国民の総意として受け取り、さっそく退位いたしましょう」と表明するだろう。いや、心の内では煮えくりかえって、「フン、こんなもん辞めてやるっ」かしら、これでは品がないが庶民が書くブログだからご容赦を。

 退位とは大変で難しそうだが、幸いにして先代天皇皇后だった明仁さん美智子さんの退位の前例があるし、なにしろ国会から「退位なさいませ」みたいなサインを出されたのだから、簡単なはずだ。隠居暮らしの明仁美智子夫妻も応援なさるだろう。明仁さんの時は退位表明から退位まで3年くらいかかったが、今度は卯はお得意の伝統主義と官僚お得意の前例主義で、すぐにでも退位できるに違いない。

 思うに、戦争終結収拾策として残され作られた、ひとりの戦犯のための最後の牢獄は、80年後に内部から崩壊が起きようとしているのは、この辺で刑期を務めあげたということだろう。憲法第一章という獄舎に閉じ込められたお方たちは気の毒であった。
 もう釈放してよいだろう、と、卒呪老酔庶民は思う。
(2026/07/18記)
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