2013/02/05

716こないだ勘三郎が逝ったと思ったら團十郎までも死んでしまった

 あれあれ、團十郎までも死んでしまった。こないだ勘三郎が死んだばかりなのに。

 で、ちょうど歌舞伎座建て直し中だから、もしかしたらこの建て直しが祟ってるのかも。
 なんて冗談を書こうとしたら、なんと筒井康隆が「偽文士日録」2月4日版に、「歌舞伎座を改築するときにちゃんとお祓いしなかったからいけないのではないか」なんて書いている。
http://shokenro.jp/00000882

 それにしても團十郎家は、薄命の家柄らしい。父親の11代目も役者にしては早逝だったといってよいだろう。美人薄命才子多病のたぐいか。気を付けようっと、あたしも、、、  ?。

 で、歌舞伎座である。4月のコケラ落し興業のサイトを見ると、團十郎の名が第1部と第2部に上がっている。
 差し替えてだれになるのだろうか。主役が突然いなくなって、松竹も困ってるのだろう。

 その建物の外観はどうやらでき上がったらしい。さて、5代目歌舞伎座はどんな姿になったか?
 え、なんだ、結局のところは、建て替え前4代目と同じ格好かよ~。石原慎太郎に風呂屋みたいってさげすまれたあの形である。風呂屋が怒ってるだろうが。

 建築家隈研吾も大資本が支配する伝統芸能の世界には、個性を持ったデザインで切り込めなかったのか。なら、なんで隈さんが必要だったのだろうか。
 超高層ビル(丸の内ビル群を見よ)と古典コピー(三菱一号館美術館を見よ)なら、三菱地所で十分どころか隈さんより得意だったろうになあ、なにかあったんだろうなあ。

 もっとも、隈さんてひとはどんなデザインもできますって器用な人らしいから(昔々、エーロ・サーリネンがプレイボーイアーキテクトと言われたみたいに)、別にモダンデザインじゃなくてこれでもやりたかったのかもしれない。

関連→093歌舞伎座の改築
http://datey.blogspot.jp/2009/02/blog-post_04.html
 

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