2025/09/30

1912【英語しゃべれぬ首相?】トランプと英語で対等やりとりしディールできるか次の首相は

(注)この文の後半に、わたしの揶揄気味駄文に対して、USA在住の旧友が真面目な忠告を書いてくれたので、当人の了解を得て追加掲載した。

 いまどきは日本の首相になるくらいのお方は、当然のことに英語ペラペラだとばかり思っていたら・・なんとまあ・・偶然にYouTubeで、今、選挙運動中の自民党総裁候補の5人が登場する動画を見た。

 それで分ったのだが、なんとまあ、英語を喋れるのは5人のうちの2人だけである。そう、茂木の2人だけ、あとの小林、高市、小泉の3人は英語しゃべれないと暴露されてしまったのだ。

 でも、5人全部がアメリカに長期滞在経験があり、名門大学院の学歴とか、英語使うビジネス等の経歴を披露しているのに、である。まさかと思うが、どこかの市長のように、詐称ではあるまいなあ。

 まあ、策謀が武器の政治家たちだから、ここでワザと英語できないふりすることを選んだのかもしれないけどね、しゃべってボロ出さないように、あるいは、英語できるってひけらかして嫌われないように、とか、英語ってひけらかすほどの才能かしら?

 さて、あのトランプの口から出まかせディールに、いちいち通訳を介してディールを返すようでは、まことにおぼつかない首相となる。今どきの首相は、英語はもちろん中国語も、しゃべれるように勉強するのが常識だろうになあ。だって小学校から英語やっている時代だよ、国会議員になるくらいなら、習ってでも追いつけよ。

 ところで、今の石破首相とか赤沢交渉担当大臣は、もちろん英語ペラペラでしょうね、え、まさか喋れない、なんてことはないでしょうね、でも、あのトランプに振り回されている現状を見ると、じつはしゃべれないとしか思えないねえ。

 わたしはTVなるものを全く見ないから、じつのところPCと新聞でしか自民党総裁選挙のことを知らない。そして更に、ほとんど興味がない。だからこのYouTubeを見て、ほほう、こんな人たちの内から、次の日本の首相が出てくるのかと、しげしげと見た。馬面のウヨクおばさんもいるんだね。

 この映像を見ただけで判断せよとわたしが言われたら、それはもう林さんに決まっている。トランプと面と向かってやりあえるのは、この人しかいないようだ。この人は官房長官だから、毎週の記者会見の様子がTVには出てくるのだろうが、わたしは見たことがない。だいぶ前に菅義偉官房長官が女性新聞記者と言いあう(バカにされている)バカ丸出しの姿を見たことがあるが、林さんは菅さんよりはお利口そうである、あ、比べる方がおかしいか。。

 なんにしても、トランプと言うジャイアンが暴れている妙ちきりんな国際情勢時代に、いまどき高校生でもしゃべる英語さえもしゃべれない(小泉は日本語さえもおかしいと言う人がいる)のに、すき好んで首相になろうとする人の鉄面皮に驚くのである。

 まあ、わたしはもうすぐあの世に避難するから、どうでもいいことだけどね。

(20250930記)

(2025/10/02付記)

 これを読んで、California在住の昔日本人で今はアメリカ人の旧友(私と同年)から、いちゃもんメールが来た。と言うよりも、真面目なご意見を賜ったというべきだろうが、興味深い論調なので、そのまま載せておく。反論する理由は全くなくて、日本の政治家たちに対するわたしの揶揄気分を反省しよう。なお、個人情報にかかる部分のみ修正した。

(以下引用)

 これを読んで、残念ながら言いたいことが吹き出してきました。

 私の狭い観察で、英語を話せてトランプと対等に話のできる方は、皇后陛下くらいなものです。もし、英語の会話能力が一国の首相候補にたいする必要条件であるならば、Empress Masakoに出馬をお願いしてはいかがでしょうか。

 外交交渉での、言葉の選択、すなわちドンナ言葉を使って交渉すべきは、大切な問題です。日本という国の代表者が、アメリカの代表者と正式に会話するさい、もしアメリカの代表が日本語をはなせて、日本の代表が米国語(英語とは少しちがいます)をはなせるなら、双方が好む言葉の使用が許されます。

 もし、アメリカの代表が日本語を話せないとからなどの理由で米国語で話し出すとしたら、正式な通訳をおきます。 すなわち、両国は対等の立場にあると言う原則と了解のもとに、外交交渉がはじまります。

例1:その昔、ライシャワーという方が米国大使でした。この方は日本語が米語ほど達者でした。 でも、日米の正式交渉では、ライシャワーは米語を使い、(英語にたけた)日本代表は日本語をつかいました。そして、双方が各々の通訳をつかいました。 これが、外交の原則です。

例2:ドジャースの大谷や山本は、チームメートと米語を使って、交信しているようです。 しかし、記者会見などのおおやけの場では、通訳を置き、彼を通じて行われます。理由は、大谷も山本も、米国市民と同等な立場で、米国の競技に参加しているからです。 (もし、broken Englishの大谷・山本の記者会見がなされたとしたら、彼らのイメージは、米国市民と同等でなく、格落ちの移民のイメージを植え付けてしまうからです。この理由により、ドジャース本部LLCが上記のような事をSet-Up しております。)

結論:このエッセイやメールにあるように、「トランプと同等な立場で交渉したいので、英語・米語をつかう」のは、間違ったかんがえかたです。 それは、日本を米国の植民地に格下げの印象を与えてしまうからです。 そしてそれは、元日本人として、耐えきれない侮辱をかんじさせられるからです。 (H・O)

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2025/09/22

1911【老酔録③】ツキツキツキゴトンドガドガドガガラガララ、、これが先端医療技術かしらMRIって

 【老酔録②】からの続き

 ツキツキツキツキ、ゴトン、ドガドガドガドガ、ガラガラガラガラ、・・・いやもう全くうるさいことよ、機械騒音の見本市のようなオンパレードの真ん中に、身を縛られている。眼の前も目の下も目の上も、真っ白な円筒が身体を上から下まで、すっぽり取り囲んでいる。

 ここは発射されたばかりの宇宙船の中か、そっれとも潜水艦の機関室だろうか、どちらも乗ったことは無い、たぶんそうんな感じがする。もう20分も続く。
 そう、ここは近所の大病院の地下の一室にあるMRIなる機械の中だ。ここに入れられてもう10分もなるだろうなるだろうか、騒音は一向に止まないどころか、手を変え品を変え音程を変え、音質を変えて響く。こんなのが最先端の検査機械なのかしら、身動きならぬ身体を、金槌で叩いたり、突っ突いたり、削ったり、釘を売ったりしているらしいが痛くはない。体験的には鉄骨工場みたいだ。

 そこでネットで今どき評判のAI君に、「MRIってなあに?」と質問してみた。
MRIとは、強力な磁石と電磁波(ラジオ波)を用いて体内の臓器や血管などを詳細な断面画像として描写する検査法です

 ふ~ん、なんだかわからないが、その磁石と電磁波が大声でわめくなかを、ようやく30分ほどで解放された。わたしは閉所恐怖症だが、特に困った感もなかった。終わると検査技師が、これの紹介状書いたY医師に渡せと、CD-Rをくれた。

 そうであった。ここに来たのはかかりつけの町医者の内科医Yが、「脊柱管狭窄症の疑いがあるから検査を受けてこい」と、この大病院を紹介してくれたのだった。俺が脊柱管狭窄症だって、、と思いもしなかった医師の言にびっくりした。

 さっそくメールで同期生たちに聞いたが、返事くれたものは、わが日常の歩く具合を読んで、否定的な見解だった。そうだろうなと希望的に思うものの、一方で、またひとつ新たな病気にかかったのか、マッタク年取りたくないと、クヨクヨしている。

 さっそくこのCD-RをもってY医師の下に駆け付けたのだった。
 D(医師)「先生、MRIやってきました。これがそのCDです」
 Y(わたし)「いつ検査しましたか」
 D「はい、一昨日です」
 Y「では1週間ぐらいしたら専門医からの診断が来るはすです。わたしが見ても分かりませんから」
 D「え、あ、そうですかあ」(早く知りたかったのガックリ)

 しょうがないからCDを返してもらって、退出する時にひとこと言っておいた。
 D[ねえ、先生、本当に脊柱管狭窄症ですかねえ、友人に数人いますが、だれに聞いても私の歩きぶりでを見聞きして、おまえは脊柱管狭窄じゃないよ、ほんとならそんなに歩けっこないよ、と言うのですが、、、」
 Y「そう、だからこれで本当に脊柱管狭窄症であるか、そうでないかを診るためなんですよ」 と言うことで、まだおアヅケ状態である。もやもや・・

 実はこれまでに20年前に一回だけMRIに入ったことがあり、これがわたしが医師一般にに対する不信のもとにもなった。さらにもう一度、亡妻が昨年はじめにMRI検査を受けて、それで病因が分かり死因ともなったが、かかりつけ医の対応に不満がある。それらもここに書いておこう。  (20280922記  つづく)

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2025/09/19

1910【老酔録②】2時間連続歩行も可能だが次第に速度低下と言うと医師は脊柱管狭窄症だからMRI検査と

老酔録①のつづき

 かかりつけ医師の定期診察を受けている話の続きである。いろいろ老衰現象課題があるが、まずは、服用させられている4つもの薬のうちのひとつを、停止するに成功した。

●歩行速度が普通の半分になった

 D(わたし)「では次の課題ですが、歩く能力が次第に低下しています。毎朝1~2時間を近所を散歩するのですが、徐々に歩行速度が落ちているようなのです。これは老衰自然現象でしょうね」

 Y(医師)「ほう、毎朝歩くのは素晴らしい。どれくらい歩きますか」

 D「歩く距離は2~3キロ、それを今は時速2キロ程度になっています。普通の人の半分くらいの速度でしょうね。歩きだしはもっと早いでしょうが、次第に落ちてきます。努力すればもっと早く歩けるが、長続きしません。歩幅はヨチヨチ歩きではなく、普通の歩幅です。足元がふらつく感じがあるので、転ばぬように杖を突いています」

愛用の杖(中央)

 Y「どれくらい歩いたら休みますか」

 D「1~2時間をほとんど休むことは無いですが、まあ、1時間くらいでちょっとそこらへんに腰をおろすこともあります。でも、あまり長く休むことは無いですね。ただ、速度が日々だんだんと落ちている感じがするのです。脚が重い感じでね。歩く距離はもっと歩けると思いますが、暑くなってくるので帰宅します。それで足が痛いとか、息が切れるとか、そんなことはありません。歩く気になればもっと長時間歩けそうですが、何しろ今は暑いですから、熱中症が心配でそれ以上歩きません」

 Y「そうですか、それは脊柱管狭窄症のようですから、MRI検査しましょう」
 D「エッ、脊椎間狭窄症ならば、わたしの同年の友人に何人か居ますが、いずれも・・」
 医師はわたしの言を遮るように言った。
 Y「とにかくMRI検査しましょう、F医院に紹介状書きますよ」

脊柱管狭窄症だからMRIをと医師が言う

 大学同期の友人に少なくとも3人は脊柱管狭窄症になったと聞いたが、いずれも100mも歩けなくなったと言っていた。わたしはまだまだ歩けるから、まさか脊柱管狭窄症と言われるなんてぜんぜん思っていなかった。

 医師に反論しようかと思ったが、それ以上のことを知ってはいない。医師はなんだか紹介状を書きたがっている様子だ。まあ、MRIなんてものを22年振りにやってみるか、自分の骸骨を見ようかな、なんて思った。

 基本的にわたしは医師に不信感を持っている。2年前に股関節の痛みの診断で、近所の大学病院の医師が不治の難病と診断してくれたが、1年後に自然治癒したことがある。間違った診断つまり誤診だった(こちらを参照)。以来、医師を疑うようになった。今回もまさか・・。

 とにかくMRIの結果を見てからにするが、もしも誤診ならば、このクリニックからおさらばするかなあ。かかりつけ医師無しにするって無理だろうな、これから介護に転落は確実だからなあ。でも医師を変えるのも、変える先のあてがないし、めんどうだしなあ。悩む。

 とりあえずやることは、せっかく紹介状を書いてくれたのだからMRI検査に行くことと、脊柱管狭窄症先輩友人たちにメールして様子を聞くことだな。
 D[はい、それではF病院にMRI検査に行ってきます、あそうだ、十年ほど前に腰椎のひとつを圧迫骨折しています、関係あるかも」

 さて明日はF病院にMRIやりに行ってくるかな、どんなことが分かるのかな、怖くはないけど気になる。老衰期になるとこうやって次々と検査をするのかしら、そうやって医者は稼ぐのだろうか。

 検査して何かわかったら、それに対応してうまく死なせる方法をやってほしい。あ、そうすると金づるがいなくなるなあ、いつまでも細々と生きさせて、次々とカネのかかる延命策をやって稼ぐのかしら。まさか、、。 

      (【老酔録③】につづく 2025/09/19記)

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2025/09/17

1909【老酔録①】老衰遅延策の薬漬けか、老衰死へ適時促進か、老衰初心者の物語

●「老酔録」ことはじめ

 今日から「老酔録」と銘打って、老衰初心者として、自身の身体の衰えを、つぶさに書き込むことにする。ブログタイトルも「伊達の眼鏡ー米呪老酔録」と変更するのだ。

 88歳の超高齢者が、ブログやSNSに自身の老衰進行状況を書き込んでいるなんて、前例はあるだろうと思うのだが、今のところ私は知らない。自身の衰えぶりの真実を、自虐と諧謔の味つけをして語ろうと思う。目的は単なるヒマツブシである。

 実はこれまでにも「伊達眼鏡」ブログに、時々は「老い逝く自分を見つめる」というラベルの駄文を載せている。だがこれまでは、なんとなく老いへの遠慮、いや敬遠のようなものがあった。

 ここにきていまや88歳と5か月、堂々米寿、いや米呪だ。もういいだろうと遠慮会釈もなく「老酔録」と書くことにしたのだ。老いをあしざまに語っても、それは自身のことだから許されるはずだ。

 米壽を呪詛して米呪と言い、老衰を嗤って老酔と言うのだ。そのままに読めば酒飲み酔っ払い老人だが、今や酔っぱらうほどに酒を飲む気力も体力も失せたし、酔いで失せさせたいと思うほどの悩み事もなくなった。老いに酔い痴れるのだ。老いこそ呪うべきもの、嗤うべきものだ、米呪と言おう。

 じわじわと人生に老いという酔いが回る。ほどよく老いを酔いたいのだが、わたしはまだ初心者で生酔いであるらしい。そのうちに酔いが回ってくるだろう、そして酔いつぶれるだろう、そこまでゆったりと人間をやって行こうか。

●服用薬を勝手に減らす

 9月16日(火、曇) 10時ころ、近所のPクリニックへ、今年になってから生まれて初めて決めたかかりつけ医者(そうなった事情はこちら)の、月1回の定期診察である。なお、わたしは20年ほど前に大誤診された経験があるので、基本的に医師に不信感を持っている。

Y(医師)「いかがですか、体調は」
 この男性医師は循環器専門医のほかに2、3の専門も掲げている典型的町医者であるようだ。70歳代前半のようで、余計なことを言わずビジネス的な人である。医師には言いにくかったが、その処方による毎日服用指示の4種の薬のひとつを、勝手に服用停止したことから始めた。

 D(わたし)「いくつか申し上げることがあります。まずは、今月はフォシーガの服用を勝手に服用をやめました。それは夜間に5回も6回もの頻尿にほとほと参ったからです。この副作用で寝不足不機嫌な日々が続くのでイヤになりました。いまは夜間に1回か2回です」

 Y「5回ともなると困りますね。その薬は夜間に尿排泄を促進して腎機能を保つように働くからです。その薬を服用しないでいると、腎臓機能が次第に衰えてゆき、95歳ころには透析になりますよ」

 D「おお、95歳ねえ、そこまで生きていれば、、ですよね。もう十分に生きたから、その前に死にますよ。医師は長く生かすばかりじゃなくて、適時に死なせることもやってはいかがですか。そういう時代が来ていると思いますよ」

 Y 「ええ、はいはい、ムニャムニャ、では、あなたの腎臓関係データで説明しましょう」

こんなにもたくさんの薬って

 医師はわたしの身体のクレアチニンとかNTーproBNPとかGFRとかの値を見せて、専門的かもしれない解説をしてくれた。例えばGFR値は生誕時は100だったが、今は37.4だそうだ。そりゃまあ、こんなに長く生きてりゃ古物化して、製造初期能力の4割を切るってあたりまえだろ、なんて思ったが口には出さなかった。

 この数値について、あとでネットで調べた。30以上は中程度の機能低下で重度疾患ではではないらしい。でも見せてくれたわたしの実績値は、今年3回の血液検査の度に次第に低下している。それは老衰過程にある人間だから当然のことだろう。

 Y「では、ここであなたが選択してください。ひとつは腎臓薬を飲み続けて透析が必要になる時期を先に延ばすこと、もうひとつは服用をやめて95歳頃には透析になるリスクを背負うこと、どちらにしますか」

 D「はい、それはもう当然に後者ですね、日々頻尿による寝不足で不機嫌な日々を送るなんてこの年になってもう嫌です。95歳の未来に良いことがありそうにない、透析になる前に死ぬことにします」

 Y「はい、わかりました。今後は血圧薬だけにしましょう」
 と言うことで、医師は患者の責任で投薬中止にしたのである。よろしいでしょう。

 これまで朝夕の食事に飲めと処方されていた薬は、血圧と甲状腺対応だけになった。それでもまだ3種類もある。さて、これらをやめることができるか、これくらいは服用続けるべきか、悩む。要するに必要もないし望みもしない延命に過ぎない、と思うのだ。

 さて、これで一つ片付いたから、次の作戦に移ろう。脚のムクミと歩行速度低下の問題である。                  (20250917記  つづく) 

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ーーこのブログの関連記事(今年から始めて医院に通いだしたわけ)ーー

2024/12/16・1857【高血圧事件①】米寿にして遂に本物の病人かhttps://datey.blogspot.com/2024/12/1857.html

2024/12/22・1858【高血圧事件②】八十年を超える運転部品にガタhttps://datey.blogspot.com/2024/12/1858.html

2025/01/02・1859【高血圧事件③】 放哉をきどり「屁をしてもひとり」https://datey.blogspot.com/2025/01/1859.html

2025/01/15・1862【介護保険へ】介護保険適用手続きを・https://datey.blogspot.com/2025/01/1862.html

2025/01/29・1865【ある死亡記事】87歳でも老衰死が・https://datey.blogspot.com/2025/01/1865.html

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2025/09/05

1908【参院選挙儲け話】7月の参議院議員選挙に立候補し落選しても大儲けした人たちがいるんだ!

  選挙に立候補して、落選してもカネが儲かるって、知ってましたか?、それがあるんですねえ、驚いたね。
 せんだっての参議院議員選挙について、立候補者ごとの選挙での支出と収入が、新聞に載っている。ただし神奈川県の小選挙区83人のうちの金額が上位の10人のみである。

 実は金のことには興味がないというか計算が得意でないので、あまり気にしないのであるが、ふと、選挙で儲かる人がいるのかしら、と思った。
 そう思いつつ表をみたら、収入と支出を別々の表になっていて、収支の差額を書いてない。これでは損したのか得したのかわからない。

 そこで計算不得意を承知で、収支一覧表を作ろうと試みた(計算間違いがありそうだ)。困ったことに収入の表と支出の表と、載っている人の一部は一致しない。しょうがないから収入優先にして、支出不明の人は、表の最低値903万円以下であることはわかるから、900万円を支出最大値に推定して収支差額を計算した(*欄)。その結果が下表である。

 こうやって見ると、選挙って意外にも儲かるらしいと分かった。収入のトップテンの内で8人までが儲かっており、損したのは2人のみである。エッ、これって意外である。選挙立候補って儲かる商売なんだ!

 選挙期間は17日間(7月3日~19日)だったから、その間で甘利明氏は570万円以上、丸田浩一郎氏は484万円以上も儲けたことになる。一日30万円以上の儲け、すごいもんだ。甘利さんてどんな人か知らないが、お名前のとおりに甘い利得だね。
 
 もっとも、このふたりは当選しなかったから、本来の目的は達しなかったが、そんな短時期でそれだけ儲かれば、結果は上々だったのでしょうね。
 う~む、これはよい稼ぎだ、わたしも立候補したくなった。いわゆる泡沫候補が登場するのは、実はこういうことがありうるからだろうか。

 なんだか卑しい心で国政選挙を眺めている自分をイヤになるのだが、本当に現実はこういうものなんだろうか。
 いや、県選挙管理委員会による正式発表によるものとあるから、正しいのだろうなあ、ふ~ん、そうなのかあ。でも、じっと座っていて儲かる仕事ではなさそうだ、やめとこ。
(2025/09/05記)

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2025/09/04

1907【酒屋が薬屋】薬なんて風邪と怪我しか縁が無かったのに今や朝夕4粒も飲まされて年寄り気分に

●酒屋が薬屋ってマッチポンプだぞ

 いつもは新聞折り込み広告なんて見もしないでゴミ箱行きなのに、今朝は捨てようとしてふと目が留まった。そこにはSUNTORYなる文字が見え、何やら瓶に入った薬のようなものの宣伝らしい。眺めてみてもよく分らないが、これがサプリメントというものらしい。

東京新聞のニュースと折り込み広告

 昨日の新聞一面に、サントリーの新浪とか言う社長だったか会長だったか親分が、毒物サプリメントを輸入とか服用とかで警察に捜査されて、”潔白だけど格好が悪いから辞任する”なんてトップニュースがあったことを思いだしたから、目に留まったのだ。

 ふ~ん、サントリーって酒屋と思ってたら、薬屋もやっていたのかあ。確かに酒飲むと身体に良くないことになる確率が高いから、それを薬で治したいことになる。だから薬を売ればもうかるってことになる。これは酷い商売だ。

 いわゆるマッチポンプだな、火をつけて火事にさせ、消防車を呼んで手柄顔をするなんて、つまり往復で儲けようなんて、新浪って悪い奴なんだな、警察にうんと絞られるのがよろしい。そんな奴が経済界のリーダーであってたまるか。

 いや、もしかして、サントリーの経営が悪くなって来たので、親分が身を挺してサプリメントを大々的に売り出そうとの宣伝作戦かもしれない、なんせ、サントリーと言えば山口瞳や柳原良平や開高健などを輩出した宣伝上手なんだからね。

 てなことで、この一件はこの辺で、よろしいでしょうかね。 と思っていたところに、折も折、うちの郵便受けにこんなものが入っているのを見つけた。エッ、これも新浪宣伝作戦のの一部かな、タイミングが良すぎて気味が悪い、開封するかなあ、どうしようかなあ。



●わたしと薬

 薬と言えば、わたしも今年からとうとう毎日朝夕食後に薬を合わせて4粒も飲む身分になっている。薬なんて傷薬には縁があったが、飲み薬にはたまにかかかる風邪薬くらいのものだった。それが毎日4粒も飲むようになるなんて、、。

いったい何の薬かしら

 身体のどこかが痛いとか痒いとかって自覚症状が何もないのに、こんなもの飲んでよいのか、どうも腑に落ちないが、医師の言うままにしている。今年になって足がむくむとか、夜中の小便回数が増えるとか、これらは薬のせいかもという疑念が抜けない。

 そもそも薬を飲みだした、いや、飲まされだしたのは、去年暮れごろに受診した無料健康診断だ。どこも悪くないけど長期にわたって受診しなかったの気がついて、暇だし無料だから行ってみるかと受けたら、すぐ血圧専門医にかかれと診断されたのが契機だ。

 そして専門医にあれこれ有料検査されて、今年正月からめでたく年寄り仲間に入った如くに、朝夕食後に薬を飲む、いや、のまされる日々が来たのだ。

 もう10年以上も前のこと、大学同期生たち数人と、一泊旅行したことがあった。その旅館での朝夕に、誰もが食卓に薬をならべて片端から飲む。遠足のお菓子のようで、羨ましかった。聞けばそれぞれにそれなりの薬であり、わたしは飲む状況になりたくなかった。

 そして今、わたしもそうなったのだが、どこも悪くないのになぜ飲むのか、毎食後に疑問を持ちながらも、医師の言うことだから悪いことであるはずはないだろうと、服用している。でも、たびたび忘れる。

 ついでに血圧を測って薬の紙袋に記録するのだ。毎度同じようだが若干は上下する値いに、だって俺は機械じゃないから当たり前だよと、いい聞かせるのである。要するに食後のヒマツブシである。これからどんどん粒が増えるかしら、医師と薬屋のいうままに。

(2025/09/04記)


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2025/09/01

1906【早朝の公園に行列】誰もが参加できる野外炊き出し活動は救貧策からコミュニティつくりへの動きか

●衰える歩行能力に逆らって 

 さすがに88歳ともなれば、これが老衰というものかと、じわじわと老いが押し寄せる気配を感じる。身体のどこといって痛くもかゆくもないのだが、日夜にわずかづつなんでもない動作がノロノロ方向へと引きずられている。

 特に歩く速度が普通の半分くらいになった。わが身の得意は歩くことだったのが、こうもノロノロになると、これが老いて衰えると書く老衰なんだなと納得。それに無駄だと分かっている抵抗をしているのが、日課とする早朝徘徊である。

 毎朝6~7時ころに出発して、1~3時間かけてふらふらと歩いてくる。どこと決めているのではなく、家の周りを日によってコースを変えて四角にまわるとか、ちょうどやってきたバスがどこ行きでもかまわないから乗って、適当なところで降りて歩いて戻ってくるとか、地下鉄に乗って遠くまでいってウロウロしてまた地下鉄で戻るとか、日によって気分を変える。

 気分を変えるというよりも、その日に歩いてみる街の風景の変化を楽しむのだ。この町に住んでもう23年だから、ほとんどの道を歩いた。この前ここを歩いたときはどうだったかなと思いだしつつ、ああこの街も衰えたかとか、相変わらずにぎやかだとか、おや、こんなところでこんなビルがっ立ったのかとか、定点観測的に見るのが面白い。

 自然の豊かな郊外の大規模な公園も好きだが、自然は四季しか変化しないし、変化の仕方が決まっている。もちろんそれを楽しむのが公園だが、それよりも短いサイクルで多様な変化が著しい大都市の真ん中を歩く方が、はるかに面白い。

●早朝炊き出しを待つ行列に出くわす

 さて、今朝も6時半頃に出発、まず大通り公園に行ってから、次の方向を考えようと来てみれば、いつもは早朝でほとんど人はいないのに、なんだか異様に人影が多い。
 今朝の伊勢佐木警察署前のブロックには、年配らしき大人たちが長い行列をして何かを待っている様子。行列の先頭あたりの広場では若者たち数人、机を並べたり、テントを立てようとししたり、何やら荷物を運びこもうとしている。

炊き出し食事を待つ人たちの行列

炊き出し食事をつくり配布する若者たち

 はて、どんなイベントか見当がつかないので、支度している若者に尋ねてみた。
「これって、何があるのですか?」
「ああ、8時からカレーの炊き出しをするのです」
「あ、そうですか、毎週日曜日の朝ですか?」
「いや、月に1回です」
「おお、ボランティアですか」
「はい、そうです」
「ほお、どうもありがとうございます」

 自分が炊き出しを受けるのではないにしても、若者たちに礼を言う気になった。そうか、ここでも炊き出しを行っているのか、でも初めて出会った。炊き出しと言えば、寿町の公園で正月に数日を行っているのに、毎年に出会う。

 あれもボランティアなんだろう。寿町のそれがある種の貧窮救済政治闘争的雰囲気もあるのに対して、こちらは総じてのんびりしているようだ。宗教団体かとも思ったが、その雰囲気もない。

 炊き出しを受けようと並ぶ行列が長い。200人くらいはいるが、まだ7時前だから、8時まで立ったまま1時間以上を待つのも、公園の林の下でもこの暑い日では結構大変だ。先頭に人は6時前に来ているようだ。行列の中の話声では、250人分で打ち切りになるとかだから、もうすぐ満杯だ。

 わたしは足の健康のためにここに来たのだから、一応大通り公園の南終点まで歩いて引き返してきた。そしてもう8時直前なので、ベンチに腰かけて見学することにした。部外者のようで何となく気が引けるが、ここは公園だから誰がいてもかまわない。もしかして炊き出しをいただこうかとも思う。

 先ほどから行列は長くなり、ここが最後尾と書いたプラカードを掲げる若者がいたから、そこが250人目なのだろ。でもその後にも数人がならんんでいるのは、余分にありつけるかもと期待しているのだろうか。寿町では4~500人くらいいた規模が違う。

 ボランティアの若者たちは十数名に増えて、おそろいの黒いシャツを着て、きびきびと動いてカレー配布の用意をしている。数名は大きなプラ袋をもって、行列に沿って歩きつつゴミ拾いをしている。彼らが連れてきた幼児たちが数人いて、遊んだり手伝わされたりしているのがほほえましい。まなじりあげるボランティアではないのが気持ちよい。

●公園の緑の中にカレーの匂いが満ちた

 やがて、配布の用意ができたらしく、全員集合記念撮影をしているのも、楽しい活動の様子だ。若者たちの子らしい幼児たちもうろうろ遊んでいる。
 「皆様、おはようございます。では、第16回炊き出しをただいまから行います。メニューは○○提供のから揚げと□□提供のカレーで~す」

 宗教団体ではないらしい、何もそれらしいことも言わずに炊き出し配布が始まった。思い出したのは、十数年前までは、大通公園の北の端あたりで。定期的に炊き出しをやっていたことがあった。それは宗教団体であったらしく、炊き出し食事配布の直前に待っているみんなを集めて、何やら宗教的な説教をしていたものだった。

 ベンチの隣に座った人を見ると炊き出し食事は、水のプラボトル1本と、白い発砲スチロール製の船形皿にご飯・カレー・鶏唐揚げ・千切りキャベツが盛られている。ベンチに座る人、立ったまま食べる人、公園の柵に腰かける人、座りこむ人、あたりにカレーのにおいが充満する。

 やがて列が進んで最後尾のプラカードがやってきたが、その後には30人くらいが続いて行列している。どの人も空のカレー皿をもっていて、後のほうは食べながら歩いている。お代わりを期待する行列らしい。

 それらも一通り配布が済んで、ボランティアの若者がカレーの入った皿を持ってきて、「いる方には差し上げます」というので、わたしもいただこうかと一瞬思ったが、いやいやとひっこめた。周りのカレーのにおいの中で、わたしはもうの満腹気分になっていた。

 配布が始まってこの間は20分ほどだったから、300食ほどがその間に行き渡ったことになる。食べ終わった人々は三三五五にどこかに消えていった。この人たちはどこからやって来たのだろうか。ほとんどが老年~中年男であり、若者も見かけた。女性は5人ほどしかいなかった。見かけから言えば、わたしも立派に仲間の一人である。

●炊き出しを通じてコミュニティ活動へ

 この人たちは、やはり寿町からだろうか。真冬の寿町炊き出しと、真夏の大通公園炊き出しとは、並ぶ人たちは同類だろうか。寿町からここまでは600mほどだから遠くはない。いや、わたしがいただいても一向にかまわない雰囲気だったから、寿町に限るのではあるまい。

 そしてまた、炊き出しをする方の若者たちは、いったいどこのひとたちだろうか。彼らの所属を示すらしい幟が数本立っていて、「横浜チェイヨー45横浜炊き出しの会」と書いてある。さっそくネット検索した。SNSにこの炊き出しの予告が載っている。そこにはこうも書いてある「お子様 親子 外国人の方 どなたでも歓迎いたします」、おお、やっぱりそうなんだ。

 ということは、これはいわゆる貧民救済ではなくて、新たなコミュニティづくりの試みかもしれない。そこが寿の炊き出しとは異なるのだろう。食材を提供する人、労力提供の人、そして炊き出しを受給する人などなどが、月に一度は公園に集まって朝食会をやるイベントなのだろう。

 そこに通りすがりの人がどちらへも加わることもできるのだから、そこが寿公園とは異なる。寿町炊き出しは、まるで異界のごとくこわばっていて、通りすがりで入る人を拒否はしていないだろうが、躊躇させる雰囲気に十分に満ちている。

 わたしも見物する人で、今朝はそのコミュニティの一員だった。非力なよたよた超年寄りにできるのは、その若者たちの楽しそうで意義ある活動の様を、こうしてSNSに書くことで、感謝して紹介するくらいしかできない。

(2025/09/01記)

ーーーこのブログで関連する記事--- 2025/01/31・1866【横浜徘徊】寒空の公園での炊き出しに行列貧困風景 https://datey.blogspot.com/2025/01/1866.html

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