2021/05/01

1566【コロナ大戦おろおろ日録4月抄】トトカルチョ最初に誰が言い出すか好かんご意見ばかり恥もっと


マンボウ居酒屋繁盛

4月1日
 蔓延防止
狂歌<言語感覚?>
 「マン防」とは蔓延防止のことですか濃厚接触防止かと思った

4月2日 オリンピック聖火リレー
こんな時なのにオリンピックの聖火という松明リレーを始めた。
狂歌<こんな時に?>
 燎原の炎のごとく列島をコロナ禍に包む聖火リレー
 本当にそれが聖火であるならば列島巡って焼き殺せコロナを

4月3日 こどもてふ
政府は次は「こども庁」を作るという。
狂歌<大きな政府へ>
 出痔垂庁こんどはなんとドコモ庁つぎはまさかの自助庁かしら
 こどもてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひつきたれ

4月5日 キンセンマンボウ
今日から大阪に蔓延防止重点措置(まん防)を行うとか、緊急事態措置宣言(きん宣)に次ぐ防疫措置を行う地域指定だとか、いずれにしても全国で第4波といわれる県選拡大状況であり、果たして緊急事態措置亥地域指定を解除したのが正しかったのか、オリンピックの灯火リレーを始めるためにムリヤリ解除したのだろうと、世間は言う。
狂歌<二階氏執着>
 安全なトラベルをする秘策あり家庭内で二階へGOTO

4月7日 1万人目
日本のコロナ感染や数がもうすぐに40万人死者が1万人になる。
狂歌<あと700人余>
 願はくは散る花のもと春死なむその卯月の1万人目のコロナ

4月8日 コロナ階級制 
コロナワクチン接種済上級国民、未(非)接種下級国民、階層区分が起きそうな気配、コロナ感染有無で上級下級判別できるんだね、オリパラ関係者は上級国民らしい。

4月9日 飛沫人生
こんなことしなければならないほどに、空中には誰か分からない他人の排せつ物が飛沫となって飛び交っているのであったか。う~む、なんだか汚いなア。大勢の人が集まって大声を出す劇場とか体育館なんて、実はものすごい唾や鼻水だらけの空気なんだ、う~むキタナイ、あ、面と向かって話すのも、実は汚いのかあ。でもそんな中でここまで長生きしたから、じつは心配することじゃないかもしれないなあ。
ブログ【コロナ爺典:プラジャングル】飛沫対策透明プラ類はコロナ後に膨大廃棄か備蓄保存か対策は?https://datey.blogspot.com/2021/04/1259.html

4月11日 ブログ【コロナ爺典:ワクチン】先の無い老人は後回しでよろし、未来のある若者優先接種をどうぞhttps://datey.blogspot.com/2021/04/1259.html 
コロナが猛威を振るう中であってもオリンピック屋さんは松明掲げて聖火リレー。
狂歌<列島コロナ駅伝>
 沿道で歓迎の旗ふるコロナ君マンボウ列島普及リレー
 ♪♪聖火は進むよどこまでも~野を越え山越えコロナ連れ~♪♪

4月13日 ワクチン接種
老人へのコロナワクチン接種が始まった。だが医療関係者への接種がいまだに2割も行き届いていないのに、なぜ老人なのか。狂若者をさしおいて、老人が先にワクチン接種とは、どうしてなんだろう、わたしは自分が老人なのに、それが分らない、未来ある若者こそ生きてほしい。老人は感染すると十防火しやすいか裸優先するのだというようだが、外出機会も家族も少ない老人の感染源はその周辺の人々だろう、彼らは学業や仕事で外出せざるを得ないのだから、そちらを先に接種するべきだろう。なんだかおかしいし、こういう議論を聞いたことがないのも不思議だ。
ブログ【コロナ爺典:まん坊】まん防とは蔓延防止のことなのかマン濃厚接触防止かと思ったhttps://datey.blogspot.com/2021/04/1260.html

4月14日 もう一つの災難
政府は福島第1核発電所事故後の大量貯留汚染水を、海に放流することを閣議決定、水産業からは風評被害の異議、隣国からも海洋汚染の異議、さてどうなるやら。
狂歌<核毒汚染水>
 溜めておけいや放出だと数十年また大津波来てご破算解決

4月15日 マンボウ来る
横浜もマンボウ区域にするそうだ。専門家は第4波がきた、スカさんはまだだという、でもグラフだとコロナサーフィンは明らかに新しい次の波に乗ったように見える。

4月16日 オリパラ放棄
オリパラってまだ始まってもないのに、なぜ「中止」か、「開催断念」とか「非開催」とか「返上」とか「廃止」とか「無期延期」とか「放棄」とか「ドタキャン」でしょ。

4月17日 マンボウ横浜
 今日から横浜もマンボウ「まん防」(まん延防止等重点措置区域)であるが、横浜球場ではイベントあるらしく、青い服着た大勢が集まる様子に、これでは引き続いてキンセン「緊宣」(緊急事態措置宣言区域)になり、オリパラ返上になるに違いないな。故郷の高梁市はこれまでの感染者累計はたったの15人、こちら横浜市は22000人、人口差よりもはるかに高い感染率。
ブログ「願わくは緑の木陰で夏死なむその皐月の望月のコロナhttps://datey.blogspot.com/2021/04/1261.html

4月18日 バイデン菅会談
バイデンUSA大統領が初めて面と向かって会談してくれたというのが自慢の菅首相の共同発表の様子に、あの日本語を通訳する人の困難さを察する。
狂歌<参勤交代一番乗り>
 将軍の代替りにつき西海の外様大名参上し忠義を誓い激励賜る

4月20日 コロナますます隆盛
狂歌<感染拡大一方>
 しょうがないオリパラ開催「人類がコロナに打ち勝たれてしまった証」

4月21日 緊急事態宣言3回目
またもや三度目の緊急事態措置区域指定の宣言を出すらしい。
狂歌<ア、ウー>
 「きん宣」が3度もやって来るのなら「まん防」No.5も来るか
狂歌<オリパラ>
 何回も緊急事態宣言でトレーニングしてる開会宣言
狂歌<サーフィン>
 第1波第2第3第4波オリパラ開催第5波に期待

4月23日 ガス削減
バイデンの招待による地球環境サミットで菅首相は、日本は炭素削減2013年比で46パーセントという。なぜ50でも45でもなく微妙な46なのか説明なし。
狂歌<46%>
 自分のことなのでちょっと控えめに温室効果ガースー削減

4月24日 ワクチン接種
横浜市からようやくコロナワクチン接種券がやってきた。封書の中にはいろいろ書いてあるが分かりにくい。インタネットで予約せよとのことだけわかった。だがサイトに入ると、まだ10日も先でないと予約そのものの受付できないらしい。
ブログ https://datey.blogspot.com/2021/04/1263.html


4月25日 マンボウキンセン隣同士
横浜はまん延防止が続き、東京は今日からまたもや緊急事態措置とか、でも昨夜の伊勢佐木町は賑やかだった。コロナ慣れしてしまった世の中だ。コロナ感染者死者はだんだんと増えるばかり、これでも7月にオリンピック開催するという、なんだか世の中全体がおかしい。


4月28日 東京オリパラ開催の危ぶまれること、もう誰もが思っているに違いない、とすれば都議会選挙と衆議院選挙がある小池・菅両者が、選挙戦で気負えの良いであろう「オリパラやめた」宣言を先にはしたほうがアドバンテージがある。
狂歌<選挙人気戦略>オリパラの返上宣言タイミング小池と菅の暗闘熾烈か

4月29日 オリパラできるか
橋本会長「スケートや自転車のようにすいすいとはいかないなあ、無観客も覚悟」

4月30日 オリパラできるか
猛威を振るうコロナ、とにかく誰もが分ってしまったのは、7月オリパラの最中もコロナは蔓延し続けていることだ。ご関係者はさぞや心中は大いに苦悩しておいでなのだろうなあ、日中戦争開戦当時もさぞやこうだったのだろうなあ。
狂歌<オリパラ歓迎>
 列島をアンダーコントロールしてオモテナシします我らコロナが
狂歌<選挙人気戦略>
 オリパラの返上宣言タイミング小池と菅の暗闘熾烈か
狂歌<我慢比べオリパラ廃棄>
 トトカルチョ最初に誰が言い出すか好かんご意見ばかり恥もっと
                (スガコイケバッハハシモト)

ブログ【コロナの現在】感染増ワクチン接種遅々としてそれでもオリパラ廃棄せぬとはhttps://datey.blogspot.com/2021/05/1265.html




20210430記)








1565【コロナの現在】感染増ワクチン接種遅々としてそれでもオリパラ廃棄せぬとは

●新型コロナワクチン接種状況
 ついに4月が終わったが、コロナはちっとも終わらないどころか、ますます隆盛を誇り、毎日のように感染者数死者数の多さの記録更新中である。
 いっぽうではワクチン接種が医療関係者から始まり、次は65歳以上の高齢者から進行中かと思えば、医療関係者もまだまだらしい。

 首相官邸発表では、4月29日現在の接種者累計2,493,961人(うち高齢者141,706人)、だそうである。医療従事者数は約480万人だそうだから、接種率は(2,493,961人‐141,706人)/480万人=49%、約半分というところか。
 65歳以上の高齢者は約3600万人にいるので、接種率はまったく微々たるものである。

 わたしにも接種券が来たが、接種予約受付はまだ始まらず、始まれば始まったでたぶんネット接続が混みあって時間がかかることだろうなあ、めんどうくさいや。
 もう7月だろうと8月だろうといいや、ああ、もうやらなくなってもいいや、その分を将来ある若者にまわしてやりたい。ヤケクソじゃなくてそう思う。

 ところで世界の接種状況はどうなのだろうかとネット検索したら、右のようなグラフが出てきた。100人当たりの国別接種完了人数である。日本は最下位に。
 どう見ればよいのかわからないが、少なくとも私が住む日本は世界の20番目にいる。世界にどれほどの国があるのか知らないが、この順位ならばかなり上位になるのだろうが、いわゆる先進国ではかなりレベルが低い。それをどう評価するべきか、医療に関してはもう先進国ではなくなったのだろうな。

 ワクチンで怖いなと思っていることは、接種者と非接種者の階級的差別社会が到来しそうなことである。非接種非国民扱いが多方面に派生しそうだ。その差別第1歩として飲食店利用の可否が起きるのだろう。60年代黒人並みの差別が起きるかも。
 ところで、接種したら10万円交付してくれるといいなあ、ぜひやってよ。

●新型コロナ感染・死者状況
 さてその世界のコロナの状況だが、感染者数統計は怪しいのっで、死者数をみてみた。

 うーむ、これを第4波というのだろうか、しっかりと上昇中である。ついでに日本の同じ死者のグラフを見よう。
 うむ、山の高さが違うのは目盛りが違うから当たり前だが、波は相似形とは言えないにしても、山の出現時期が似ている。ただいま上昇中であり、果たしてどこまで、いつまで登るのやら。

 日本と世界の感染と死者の状況を見よう。

日本の感染者数の波は上昇中で第3波を超えるか

 日本の感染者数は60万人に近づく。死者数は1万人を超えた。東アジアではインドネシア、フィリピンに次いで3番目に多い国だ。
 日本では今は大阪府が感染急激進行区域として、毎日のニュースである。「きん宣」は東京、大阪、兵庫、京都の全区域に、「まん防」は宮城、埼玉、千葉、神奈川、愛知、愛媛、沖縄の主要都市区域に出されている。
 わたしの住む横浜は「まん防」指定であるが、隠居生活者にはなんの関係もない。いや、飲み仲間さえいなくなって、老いが進むなあ。

 あそうだ、暖かくなってきたから、そろそろリモート公害が起きるかもしれない。去年のこと、近所の共同住宅バルコニーを自宅スタジオにする奴がいて、真夜中に大声でリモート会議をやってうるさかった。

●日本の都府県別感染死亡状況 
 さて、去年コロナの初めの頃は、感染者ゼロをながらく維持していた防疫先進県の秋田は今や感染452人+死者9人、鳥取県は感染372人+死者2人、島根県は感染347人+死者0人という状況で、島根県がトップにいる。これらベスト3で、あとに福井、岩手が感染100人以下で続く。

 ワーストは、もちろん東京をトップにして、大阪、神奈川、埼玉、千葉、愛知、兵庫、北海道、福岡、沖縄がワースト10である。
 この中で沖縄だけがなんとなく違和感がある。他は人口の全国ベスト9であるのに沖縄は25位に位置するし、他のような巨大都市もないのに、どうして感染者数が多いのだろうか。どうもコロナ最中で大都市に遊びに行くのを避けて、コロナを手土産に沖縄に遊びに行く連中が多いらしい。不埒な奴らだ。

●それでも開催か東京オリパラ
 さて、このような状況なのに、東京オリンピックなんて開催可能だろうか。状況はだんだんとオリパラ破棄に追い詰められているように見える。
 すでに海外からの観戦客を入国させないと決めた。次は国内の観戦客も集めないで、完全無観客にするのだろう。

 オリンピックソーシキ委員会の橋本会長は、スケートや自転車並みにすいすいいかなくて苦悩してるだろうなあ。いつになったらオリンピック廃棄と言ってよいのかなあ、なんて。

 出場競技者や関係者については、会場と宿舎だけに閉じ込めるらしい。何万人かをそうやって管理するのはかなり大変だろう。人手が足りるのか、こんな世情で、、あ、7月にはぴたりとコロナ終焉の予定なんですね、スカさんの努力で。

 そしてなによりもコロナ対策として、検査や防疫のために専属医療従事者を数百人を確保したいとのことで、早くも世間から非難の声がある。
 東京オリパラのトップにいるのは、バッハ、小池、菅、橋本の5人とおもうのだが、だれが一番最初にオリパラやめたと言い出すのだろうか。言えないままにズルズルと開幕を迎えてしまい、コロナで泥沼にひきづり込まれるってことになると、最悪。
 
 とにかく誰もが分ってしまったのは、7月オリパラの最中もコロナは蔓延し続けていることだ。ご関係者はさぞや心中は大いに苦悩しておいでなのだろうなあ、日中戦争開戦当時もさぞやこうだったのだろうなあ。

狂歌<オリパラ歓迎>
 列島をアンダーコントロールしてオモテナシします我らコロナが

狂歌<選挙人気戦略>
 オリパラの返上宣言タイミング小池と菅の暗闘熾烈か


狂歌<我慢比べオリパラ廃棄>
 トトカルチョ最初に誰が言い出すか好かんご意見ばかり恥もっと
               (スガコイケバッハハシモト)

(20210430記)





2021/04/27

1564【スマホ事始め譚その5】徘徊中行き倒れ老人はスマホ位置情報で捜索されるのか

●スマホヨチヨチ仲間勉強会

 大学同期仲間でメーリングリストによる情報交換システムがある。超高齢者ばかりである。メールが使えるのだから、流行のZOOMだってできるだろうと始めたが、参加率は4割である。
 はじめはZOOMのやり方講習会のようなものであったが、ようやくテーマを決めてZOOM講演会というか勉強会というかシンポジウムでも可能になりつつある様子である。

 そのテーマのひとつに「よちよちスマホ講座」、つまり「よちスマ」がある。実は意外にも、スマホを使っているものが稀なのである。わたしもそうであるが、超高齢者はいわゆるガラケーで十分なのである。

 それが今、携帯電話屋の勝手きわまる仕業でガラケー終結に伴い、やむなくスマホ移行者が発生しつつある。もういいやって者もいるのだろうが、この際だからスマホに移行する者のほうが多いような感じである。わたしもそうである。

 どうも世の中はだれもがスマホ持つのがあたり前みたいな方向になっているらしい。つい先日に自治体から来た「コロナワクチン接種接種のお知らせ」を見ても、それがわかる。予約は電話、PC,スマホでできるのだが、電話は混むからスマホがよろしいみたいなことが書いてある。高齢者優先接種の方針とは矛盾している感もある。

 だからスマホ初心者講座が必要になる。それをZOOMでやるってところが、いかにもコロナ時代の現代的現象である。
 ということで、わたしのこの「スマホ事始め譚」(5)も、超高齢者ZOOM会議の話題のひとつになるという栄誉に輝きそうなので、張り切って書くのだ。
 前置きが長い。

 さて、落転スマホを1円で買って3か月、ハイハイからつかまり立ちを経て、今やヨチヨチ歩きにはなったような気がする。

●グーグルマップにガッカリ

 電話については、ときには掛かってきたのを取り方がわからずうろうろしたり、掛けるはずじゃないのに指が滑って掛けたりするが、まあ何とかなってきた。
 EメールSNSも入ってくるようになったが、これらはPCでやるから用が無いが実情だ。勝手に入ってくるのでジャマだ。裸淫だけはときどき使う。

 スマホに唯一の期待していたのはグーグルマップであった。PCではしょっちゅう使っていても外出先では使えないが、携帯式だからこそ使えるだろう。わたしは地図好きである。

 買ってすぐの2月に、近くの中華料理店で息子と一杯やってうちに帰ってきたら、その店からご来店御礼と味など具合を聞くメールが来て、こちらを知っちるはずないのにビックリ。息子に聞いたら、スマホ所持者の位置情報を検知する機能がオンになってるからだと言う。不気味なのでさっそくオフにした。

 その後、徘徊する自分がどこかで行倒れになったときの捜索に、位置情報で検知される方がいいかもなあ、ならばオンにするべきか、いやいや、どこか知れない所で誰か知れない者として、ひっそりと葬られるとか、水中や野に朽ち果てて自然戻るってのもいいなあ、なんて悩んでいるのである。

 わたしは方向感覚認知には自信があり、知らない街でも見当つけてほぼ確実に目的地に着くことができる。徘徊という目的のない行動には、そもそも地図が不要である。
 徘徊にほぼ一日おきに出ているが、昨日のこと、ちょっと見知らぬ街にバスで遠征し、見知らぬ裏町をうろうろ、新緑の丘に登って森林浴して来た。


 見知らぬ街なので、これにはグーグルマップが役立つだろうと、位置情報をオンにして使ってみた。まあまあ、便利ではあると分った。まあまあが付くのは、紙の地図と比較して、余計な情報がありすぎたり足らな過ぎたり、どうも使いづらいからである。

 まずは画面が何しろ小さすぎるから、しょっちゅう指で拡大縮小するので、面倒でたまらない。グーグル地図は自動車移動対象らしく、小道や路地を描いてない。わたしのように裏道や路地を好んで歩く者には、俯瞰的にはどこにいるかはわかるが、ミクロレベルでの動きには役に立たない。

 また、用もない広告が勝手にいっぱい出てきて目が疲れ、消すのに指が疲れる。時には指がどこに触ったのか、画面の半分以上が広告になったりして、おおいに腹が立つ。

 自分がどのあたりにいるか分かるのは便利だが、それより細かくは紙の地図のほうがはるかによろしい。PCならばすぐ変換できる衛星写真に、スマホでもできればいく分は使いやすいのにと思うが、できないのだ。できるのかもしれないが分らない。

 このあたりのことは、スマホ利用者のだれもが承知しているのだろうから、たぶん、わたしのようなものへ対応する地図アプリ、GPSを使うアプリが当然あるだろうと思う。まあ、年寄りの徘徊ごときに、そこまでやる必要があるかどうかである。 (20210427記)


(20210430追記)
 4月49日に大学同期仲間超高齢者仲間ZOOM会で発表した「スマホ事始め譚」プレゼンを載せておく。これからスマホ始める人のために役に立つかしら?

KGR36ZOOM「スマフォ事始め譚」20210429
まちもり散人

●持っていたガラパゴス型携帯電話機

・docomo製品 購入年月:10年か?、わが携帯電話所持歴30年くらい
・購入金額:忘れた、利用料金:月額980円+α (ほとんど毎月980円)
・ネット接続をしない契約
・電池が瀕死状態で交換請求したら製造ストップ、死を待つばかり

●スマートフォンに買い替え動機

・docomoガラケー廃止通知で思案1年間
・事実上ほとんど使わないので必要ないが、、
・電話屋の勝手で買替えとは気分悪いが、
・利用料金が980円で済まなくなるのが嫌だが、、
・携帯電話廃棄も考えたがネット利用で不便と、
・徘徊中の事故対応も考えてスマフォ転向決意

●楽天スマフォを選んだ理由

・1月末頃発表楽天無料スマホ宣伝に釣られた
     さっそく2月1日に楽天店舗に行く
・近所に楽天店舗もあるが他の電話屋店舗は多いのに1軒だけ
     心に天邪鬼がでてきて楽天使えと、

●「落転」スマフォ購入費用

・docomo手切れ金(番号移行とか中途解約)約5000円
 →実はポイントを呉れて事実上無料になるらしいが、
 →現在ならば無料らしい(待てと言われたが決行)
・落転スマフォ初期設定手数料 約5000円
 →孫のような女性店員と3時間お付き合い料金と思おう
 →自己ネット手続きなら無料

●購入落転スマフォ概要

・番号はdocomoと同じ(ドコモで移転番号取得必要)
・機種はrakuten mini 、色はまっ赤、 ほぼカード並みの小ささ
・機器料金 1円(たまたま?キャンペーン中)
・利用料金月額 1GBまで無料、3GBまで1078円税込、
        20GBまで2178円、それ以上3278円
        購入日から1年間無料キャンペーン中
        ただし楽天サービスエリア内でのことらしい

●落転スマフォ利用料金の真実

・2月:935円、3月:423円  あれっ、1年間無料は?
・二つの有料サービス契約発覚 
   紛失保険450円+マカフィ200円 計650円
   二つとも宣伝の1年間無料と誤解契約したような
   その後に両方契約解除したので次から無料か
・なんだかわからぬ通話料金もついているが、、
・4月の使用量0.95GB、この調子で1年後も無料?

●落転スマフォ現況利用機能
・普通に使う機能(といっても大したことない)
  電話、SMS、電話帳、時計、google map、裸淫(LINE)、
  rakuten Mobile(利用状況)
・出現するがほぼ使わぬ機能(PCがはるかに便利)
  スケジュール、 Gmail、 facebaka、youtube、google siteなど
・カメラ利用は微妙だがデジカメがはるかに良い

●落転スマフォ上達方法
・マニュアルをPCにDLしたがほとんど読まず削除
・電話とメールで弟と息子たちに少し教えてもらう
・適当にいじっての上達がボケ進行遅延になる
・書店にはスマフォ入門書あれども買う気しない
・上達する気はなくて適当にいじって遊ぶのみ

●落転スマフォ現時点の評価

・スマホでなくてもガラケーで十分なのに
・PCあれば日常的にはガラケー並み機能で十分
・徘徊中の事故対応に役立つだろうから持つ程度

●落転スマフォ今後の展望

・買い物等の支払いに使うようになるかも
・音声入力に熟達すればもっと利用するかも

●落転スマフォ買う後輩に一言二言  オッホン!

・ネット接続作業のため現在メールメモ用意せよ
   画面指タッチ入力にちょっとは慣れておこう
・わけわからぬ言葉が店員の口からよく出る
   そのたびに質問して当惑させて楽しもう
・お勧めすべて拒否して当惑させて楽しもう
   マカフィー、紛失補償保険、高価機種とか

●現在の心境
 1円スマホで機能は十分、1GB/月未満で0円目指せ

参照:スマホ事始め譚その1その2その3その4その5その6


2021/04/24

1563【コロナワクチン】世界に遅れたコロナワクチンがきん宣まん防の街にようやくやって来るらしい

●ワクチンチケットがやってきた

 おお、ようやくやってきたぞ、「新型コロナウィルスワクチン接種券在中」なんてお手紙が横浜市から。
 いそいそと開けて、文章が2枚、接種券が1枚、予診票3枚(同文)。毎年恒例の健康診断お知らせのように、接種会場と日時の一覧表を探すが、みつからない。

 仕方ないから2枚裏表4ページ分の文章の紙を読む。まずパラパラと見ても、いつどこでやるのか分からない。そこで全文読むがよく分からない。3回も読んでとりあえずわかったことは、電話かパソコン・スマホで予約を入れろ、ということだけだ。

 さっそくPCで指定サイトに入ったら、5月3日まで待ってろ、え、そうなの、まだ会場の手配も日時も決まらないのね、とりあえずお知らせだけを急いでやってくれたのね、それは、まあ、ありがたいことですけど、、なんだかねえ。

●これじゃあ年寄りには分らんなあ

 でもねえ、この通知の紙の文章といいレイアウトといい、もうちょっとわかりやすくしてほしいと思う。わたしも年寄りだが、それなりに文章書きである。そのわたしが3回も読んで、ようやく何すればよいか分ったのがこれだから、一般にはどうなんだろか。

 いきおい、電話で問い合わせることになり、混雑して通じないだろうなあ。紙にも、電話はつながりにくいからスマホかパソコンでやれ、と書いてある。
 そうなると私の妻のようにどちらも不可能がおおいだろうなあ、いよいよ年寄りには敷居が高いワクチン、もうどうでもいいや、ってことになるかもしれない。

 ということで、外国に大きく後れを取っているワクチンが、日本でもようやく身辺に近づいた気配があるのだが、まだ来月にならないと分らない。
 しかし心配なのは、どうも10日も先になると、その予約するってこと自体を忘れてしまう気がすることだ。

●中年・若年層たちの後でいいですよ

 勢い込んで予約サイトに入ったけど、拍子抜けして正気に返った。
 いいんだよ、ワクチンなんてやらなくても、いや、やってもいいけど、中年や若年者たちの後でゆっくりでいいんだよ

 どうせ先が短い超高齢者なんだから、それで生き延びてもコストパーフォマンスが悪るすぎる。これからの人生が長い中年若年層のほうが、はるかにコスパがよろしい、お譲りしますよ。

 それにねえ、後回しにしてもらって待ってるうちに、コロナが収まればやらなく済むでしね。だって7月から東京オリパラ大会やるんでしょ、まさかコロナ流行止まないのにやるって非常識なことしないよね、すっかり収まってる筈だよね、慌てて接種するってバカらしいよね。

 あるいは後回しになっているうちに、こちとらは老衰で死んでしまえば、その分が若者に回るでしょ。
 そうでなくても、学業で外出しなけりゃならない若者たち、家族のいる働き盛り中年層たちのほうこそ、接種効果が高いですよ。

●「まん坊」横浜も明日から禁酒法時代か

 明日から東京都は3度目の「きん宣」(緊急事態措置苦宣言区域)になり、こちら横浜は「まん防」(まん延防止等重点措置区域)が続くが、酒類販売禁止とか営業規制がいろいろ厳しくなるらしい。

 ということなので、好奇心に誘われて今夕19時ころから1時間ほど、横浜都心繁華街を観察徘徊してきた。野次馬根性そのものだ。


 伊勢佐木町の物販店の営業はかなり少ないが、飲食店はどこも客がいっぱいいて酒飲んでいる様子が、コロナ通風で開けっ放しの店先から丸見えで、結構な繁盛であった。たぶん、野毛はもっとにぎわっているだろう。
 明日から禁酒法時代並みになるから今日は飲むぞ~、なんて若者が多いようだが、さて店はどうするのだろうか。闇酒場なんてのが流行して、アルカポネのようなヤーさんが、ひと稼ぎするだろうか。




 その裏通りの風俗街は、明かりは煌々としているが、人通りはほとんどない。呼び込みの男たちがこちらをみて、お義理のように声かけて来る「写真だけでも見てってくださいよ」と。

 最寄り商店街の横浜橋商店街は、アーケードがやけに明るいばかりで、ほとんどの店が閉まっていた。これは日常的に夜はそうなのだろう。
 ところで、神奈川県ももうすぐ「きん宣」になるに違いない。困ったもんだ、だれも遊んでくれない世の中になっちまった、生きてるかいがないよなア。
 とにかく人間がコロナ感染の原因だから、この先にやれることは、人間の会話とかくしゃみ・せきとか飲食も呼吸も禁止するしかありませんんね、そうすればイベントだって飲み屋だって営業可能でしょ。
(20210424記)

2021/04/19

1562【スマホ事始その4】平素はPCで十分、スマホは緊急時用か、面白い利用料0円化ゲーム

●参照:スマホ事始め譚その1その2その3その4その5

●スマホ概略分ったがPCで十分だ

 スマートフォン(スマホ)を買って今日で78日、単なる電話機だったのがパソコンに近づいてきて、その正体を次第にわかってきた。
 マニュアルを読む気がないし、そばに指南役の若い者もいないから、暇つぶしにあちこちいじっていると、次第にわかってくるものだ。
 いや、全容を知らないから、どれほどのことが分かったかさえも分からない。PCにできることはスマホにもできるらし、とわかったのがここまでの覚束ない成果だろう。

 最初に登場する画面のアイコン(16個もある)をでたらめに押して、それがなんであるか確かめる作業が、延々と続くのだが、いったんそれがなんであるか分っても、次々と忘れるからいつまでも同じことをやっている。
 無限地獄というか、無限ヒマツブシでヒマな年より向きである。ただし、いつのまにか変なサイトに転落するかもしれない。まさに落転スマホである。

 10日ほど前、電話番号の重複登録を削除整理をしようといじっていて、うっかり電話を掛けてしまい、呼び出し音が鳴りだして慌てた。すぐに切ろうと思えど、切り方がかわからない、おろおろ。
 あちこち押しているうちに相手の声が聞こえてきた。やむをえず話したのだが、久しぶりに幼なじみの声を聴き、それはそれでよかった。まあ、その程度のレベルである。

 うちのスマホの成長具合(正確には持ち主のわたしの成長具合)は、遅々としているのか速いのかわからない。
 初めの40日くらいの間は、使用機能は時計電話だけだった。60日くらいで写真裸淫(LINE)が加わった。
 いまではGメールフェイスバカ(facebook)が加わった。これだけできれば上等上等、もうこれでよろしい。

 裸淫については、友人からの催促があって新規アカウントを取得したが、Gメールとフェイスバカをセットした記憶がないから、スマホの奴が勝手にやったらしい。
 どうもPCにあるアカウントを、電話番号が同じなら勝手に持ってくるらしい。ケシカラン、大きなお世話だ。

 でも、これをスマホでは要らないからと抹消すると、PCのほうも抹消なるかもしれないので、それもできない。現実にはGメールもフェイスバカもPCでやるから無駄なことである。まあ、どこか何かの外出先で観る必要が起きるかもしれない。

●外出先での万一のためのスマホ

 この外出先でで必要な事態が起きるかもしれないというのが、わたしがスマホというか携帯電話機を持つ最大にしてほぼ唯一の理由である。そう、わたしが徘徊中に事故に遭うなんてのがいちばん可能性が高いだろう。4年前に自転車で転んで大怪我したみたいに、。

 だが、スマホのSNSも電話もこちらから積極的に書き込みや発信を、ほとんどやっていない。それらは全部PCでやっている。だって、スマホ画面キイボードの小さい文字打ち込みって、バカみたいに手間がかかるんだもん。

 その手間の代わりに音声でインプット可能だと知って、これは便利と喜んだ。検索の単語くらいならともかく便利である。地図の場所とか電話の相手とかの検索は便利である。
 問題は、しゃべり言葉で文章を入力すると、ニュアンスが伝わらない冗談もそのまま文字になって、危険なことだ。

 ということで、今のところはスマホよりもPCのほうがはるかに使いやすいし、スマホでなくては困ることはないのが実情である。PCだけでこれまで通りに生きてゆけるので、万一の時のためのスマホである。

 しかし、そのうちに何か大好きなアプリを発見するかもしれないという楽しみもあることはある。それは多分、徘徊に使うグーグルマップであろう。これはタブレットでできなくはないが、スマホが良さそうだ。だが、このご時世だから近所しか歩いていないから、地図は不要だ。

●スマホ料金無料化ゲーム

 このスマホでゲーム気分でやっていることは、利用料金無料化への努力である。
 なにしろ最初の1年間はタダ、そこから先でも1GB未満タダ、という宣伝につられて買った落転スマホである。それが最初の月(2月)935円とられてびっくりした。
 その料金の詳細が分かるようになったのは、買って40日くらい経ってからである。内訳はマカフィーモバイルセキュリティ200円、スマホ交換保証650円、消費税85円であった。

 そこでマカフィーナントカとスマホ保証の契約を解除すれば、正真正銘のタダになるとわかった。あちこちいじって解除方法を探したら、3月半ばになってスマホ保証のほうは見つかって解除した。もう一つのマカフィーナントカはなかなか見つからなくて、4月になってようやく見つけて解除した。

 さあ、これで3月分の料金請求はどうなるか楽しみだったが、数日前にやっとわかった。432円とある。内訳は、スマホ交換保証125円、マカフィーナントカ200円、通話料60円、消費税38円とある。
 交換保証は650円の日割り計算だろう。マカフィーも日割りで来月はゼロに近いだろう。通話料60円がなんだかわからない。友人にうっかりかけた電話料金かしら。ふむ、本当の無料は4月分、いや5月分からだな。

 実は今のところは「月額プラン料金1年間無料」サービス期間中で、本当なら毎月2980円が来年1月までは0円である。そして、来年2月からは楽天回線でのデータ使用量1GBまでならば月額無料、5GBまでは月額980円になるのである。

 つまり、来年2月からは1GB超えないように努力すれば、ようやく本当の無料に到達することになるらしいのだ。ところが今月の楽天回線利用容量は、20日時点でもう0.92GBに達している。うーむ、1GB以下にするには、使わないように頑張らねばなるまい。このゲームの先はまだ長い。 


モバイルWi-Fiルターと落転スマートフォン

 そこでこの無料化ゲームの秘策としてつい最近やったことは、スマホをうちにあるPC用のモバイルWi-Fiにつなぐことである。これは弟に、その方法を息子に教えてもらった。
 これをやると、パケット通信という大きな容量の利用料金がスマホ側ではなくてWi-Fi側になるそうだ。ときどきシステム更新せよとかで大容量がながれてくる。これらの利用料金が、定額Wi-Fiに移ればスマホ利用量が少なくて済む。

 ということで、スマホでゲームをやるのは別にゲームアプリがあるらしいが、そちらには全く興味がないので、勝手に利用料金無料化ゲームを続けることにする。
 要するにスマホを使わないというスマホゲームをやるのである。(20210419記) 

●参照:スマホ事始め譚その1その2その3その4その5

2021/04/17

1561【コロナの春行く】願わくは緑の木陰に夏死なむその皐月の望月のコロナ


故郷の街(高梁盆地)に住む高校同期生からメールが来た。その便りの中になかに、同期のある女性の息子が母校の高校の校長になったという、おめでたい知らせがある。
 一瞬脳裡に浮んだのは、自分が生徒の頃の年取った校長の顔であり、そんな年寄りの息子がいるのか、すぐに思い返して、そんな年寄りの子がいてあたりまえの歳になったと気が付いた。よくまあここまで生きたものだ。

 そしてまた、同期生男女5人で野外宴会をやって楽しかったと写真もついている。懐かしい顔ぶれであり、もちろん息子に校長がいておかしくない容貌だ。
 今どき宴会なんて、羨ましいことだ。それなりにコロナに注意してやったとあり、そうか、あの小さな静かな盆地も興中の災禍にあるのだと気が付いた。

 そこで故郷にはいったいどれほどのコロナ感染者がいるのだろうかと、高梁市のウェブサイトで調べてみた。
 盆地での状況はわからないが、高梁市域内の数字はあった。これまでのコロナ感染者数の累計は、15人である。桁が違うと見直したが、去年7月以来ぽつりぽつりと発生の様子。


高梁市内の新型コロナウィルス感染者数
(市のウエブサイトより、元号記述を西暦に修正)
 こちら横浜市では毎日何十人も発生する。現在は累計約22000人で、高梁市の1470倍の感染者数とはすごい。
 人口の差かと思ったが、それは横浜(372万5千人)が高梁(3万2千人)の116倍だから、人口は言い訳にならない。なんとも申し訳ない気分である。

 故郷便りの添付ファイルに、高梁盆地の俯瞰写真がある。緑の丘陵に包まれた街は、盆というよりも深皿で、グラタン皿のごとくに楕円形だ。この盆地の中に1万人ほどが住んでいる。市域は合併を重ねてこの盆地の100倍もあろうかという広大さである。


高梁盆地を南西から俯瞰(撮影kawakami)

 この盆地の中に行政人口の3分の1近くの1万人ほどが住んでいる。興味深いことに、この1万人ほどという盆地内人口は、近世末期からあまり変わらないということである。

 比較のためにわたしが住む横浜都心の俯瞰写真を観よう。この建物群の混雑度を見て、コロナ3密を思い出さざるを得ない。これでは故郷の1500倍もコロナ感染者が多いのも無理はない。


山手から横浜都心俯瞰

 つまり故郷のコロナ感染度合いは、横浜よりも1500分の1も薄いのである。それならコロナなんて恐れる必要がなさそうに思ってしまう。が、どうなんだろうか。それでも何かの機会で誰か住民がコロナに狙われて、いわゆるクラスターが起きると、とたんに大変になるのだろうなア。

 今日から横浜市はマンボウ、いや「まん坊」、いや「まん防」がやってきた。そう、特措法による「まん延防止重点措置を行うべき区域」、略して「まん防」に指定されて、いろいろと規制が始まるらしい。わたし個人はその規制になんの関係もないから平気である。マンボウでもクジラでもやってこいである。

 そう、「まん防」の上にはクジラならぬ「きん宣」が待っている。例の「緊急事態措置宣言区域」略して「緊宣」、「まん防」指定やっても効果がなくて感染増加なら、つぎはさらに規制厳しい「緊宣」指定である。

 その「まん防」になってしまった横浜の都心部に住んでいるのだが、今日たまたま用事があって近所の横浜球場の横を通り過ぎたら、野球の試合でもあるらしく超大勢の人々が押しかけている。「まん防」なんて知ったことかの3密ぶり、内部はもっとすごいのだろう、これじゃあ早急に「緊宣」格上げは近いな。


野球競技があるらしい「まん防」の横浜球場

 どうやらコロナ大戦は当分やむことなさそうだ。もうコロナ軍に本土上陸されてしまったし、全国主要都市はコロナ襲中である。
 これに対抗するには、防空頭巾に代わるマスクをつけて、竹槍に代わる消毒液を手に塗って、防空壕に代わる空中コンクリ陋屋に逃げ込むしかない。

 唯一の反撃兵器はワクチンらしいが、科学先進国日本はいつの間にか後進国になっていてそれを作る能力がないらしい。輸入しかないけどその争奪戦にも負けてしまった。それでもオリパラ返上といわないで準備するその世界の人々って、なんとも凄いもんである。

 わたしにワクチン接種順番が来るのは、横浜市のウエブサイトを探したら、2~3か月以上も先らしい。5歳刻みで高齢者から順番で、その最初の80歳以上というひとくくりにされてしまったわたしの年齢、なんだか悲しいような、もったいないような、申し訳ないような複雑な気持ちである。

 ま、なるようにしかならないし、先が短い年寄りがオロオロしてもしょうがない、ここは未来がある若い人たちを優先してワクチン接種し、しっかり生き延びてください。
 年寄りはあとからゆっくりでいいですよ。どうせ短い命ですから、ワクチン前に死んでも後悔はしませんからね。

 ところが、コロナ大戦が終わると戦後処理の時代がやってくる。コロナ対策やオリパラで抱えこんだ未来からの大借金が待ち受ける未来である。
 その返済のためには、少なくとも今の震災復興税にコロナ復興税が重なるのでしょうね。ほかにも増税ああるだろうな。
 アジア太平洋戦争の戦後処理時代に空腹を抱えたわたしたちの世代、あの悲惨な戦争直後の体験をまたもやしたくないなあ、うん、そうだ、ピンピンコロナ待望するかなア、、。

 なんてオロオロ考える日々を送っておるところに、こんどはマンボウが来てますます知人も息子も遊んでくれないなあ、
 まあ、脚だけは丈夫な私は孤独徘徊花見シーズンが終わり、今や緑陰シーズン到来、木陰で缶ビールを孤独に飲みましょう。いまや「花の下にて春死なむ」がおわり、「願わくは緑の木陰に夏死なむその皐月の望月のコロナ」になってしまう。

 故郷とのコロナ落差の大きさに、戸惑うばかりである。(20210417記)

2021/04/12

1560【コロナ爺典:まん坊】まん防とは蔓延防止のことなのかマン濃厚接触防止かと思った

  3月末だったか新聞一面トップにでかい字で「まん防」なる言葉が登場、周りの見出しから察するにコロナ緊急事態宣言に次ぐ規制をおこなう法律用語らしい。

 ピンときた。そうか、ついにとうとう「そこ」まで来たか、「そこ」とは、マンだから人間とくに男に濃厚接触することを防止するのか、いやもっと人類共通の人と人が互いに濃密濃厚密着接触して行うアノ行為までもいまや防止か、そうかそうか、次は「マン禁」だな。
 十分にありうることと思ったが、もちろん大違い、ふふん。

 記事を読むと特措法に基づく「まん延防止等重点措置」を縮めて「まん防」というのあった。なるほど、緊急事態宣言なんて長たらしいよりも口にしやすくてよろしい。
 ようやくに法律つくる役人も、国民の身に危険が及ぶのだからその用語普及に考えが及ぶようになったか。どうせなら「まん重」とか「まん措」のほうが、わたしのような変な誤解まねかぬ感もある、いや、おなじか。

 ところが4月1日からその「まん防」めでたく開始なのに、「まん防」なる言葉がニュースににいっこうに登場しない。法律の通りに長たらしく「まん延防止等重点措置」と書いている。わたしはTVを観ないから、そちらはどうなのか知らない。

 どうしたんだとネットで調べたら、「まん防」ってちょっと語感がユルメでおふざけ感があり、緊張がなくなるのとかって、TV番組でそんなこと言った人がいるらしい。で、言わないようにと政府筋からの発言もあったとか。なんだよ、海で泳ぐマンボウが聞いたら名誉棄損だと怒るぞ。

 でもそんなことでこの覚えやすい言葉をさっさと捨てる世の中っておかしい。いちいち「まん延防止等重点措置」なんて誰も言わないから覚えないし、そのうち気にしなくなるぞ。
 「まん防」のほうが、次は「まん禁」だ、なんて連想するから緊張感を保つことができるってもんでしょう。

 そうだ、それなら「まん防宣言」といったらどうですか、緊張感出るでしょう。そもそも緊急事態宣言とは言っても、「まん延防止等重点措置宣言」といわないは、なぜなんだろうか。
 宣言という重厚感用語のあるなしで、感染ひっ迫度に差をつけたのだろうか。

 「緊急事態宣言」も同様で、もともと法には「新型インフルエンザ等緊急事態宣言」とあるから、これでも略したほうとしても、「緊事」とか「緊宣」とかって言えば覚えやすく口にするでしょうにねえ。
 これもいまではちっとも緊張感がない有様、ま、宣言といったとたんに、宣言する人物の権威とか信頼性によるからね、いっそのこと天皇が「朕思うに・・」って宣言したら効果あったか、。

 そういえばコロナ用語はなぜか略語にしない。「スマートフォン」なんて簡単な言葉でも「スマホ」と略すのに、「ソーシャルディスタンシング」なんて、いまだに「ソーデス」なんて言わないのはなぜか、あるいは日本語の「疎開」を使わないのも不思議である。わたしは「開間」という新語を提案しているのだが。

 さて「まん延防止等重点措置」の区域の指定は、次第に拡大する傾向のようだ。「まん禁」に格上げするときが今に来るだろうなあ。でも「蔓延」を「まん延」と混ぜ書きするのが何とも気になる。(20210412記)

 参照:コロナ大戦おろおろ日録

2021/04/11

1559 【コロナ爺典:ワクチン】先の無い老人は後回しでよろし、未来のある若者優先接種をどうぞ

●昔もあったワクチン

 小学生か中学生かわすれたが少年時のあるいっとき、BCGとかツベルクリンで腕が痛いとかよく話していた記憶がある。これは当時の大流行だった結核予防策のことだ。
 このBCGが今評判のワクチンであったと、ネットで調べて知ったのはたった今である。

 しかし、わたしはこのBCGワクチン接種をした記憶がないのは、その前に行うツベルクリン反応が陽性だったので、接種を免れたのだろう。ツベルクリンを2回注射した記憶ある。
 それ以来の超久しぶりに身に迫るものとしてワクチンなる言葉を聞く世の中である。

●露呈した医療後進国日本

 日本は科学技術先進国になったと聞いていたが、ここにきて分かったのは、ワクチンについては輸入に頼るしかないという事実である。
 そのワクチンなるものを、日本国内では生産能力がない、開発能力もないということらしいのが不思議である。USA、UK,フランス、チャイナ、ロシア産ワクチンはあるが、日本産が無いという科学技術後進国ぶりはどうしたのだろうか。

 いつ来るか分からないパンデミックに備えるよりも、目先のことばかり追いかける科学技術途上国になっているのだろうか。
 現在は世界各国でワクチン接種が進んでいるようだが、当然に生産国が優位にあるだろう。日本ではようやく接種が始まったばかりらしい。つまりワクチン輸入戦略に日本は後れを取った、ワクチン争奪戦争に負けたらしい。どうもなにかがおかしい。

 あのUSAトランプ政権でさえ、コロナワクチン開発に1兆円を投じたが、日本では100億円というその100分の1であると、今日の朝日新聞朝刊記事がある。
 これはなんとも情けないが、考えようによっては、1兆円も投じたのに世界一番のコロナ王国になったとすれば、それと比較するとそこそこの感染日本はうまくやったと、と負け惜しみを言うのかしら。

●老人を後回しでよろしい

 ところでその輸入がなかなか円滑ではないらしく、だれでもすぐさま接種に至らない。遅くて少ない輸入ペースなので、優先順位をつけて接種していくらしい。
 だが優先順位のつけ方が難しい。金持ちエリート層が優先になるではあるまいなあ、昔々、結核の特効薬ストレプトマイシン投与で、そんなことがあった記憶がある。

 輸入コロナワクチンを現在は医療従事者に優先接種しているようであるが、それはよく分かる。しかし、その次は老人を優先するらしいが、それがどうも分らない。
 わたしが老人だからあえて言うが、先が短い老人に優先接種するのは、先が長い若者への接種と比べて、コストパーフォーマンスが悪いと思う。というと経済効率判断のように聞こえが悪いが、社会的判断としてもコスパが悪い。

 老い先が短かく、外出や交友機会がすくなく、家族も少ない老人よりも、これから先が長い若者、外に出る機会の多い働き盛り、多くの家族持ちたちを優先すれば、それだけ感染機会が減少する効率が高いだろうと思う。

 広島県に住む同年の後期高齢者の友人は、昨日(20210410)の時点で、コロナワクチン接種予定日が6月6日になっているとのこと、だが、神奈川県のわたしには何にもそれらしい通知はもちろん新聞ニュースさえもない。
 もしかしたら神奈川県では若者優先接種かもしれない。それなら結構なことである。

 こんなことしているうちに、ワクチン接種階級と非接種階級の差別が起きて来るだろう。
 ホテル、レストラン、電車、バス、公園などは、場所別あるいは時間別に利用指定される。非接種階級は現金使用禁止になる。
 う~む、非接種ライブズマターだな。

●コロナ大戦後に生きる者たち

 ところで、老人のわたしがワクチン後回しでよいという理由には、実は大きな汚いかもしれない打算があるのだ。
 このコロナ戦争を生き抜いても、その戦後に待ち受けるのは巨大な借金なのだ。
 コロナ戦争がいつまで続くの変わらないから、その対策のために政府が国債として未来から借りる大金がいくらになるのか見当もつかないが、なんにしても長大借金になるに違いない。

 それを未来に生きる国民たちは返済をしなければならない。東日本震災復興税を10年後の今も負担しているが、それに加えてコロナ復興税が加わるに違いない。
 少ない年金からさらに高率課税天引きされるに違いない未来、未来老人の戦争直後の悲惨な生活体験は、この前の大戦直後でもうこりごりである。その前におさらばしたい。

 ここは未来をしっかりと長生きすることができる今の若者たちに、巨額借金返済を優先的に譲りたいのである。そう、老人の謙譲の美徳ではないのである。

  未来から借りた巨額借金あり生き残らせよ未来ある人

  コロナから生き残りても大借金まだまだ続く金窮事態

 ということで、コロナ救急治療ワクチン接種を若者優先で、というワクチン接種トリアージュ提案である。どうぞよろしくお願いします。(2021/04/11記)

参照:コロナ大戦おろおろ日録

2021/04/10

1558 【コロナ爺典:プラジャングル】飛沫対策透明プラ類はコロナ後に膨大廃棄か備蓄保存か対策は?

   


近頃は区役所やら郵便局やら店舗やらに入ると、あちらもちらも透明な板や幕だらけである。飛沫感染防止対策だそうだ。これの設置が法令により強要されているらしい。
 飛沫とはコロナウィルス含みの人間の唾、鼻水、涙、目くそ鼻くそ屁などの、微細排泄物であろう。

 空中を流れ浮遊する人間発の飛沫を受け止め富裕を遮る装置が透明板や幕で、人間への感染を防止するらしい。その透明幕や板には、ウィルス吸着能力があるのか、あるいはウィルスを殺す能力があるのかしら、それとも単なる遮蔽物なのか。
 遮蔽物にしては隙間だらけである。時には幕をめくり上げて店員と客が話している。よいのか。

 ということは、そんなことしなければならないほどに、一般的には空中には誰か分からない他人の排せつ物が飛沫となって飛び交っており、それを誰かが吸っているのであったか。う~む、なんだか汚いなア。
 大勢の人が集まって声を出すイベント会場なんて、実はものすごい唾や鼻水だらけの空気なんだ、う~むキタナイ、あ、面と向かって話すのも、実は汚いのかあ、どうしよう。

 コロナであろうとなかろうと、それを考えるとぞっとするなあ。
 いやいや、そんなところに出入りし、見も知らぬ他人も排せつ物をわが身に吸入しながらも、ここまでも長生きしてきたのだから、実はたいしたことないのか、もしかしたら多様な他人の飛沫を吸って、何らかの免疫を日常的につけているのかな、でもなあ、、。

 その透明遮蔽物の材料はガラスではなくて、プラスチックであるらしい。
 ネット検索すると飛沫防止対策板を売る広告でが、アクリル板、ビニルシートなど実にたくさん登場、段ボール製品もあるから、透明じゃなくてもよいらしい。
 今が稼ぎ時とて、あれやこれやと飛沫対策の工夫をした付加価値のある透明板やらカーテンが登場しているのが、なんだかおかしい。

 プラスチックも段ボールも燃えるものだろうが、こうも流行してよいのか。
 火災になるとこれらが避難の邪魔になったり、燃えて人体に巻き付いたりすると、コロナどころじゃない騒ぎになる。それとも燃えないプラスチックや段ボールができたのかしら。
 まあ、どこかで飛沫防止対策物で火災時にでも死者が出ると、使用規制するようになるのだろう。そのうちに鉄板にせよってことになるかな、透明な鉄板とか、。

 ところで、もしもうまくワクチンが効いて、コロナ一掃した日が来たならば、これらプラ類をどうするのだろうか。
 次のパンデミックのために備蓄するのだろうか、でも50年か100年も後の時代だもんなア、その頃は本当に透明鉄板が出るかもなア、いやいやインフルエンザは毎年やってるから、それにそなえるために常設備品となるか。

 まあ、そんなことはなくて、たぶん、一斉に廃棄物になるのだろう。あちこちに透明プラ板や幕が積まれたごみの山ができ、川も海も透明プラ堆積物で埋まるだろう。
 世は地球汚染の原因のひとつとてプラ製品規制の方向であり、プラ製買い物袋を有料にしたくらいに身近な政策になりつつある。
 それなのに真反対の方向にこうもプラ製品が流行し、しかも法令で設置強要とは、コロナパンデミックのせいにしても、何とも矛盾した世の中である。

 今のうちに飛沫防止対策プラ製品廃棄対策を立てておく必要があるだろうが、やってるのだろうか。
 いやいや、コロナがあろうとなかろうと、この遮蔽物はマスクとともに人間生活にとって不可欠ななものとして、定着するのだろうか。

 あのふわふわ揺れる透明カーテンジャングルに入ると、水中にいるごとくに視界がぼやけ、わが身こそが浮遊コロナになりたる心地して、いとをかし。

(20210410記)

2021/04/08

1557 【怪しいハイテク】キイボード一部欠落でゲーム感覚文章書きを面白がる

 PC外付けキーボードを買ってきた。無線式で実に簡単につながってビックリ安心。

 実はこの半年ばかり、いつも使うノートブックPCのX、C,V,Mキイが死んでいたのに、そのまま使ってきていた。
 当然のことに文字入力にちょっと困っていたが、「ちょっと」がつくのは、それなりに面白がってもいたからだ。

 Mの他は困ることはほとんどなかったが、Mの死でマ行音の文字が出ないのには弱った。そこでいろいろ工夫をして打ち込む。
 第1の方法は、M音文字を使わないことだ。漢字に関しては、その音や訓で言い換えてよびだすのだ。例えば「山」は「さん」、「様」は「よう」のように。

 だが「面」のように音にも訓にもM音が入ると困るのである。そうなると第2の方法として、IME手書きパッドに入力して当該漢字を呼び出すのであるが、これはけっこうめんどくさい。

 ひらがなに関しては、手紙類で文末に「ます」が頻出するのが困る。「致します」を「致す予定です」とか言い換えるが、限界がある。
 それには第3の方法として、「まみむめも」と書いたテキストファイルをデスクトップにおいておき、必要な字をコピーペーストするのである。なんだかばからしい。

 そんなことを何回もやっているとおかしなもので、自分が書いている文にもうすぐM音字が登場するぞと頭の中に警告のようなものが浮かんできて、言い換え準備するようになった。けっこうおもしろい。

 こんな文章書きキイボードゲームを面白がってもいたが、さすがに飽きたし辟易もしてきたので、外付けワイアレスキーボードを買ってきたら、ワイアレスマウスもついてきた。
 なんだか進歩したような気もするが、ひもでつないでいたペットを放し飼いにするようになって気分でもある。そう、絆がなくなったのである。  (20210408記)