2011/12/28

560核毒の森つくりが始まる

福島第1原発から出た核毒汚染物を、まとめて集めておく場所を決める手続きがようやく始まろうとしてきた。
 除染除染といってもしょせんは滅染ではないので、移動して集めるだけ、だからだんだんと毒が濃くなってくるばかりである。

 それら毒物質をあちこちに集めて置くわけにはいかない、どこかにまとめて集めて、毒が消えるまでおいておくしかないってことは、誰でも知っていることだ
 そして、その場所をどこにするかについても、ほぼ誰もが予想していることである。発生源の原発あたりに決まっている。

 ただ、誰もそれを言えないだけだ。いつまでも言わない、決めないってわけにはいかない。
 ようやくそれが動き出したらしい、

 細野環境相は28日、福島県の佐藤雄平知事や同県双葉郡の8町村長らと面会し、東京電力福島第一原子力発電所事故で放射性物質に汚染された同県内の土壌などを保管する中間貯蔵施設について、同郡内に国が建設することを正式に要請した。
 知事は受け入れに向けて地元の意向を尊重する姿勢を示した。町村長らが受け入れれば、今後、国は地元と建設場所を選定する。(中略)
 細野環境相は施設は1か所とし、同郡内に建設する理由に、▽推定の年間被曝(ひばく)線量が100ミリ・シーベルト超で除染を進めても住民の帰還が極めて困難な地域がある▽高線量で除染による大量の汚染土などが出る地域に近い――ことなどを挙げた。
 環境省が10月に示した工程表では、2013年度内に施設の基本設計や用地取得を終え、15年1月をめどに汚染土壌などの搬入を始める。
(2011年12月28日14時01分 読売新聞)

 どうもよくわからないことは、どうして当事者の東電が行かないのだろうか、ということだ。
 これでは事故は政府のせいになってしまっているが、それはおかしい。せめて社長が細野環境相とともに行動して、地域に対応するべきとおもう。

 原子力発電は国策だから後始末は政府がすべてやるんだというなら、これから以後、電気代はすべて税金にしてしまって、東電には収めません。
 この事故のために使っている税金からの支出は、東京電力が後で全部返してくれるんでしょうね。東電のためにわたしの税金を使うことは大反対です。

参照→核毒の森と海
http://sites.google.com/site/dandysworldg/kakudoku-woods

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