2010/04/01

256【横浜ご近所探検】横浜B級観光案内ガイドブック:関外

 横浜の昔からの都心は、関内と関外地区とされる。
 港があり、山下公園があり、中華街があり、馬車道があるのは関内である。つまり観光で有名なところはこちらである。

 では関外には何があるか。そうですねえ、伊勢佐木モールぐらいのもんでしょうか。でもここは、最後の百貨店の松坂屋は閉店したし、老舗の専門店は閉店していって、だんだんとチェーン店ばかりが増えてくる。この横浜いちばんの繁華街は、B級になってきた。

 伝統ある都心というけど、実は太平洋戦争の空襲で丸焼けにない、戦争が終わったら今度はアメリカ軍に占領されてしまって基地になり、1955年頃まではまったくどうしようもなかったから、実態は戦後の都心である。

 他の戦災都市と比較すると10年は遅れた戦後復興の涙ぐましい努力は、いまも街並みに見えている。わたしはその痕跡を探して、徘徊老人を続けている。
 関内と関外では、戦前・戦後の都市の痕跡がかなり違う。関内はある程度は戦前の伝統らしい痕跡が見えるのだが、関外では戦前の痕跡はほとんど見えない。

 わたしが面白いと思うのは、関内では中華街である。あそこはB級感が漂っていて好きである。そのほかは特に面白くもない。
 関外はどうかといえば、これは全体がマニア好みとしか言いようがない。どんなマニアか問われても困るのだが、総じてどこかB級感が漂っているところが面白いのだ。

 わたしはそのB級感覚を吹聴して、ときどき悪仲間を引率して関外ツアーをやっている。何度もやる内に、これはガイドブックがあればよいのにと思ったが、関内側のガイドはいっぱいあれど、関外は無いのだ。
 そこで自分で書いたのである。ちょっとマニアっぽく、、。

 詳しくは→「横浜B級ガイドブック・関外編」をどうぞ。
https://sites.google.com/site/matimorig2x/hama-b

0 件のコメント: