以前にこんなことをわたしのサイトに書いたことがある。
「う~む、今の世界遺産登録のうちの文化遺産の数は700件ぐらいかな、そういや、なんだか少ないなあ。だって文化ってのはその地域ごとにそれぞれ固有のものがあるんだな、それをあっちは登録に値するけどこっちは値しないなんて、地域文化に上下の差別つけちゃあいけないよ」
「そうそう、そもそも文化財は、市指定より県指定が上で、それより上が国指定で、もっと上等なのが世界文化遺産だなんて、だれが考えたんでしょうね。こうなりゃもうひとつ上の宇宙文化遺産ってのをつくって、その第1号登録はガガーリンのスプートニク、第2号は月にある人間の足跡ってのはどうです」
(裏長屋の世界遺産談義http://homepage2.nifty.com/datey/kama-sekaiisan.htm)
今朝(2011年11月27日)の朝日新聞にこんなことが載っている。
「人類が初めて月に降り立った米アポロ計画での着陸地点を「歴史的遺産」として立ち入り禁止にする指針を米航空宇宙局(NASA)が検討していることがわかった。(中略)
アポロ計画では、1969~72年に計6回、宇宙飛行士を乗せた宇宙船が月に着陸した。それ以降、人類は月に行っていない。朝日新聞が入手した指針案では、着陸地点や月面の機器類を「歴史的・科学的にかけがえのない遺産」と位置づけている」
これってまさに宇宙遺産のような話だなあ。
日本に関する宇宙遺産はなにがあるのだろうかねえ、小惑星「イトカワ」にある「はやぶさ」の痕跡かしら。
無理を通して富士山とか鎌倉とか世界遺産にしようなんて言わないで、宇宙遺産を目指してはいかがでしょうか、文化庁さん。
あ、今日は鎌倉で世界遺産に関する市民ワークショップがあるんだ、余計なこといってさげすまれてははいけないな、気をつける。
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